社会学における「(社会的)相互作用」なる概念について

よくつかわれるけどよくわからない言葉、相互作用についてみんながあれこれ語ります。
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山本貴光 @yakumoizuru

1856 Emerson Eng. Traits, Lit. Wks. (Bohn) II. 115 The two+styles of mind+are ever in counterpoise, interacting mutually.

2010-05-17 12:16:45
山本貴光 @yakumoizuru

1871 Tyndall Fragm. Sc. (1879) II. vi. 83 The grain and the substances which surround it interact.

2010-05-17 12:17:12
山本貴光 @yakumoizuru

1967 M. Argyle Psychol. Interpersonal Behaviour viii. 144 Children and adolescents are very limited in their social techniques, ...

2010-05-17 12:17:43
山本貴光 @yakumoizuru

... and may be able to interact with other children, and parents, but not with other adults...

2010-05-17 12:17:56
山本貴光 @yakumoizuru

...Most mental patients apart from schizophrenics are able to interact, but are much less successful in forming permanent relationships.

2010-05-17 12:17:59
山本貴光 @yakumoizuru

1972 Jrnl. Social Psychol. LXXXVII. 7 Very few Ss [sc. subjects] left their chair in order to interact with E [sc. the examiner];

2010-05-17 12:18:22
縮限 @contractio

(今日も八雲さんを酷使した\(^o^)/!)

2010-05-17 12:21:36
山本貴光 @yakumoizuru

例によって、GoogleBooksで、interactを検索。ただし、書物の発行年を、「1750年以前」と限定してみました。 http://bit.ly/czB0WZ

2010-05-17 12:24:12
山本貴光 @yakumoizuru

interactは、その後(?)、物理学における物質の相互作用の考え方や、心身問題、認知科学の領域でも使われるようになり、さらにはコンピュータについても使われるわけですね。ゲームの領域では、クリス・クロフォードが『インタラクティブデザイン論』という本を書いたりしています。

2010-05-17 12:38:45
山本貴光 @yakumoizuru

同書でのクリフォードの議論は、対話の喩えでinteractionを押さえておりました。邦訳書では、インタラクティブ、インタラクティビティ、インタラクションなど、全てカタカナに音写。

2010-05-17 12:40:30
縮限 @contractio

@yakumoizuru 八雲さん、どうもありがとうございました。/ いただいた用例をみながら考えてみますると。

2010-05-17 13:11:07
縮限 @contractio

やはり次のようなことはいえそうです: [Q1] 「interaction に「社会的」という修飾を付けたくなる理由は?」という問に対しては、ミニマムには、

2010-05-17 13:12:02
縮限 @contractio

[A1] 「物理学における「action/reaction/interaction」のような概念セットのもとでの語用と区別したいからだ」のように答えられる、と。

2010-05-17 13:12:21
縮限 @contractio

似たことは「action」という言葉にも言えます。つまり、[A1'] 日本語では「行為/作用」と訳し分けることができるものが、英仏語では「action」という一語で表記されてしまうので、その区別を明示したいために「social ~」と言いたくなるのだろう、というような。

2010-05-17 13:12:45
縮限 @contractio

しかし──問題はこちらですが──、[A1] は、[Q1] の「十全な」答えではない可能性が高い。つまり:  「「社会的相互作用」という言葉を使う人々は、もっぱら、それを「物理的(or その他)相互作用」から区別するためにだけそうしている」とはいえないのではないか、と。

2010-05-17 13:13:43
縮限 @contractio

本当の──このディスカッションにおける当初からの──問題は、もちろんこちらでしょう。 ということで、スタジオにマイクをお返しします。(>誰か)

2010-05-17 13:13:52
@nabe_chi

「行為」だと個人しかしないから、団体・組織をふくめるときは「作用」ってつける、ではだめなのかしら。何が問題なのかしら。

2010-05-17 14:30:15
@nabe_chi

ちなみにGoffmanがinteractionをつかったのは、WholffによってSimmelのWechselwirkungがinteractionと訳されていたから、だと思います。といっても、彼は化学出身なのでどこまで「相互行為」のイメージをもっていたかは、じつは不明。

2010-05-17 14:39:21
縮限 @contractio

これは「使い分けの理由の一つ」(の有力なもの)ではあるだろうけど、(我々が現時点で)論ずべき事柄の焦点がそこにある とは思わない。 RT @nabe_chi: 「行為」だと個人しかしないから、団体・組織をふくめるときは「作用」ってつける、ではだめなのかしら。何が問題なのかしら。

2010-05-17 15:45:16
縮限 @contractio

.@nabe_chi 発言を追加。(ドイツと北米はつながった) http://togetter.com/li/21722

2010-05-17 15:49:42
縮限 @contractio

「Kurt Wolff Simmel Wechselwirkung interaction」の検索結果: http://bit.ly/9P3BN2 ジンメルも──心理的相互作用とあわせて──「社会的相互作用」という表現を使ってるようだね。

2010-05-17 15:58:08
@nabe_chi

Wolffです。すいません。 RT @contractio: Wholff → Wolff か。

2010-05-17 16:09:46
@n_akiya

家に帰らずともgoogle booksがあった!SmallのSimmel紹介はこちらでした(http://ow.ly/1LScD)。1905年出版。social interaction ってことばは使ってないみたいですね

2010-05-17 16:11:17
@nabe_chi

どうも話が行為者=個人っていう気がしたもので。組織が働きかける(影響を与える)っていうのもあるよ、の追加ぐらいで。 RT @contractio: これは「使い分けの理由の一つ」(の有力なもの)ではあるだろうけど、(我々が現時点で)論ずべき事柄の焦点がそこにある とは思わない。

2010-05-17 16:12:08
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