社会学における「(社会的)相互作用」なる概念について

よくつかわれるけどよくわからない言葉、相互作用についてみんながあれこれ語ります。
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KOMIYA Tomone @frroots

"social interaction"の検索結果 約 3,770,000 件。"社会的相互行為"の検索結果 約 67,800 件。違和感のある表現だけどふつうに使われているな。

2010-05-17 09:08:22
KOMIYA Tomone @frroots

この場合の 「social 社会的」「interaction 相互行為」っていったいどういう意味で使われているんだろうか。

2010-05-17 09:12:11
KOMIYA Tomone @frroots

Weber の場合は、「行為」と区別された「社会的行為」がほぼ「相互行為」の意味だったような。

2010-05-17 09:13:31
KOMIYA Tomone @frroots

ああそうか。interaction を相互「行為」と訳しつつ、かつ「社会的」とつけると冗長感をおぼえるのかもしれない。

2010-05-17 09:17:12
Daigoro EBITA @evidai

@friendsroots 実は私も全く同じ疑問をもっていました。それで、少し前のことですがWeberも同じ疑問から読み直しました。相互行為自体が社会的なのに、なぜわざわざ「社会的」をつけるのかと。

2010-05-17 09:30:40
Daigoro EBITA @evidai

@friendsroots 自分の中で出した結論は、Weberが行為に「社会的」と付けるとき、他者や環境などと関係づけるときだということから、「相互行為」だけだと他者との関係という意味は拾えても、「その場」というか「環境」というか、そういった側面が拾えないのかと。

2010-05-17 09:38:26
KOMIYA Tomone @frroots

@evidai 「その場」とか「環境」というのはどういう側面でしょう?

2010-05-17 09:40:20
Daigoro EBITA @evidai

@friendsroots つまり、「社会的相互行為」といった場合は、他者との相互行為そのものと、その場というか環境要因みたいなものとのつながりを強調しているのかと。

2010-05-17 09:45:47
Daigoro EBITA @evidai

@friendsroots ただ、この前の「日常/制度」話ではありませんが、いわゆる「制度的場面を会話分析する人たち」が、「社会的相互行為」という言葉をよく使うような気もしています。だとすると、ちょっと危険な香りがします。

2010-05-17 09:49:26
KOMIYA Tomone @frroots

@evidai 「相互行為」という表現が「その場」とか「環境」といった要因を強調する、というご主張がよく理解できていません。「その場」とか「環境」っていったいどういうことでしょう?

2010-05-17 09:51:01
Daigoro EBITA @evidai

@friendsroots 一応、自分の中では整理をしているのですが、それでもたしかにおっしゃるとおり冗長感は否めませんw

2010-05-17 09:52:30
KOMIYA Tomone @frroots

「相互行為」という言葉がしばしば「対面的相互行為」のことを指して用いられるのも気に入らないな。

2010-05-17 10:12:06
Daigoro EBITA @evidai

@friendsroots すいません、少しpcの前を離れていました。つぶやきも行き違いになっているようです。もうちょっとTLを読み直します。

2010-05-17 10:38:07
Daigoro EBITA @evidai

@friendsroots まず、「社会的相互行為」という言葉にどれだけ自覚的かという点では、不十分な説明だったかとは思いますが、一応の自覚はあります。ただ、先にもいったとおり、いわゆる「制度的場面における会話分析」をする人びとが自覚的かどうかはわかりません。

2010-05-17 10:46:47
Daigoro EBITA @evidai

@friendsroots 「その場」とか「環境」というものですが、これは私の場合は物質的・道具的な意味で使用しています。たとえば包帯だとか、医療機器だとか、建物そのものとかです。ただ、むしろ「その場」とか「環境」の使い方が無自覚的だったように思います。

2010-05-17 10:55:22
縮限 @contractio

「interaction」がもともとは物理化学の語彙であることを考えれば(その限りでは)「社会的」という修飾=規定=限定がつくのは不思議ではない。 RT @evidai: @friendsroots

2010-05-17 10:16:21
縮限 @contractio

そしてまた、「社会的」がつかない「interaction」における「action」は、「行為」ではないことのほうが多い。 RT @evidai: @friendsroots

2010-05-17 10:23:07
縮限 @contractio

ただし、社会学の基本語としての「interaction」の場合も、「相互行為」という訳語を意識的に避ける人たちはたくさんいるよね。(つまりやはり「「行為」ではないから」というのが その理由なのだと思うのだが。) RT @evidai: @friendsroots

2010-05-17 10:23:40
縮限 @contractio

手近にOEDのある方(@yakumoizuruさんとか八雲さんとか)、ちょっと「interaction」の項を引いてみていただけませぬかな。

2010-05-17 10:42:29
縮限 @contractio

ジンメルが使った言葉「Wechselwirkung」の場合も、「action」に相当するのは「Wirkung(~働き)」ではあっても「行為」ではないね。<「interaction」における「action」は、「行為」ではない RT @evidai: @friendsroots

2010-05-17 10:46:20
縮限 @contractio

直前までのポストは、「Wechselwirkung / interaction」に「社会的」なる形容詞が来るのは(ここ200年ほどの語用に鑑みれば)まるで不思議ではない。・・・ということは言っていても、 RT @evidai: @friendsroots

2010-05-17 10:51:25
縮限 @contractio

「社会学の中で、なぜ「社会的」という修飾を付ける人がいるのか」ということについてはまだなにも言ってないけどね。 RT @evidai @friendsroots

2010-05-17 10:51:51
Daigoro EBITA @evidai

@contractio 勉強になります。たしかに、わが師は「相互作用」という言葉をよく使っています。このあたり、いつかは聞こうと思っていたのですが。思い立ったら聞くべきでした。

2010-05-17 10:57:59
縮限 @contractio

@evidai そうですよ。我々はみんな長期的には死んでますからね。

2010-05-17 10:59:53
Daigoro EBITA @evidai

@contractio さっそくメール書いてみます。

2010-05-17 11:03:31
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