◆誰も知らないマイナー戦法まとめ5「りょうの流相振りアヒル」「りょうの流対居飛車左玉」「GAVA流 新相掛かり△３二銀 新メイドシステム」「GAVA流 新xaby角 鏡の左早繰り銀」

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----------------------------------------- 誰も知らないマイナー戦法まとめPart1はこちら。 togetter.com/li/1390474 -----------------------------------------

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----------------------------------------- 誰も知らないマイナー戦法まとめPart2はこちら。 togetter.com/li/1448637 -----------------------------------------

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----------------------------------------- 誰も知らないマイナー戦法まとめPart3はこちら。 togetter.com/li/1508132 -----------------------------------------

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----------------------------------------- 誰も知らないマイナー戦法まとめPart4はこちら。 togetter.com/li/1524942 -----------------------------------------

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・誰も知らないマイナー戦法「相振りアヒル」 今回紹介するのは あの誰もが知っているマイナー囲い「アヒル囲い」です。 …が、皆さんがご存じなのは 対居飛車で使う 下記の画像のようなアヒル囲いでしょう。 局面的にはやや劣勢を覚悟し 自陣への駒打ちの少なさを生かして 無理攻めを狙う奇襲戦法。 pic.twitter.com/wayF0KbGTj

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この度は 2006年に将棋サイト『りょうのの将棋部屋』で 紹介されていた りょうの氏考案の 「攻めが確実にある相振り飛車でアヒル囲いを使う」という 棋理にも適った戦法です。 この戦法、思いの外優秀で あまり教えたくなかったのですが… 誰も知られないまま消えていくのは勿体ないと思い紹介。 pic.twitter.com/0f1EHfwWnu

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初手からの指し手 ▲７六歩 △３四歩 ▲７五歩 △４四歩 ▲７八飛 △４二飛 ▲７四歩(第１図) 本戦法は先手の戦法 後手の振り飛車を確認してから いきなり▲７四歩！ これで先手は歩を手持ちにします。 pic.twitter.com/5JeKZzXM8Y

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第１図からの指し手 △同歩 ▲同飛 △８二銀 ▲６八銀 △７三歩 ▲７六飛(第２図) 後手は△８二銀～△７三歩で先手の飛車を追い返します。 先手は▲７六飛と浮き、よくある形になりましたが…。 pic.twitter.com/QEafhzBhEK

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第２図からの指し手 △３二銀 ▲４八銀 △５二金左 ▲３八金！(第３図) 先手は▲４八銀～▲３八金！として 次に▲４九玉～▲３九玉の金美濃囲いを狙って…はいません。 先手が狙っている囲いとは…？ pic.twitter.com/EZ8n4CczG6

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第３図からの指し手 △６二玉 ▲９六歩 △７二玉 ▲９五歩 △６二金上 ▲５八玉 △３三角 ▲７九金！(第４図) 先手が狙っていたのは アヒル囲いだったのです！ 相居飛車では仕掛けを作るために 飛車を左右に動かし無理気味に手を作りますが 本戦法は７筋の歩を持っているので 攻めに困りません pic.twitter.com/oBYi5ptM8h

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第４図からの指し手 △４三銀 ▲６六角 △２二飛 ▲７七桂 △２四歩(第５図) このあたり先手には待つ手もあるのですが 基本的な攻め筋を今回は紹介。 それがこの▲６六角～▲７七桂の攻撃陣。 駒の打ち込みに強いアヒル囲いを十二分に生かした攻撃陣です。 pic.twitter.com/3FZyaJwSDO

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第５図からの指し手 ▲８五桂！ △２五歩 ▲９四歩 △同歩 ▲９三歩！(第６図) 先手には相振り飛車なので ▲８五桂～▲９四歩の攻めが確実にあります ここから駒を相手に渡しても アヒル囲いは自陣に駒を打たれる隙がないため 通常の相振り戦よりも反動を気にせず 攻める事ができます。 pic.twitter.com/ueXk1gnOYe

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第６図からの指し手 △同香 ▲同桂成 △同銀 ▲同角成！ △同桂 ▲９四香 △９二歩 ▲９六飛！(結果図) 先手は角を切り捨て 端を一気に突破してしまいました。 次に▲９三香成の突破が厳しく 後手は貰った角桂を先手陣へ打ち込んで反撃したくとも アヒル囲いのため駒を打ち込む隙がありません pic.twitter.com/jDKht6dmcO

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これが2006年にりょうの氏が考案した オリジナル戦法『相振りアヒル戦法』でした。 通常のアヒル囲いだと伸ばした２筋に隙があり △２六香などで２筋を攻められますが 本戦法はそもそもそんな隙はありません。 攻め好きな石田流党・アヒル党の方は 一度お試しあれ。 pic.twitter.com/Jxt3JGnXZy

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・誰も知らないマイナー戦法「りょうの流対居飛車左玉」 左玉戦法といえば 振り飛車相手に、 右玉風に左へ玉を囲う「高田流左玉」が浮かぶだろう 今回は対居飛車相手に 左玉に組み、左辺から入玉を目指す 2006年に将棋サイト『りょうのの将棋部屋』で 紹介されていた りょうの氏考案の戦法を紹介。 pic.twitter.com/rf1kj0BmHs

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初手からの指し手 ▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △８四歩 ▲７八銀 △６二銀 ▲６七銀 △５四歩 ▲５六歩 △５二金右 ▲４八銀 △４二銀 ▲５七銀(第１図) 本戦法は先手の戦法。 まずは角道を止めて二枚銀の形を作ります。 pic.twitter.com/nFsh4MsK3F

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第１図からの指し手 △８五歩 ▲７七角 △３三銀 ▲８八飛 △３一角 ▲６五歩！(第２図) 二枚銀の形から向かい飛車にして ▲６五歩！ この位が急所で ここから先手は左辺に玉を囲うための城壁を築きます。 pic.twitter.com/ATeDImOTwY

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第２図からの指し手 △４二玉 ▲６六銀右 △３二玉 ▲７五歩！(第３図) 先手は▲６五歩～▲６六銀右～▲７五歩と モリモリ盛り上がっていきます。 この▲７五歩が第二のポイントで この位が取れれば左玉戦法を狙う事ができるのです。 pic.twitter.com/y7TB9C3f7W

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第３図からの指し手 △６四歩 ▲同歩 △５三銀 ▲７六銀 △６四銀 ▲６五歩 △５三銀(第４図) 先手は▲７六銀型を作り 後手の銀を追い返します。 この７六・６六の二枚銀が 対居飛車左玉戦法の大事な囲いの駒なのです。 pic.twitter.com/meH2spi19G

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第４図からの指し手 ▲７八金 △２二玉 ▲８六歩 △同歩 ▲同角(第５図) ▲７八金と上がり ▲８六歩～▲同角と お次は左辺を広くしておきましょう。 pic.twitter.com/a9tIA61Spy

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第５図からの指し手 △４四歩 ▲６八角 △８三歩 ▲３六歩 △３二金 ▲４六角！(第６図) 先手の▲６八角の飛交換には △８三歩と拒否します。 先手は▲３六歩～▲４六角と構え 次に▲７四歩を見せます。 pic.twitter.com/SULPgv1l7o

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第６図からの指し手 △６三金 ▲６七金 △４五歩 ▲２八角 △４四銀右 ▲５八金(第７図) 先手は▲２八角とこちらに引いて 左辺の入玉狙いの大砲を用意 右金は▲５八金が良く ▲３八金だと遊びがちになるようです。 pic.twitter.com/61hmQSjDAd

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第７図からの指し手 △１四歩 ▲１六歩 △８四歩 ▲７七桂 △９四歩 ▲９六歩 △１二香 ▲６八玉 △１一玉 ▲８九飛(結果図) 結果図から次に▲７八玉となれば… なんということでしょう 気がつけば入玉布陣の対居飛車左玉戦法が完成しました。 これがりょうの氏考案の『対居飛車左玉戦法』です。 pic.twitter.com/6Qns0f9Yuw

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ここからの攻め筋は色々あるのですが 今回はその存在を知ってもらう事が目的ですので 詳しい解説はいずれブログの記事でしっかりとさせていただきます。 2006年に りょうの氏のサイトを拝見させて頂いたのですが 相振りアヒル・対居飛車左玉といい その序盤センスは脱帽ものです。