「輪るピングドラム」僕の桃のカンヅメS。

幾原邦彦さん監督によるTVアニメーション「輪るピングドラム」。アニメ、小説、ムック等「輪るピングドラム」関連ツィートの整理用、感想ツィートの「カンヅメ」その3です。 第9話までの感想はこちら。 → http://togetter.com/li/162396 第18話までの感想はこちら。 続きを読む
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枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」24話。ちいさな家で三人で生きてきた。みんなが違う家からやってきた、キラキラとしたお人形の家ような家の中の、まるでおままごとのような時間。けれどしあわせなこともつらかったことも確かにあった時間。夢のような時間の、兄妹の物語幕が、降りる。

2011-12-24 07:25:22
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム24話。選ばれた者が「幸福」を与え、大多数が消費する。そうしてまわる世界は無限には続かない。選ばれた者も大多数と同じ、有限なのだ。大きな円環でなくても伸ばした手と手の間に、繋いだ手と手の間にもそれはある。何者にもなれなくても、小さな輪の間に「しあわせ」はあるのだ。

2011-12-24 07:26:15
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム24話。高倉兄妹の元にやってきたペンギン達は、黒ウサギや帽子のように、一度は世界の外へ行った陽毬が残したものだったのかもしれない。が自分を讃える存在を、彼女が誰かに力を貸せる形態を選んだように、3人の家族であることが陽毬にとって何より大切なことだったのだろう。

2011-12-24 07:26:53
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム24話。実はエスメラルダは真砂子の分身ではなくおそらくは一度世界の外へ行ったマリオの姉への想い、若しくは姉の想いを叶えたい想いが形になったものだったのかもしれない。誰にも見えず、誰にも邪魔されない「彼ら」が共に歩いてゆくあの風景はたぶん、ハッピーエンドのかたちだ。

2011-12-24 07:27:45
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム24話。彼女の元に彼らからの言葉が届く。それは男と女の間で交わされるものや、守る者と守られる者の間で交わされるもののように大仰な、あるいは広い世界へ届くような平坦なものでない。それは家族から家族へのシンプルな言葉。いとおしさに満ちた、言葉だ。

2011-12-24 07:30:23