いちマッサージ師の発する、「からだのはなし」

「どれくらいの頻度で来たらいいの?」から広がった、身体とマッサージのはなしです。
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勝どき治療院 @kachidoki5

患者さんによく聞かれる、「どれくらいの頻度でくればいいの?」という質問について、私なりの答えを描いていこうと思います(`∵)十人十色様々な見解があると思うので、あくまで、“私なりの”考え、です。

2011-11-22 18:18:22
勝どき治療院 @kachidoki5

結論からいうと、「人それぞれ」です。かなりの極論になりますが。 マッサージが好きな人、嫌いな人の中でも、マッサージ好きだけどすぐに元に戻っちゃう人、マッサージ好きだけどくすぐったがりで特定の場所しか触って欲しくない人、触られるの嫌いだけどやってもらうとほぐれる人。色んな人がいます

2011-11-22 18:20:42
勝どき治療院 @kachidoki5

マッサージを受けてすごく楽になったとしても、翌日身体がだるくなったり、今度は別のところが痛くなったり、施術者によって感じ方が変わったり。自分の体調や、気分によっても感じ方は変わってきます。なので、まず一つ「人それぞれ」。ここは自分の経験や直感に頼って貰うのが一番だと思います。

2011-11-22 18:23:03
勝どき治療院 @kachidoki5

施術者が身体を触って、「すごく凝ってる」と思っても、受け手は「そこは全然問題ない」という、他覚と自覚の差もあります。ですが基本、覚えて頂きたいのは、「一つの箇所が乱れると、身体全部に影響が出る」ことです。

2011-11-22 18:24:38
勝どき治療院 @kachidoki5

「肩が辛い」と言って来院した方をいざ施術してみると、肩ではなく腰の方に強い凝りを感じる事がよくあります。それを自覚している人・いない人、そこは様々です。 肩が辛い人の話をします。

2011-11-22 18:26:06
勝どき治療院 @kachidoki5

人間は、疲れてくるとどんどん身体が前のめりに、丸くなっていくそうです。それが一番楽な姿勢なのかもしれませんが、背中が丸くなると、身体の前がぎゅうっと縮こまってしまい、逆に背中は常に広げられた状態になります。 

2011-11-22 18:28:40
勝どき治療院 @kachidoki5

身体が前に縮こまると、首も一緒に前に出てきます、バランスを保とうと、腰がさらに丸まるか、お腹を突き出し腰を反るような体勢になります。実際にやって頂くとわかると思うのですが、肩にも首にも腰にも足にも、一つのバランスの乱れを習性しようと、身体全部のバランスが乱れてしまうのです。

2011-11-22 18:31:19
勝どき治療院 @kachidoki5

なので「肩が辛い」からと「肩だけ」を治療しても、バランスは乱れているので、すぐにまた悪い姿勢に戻ってしまいます。一度崩れたバランスを元に戻すのは、中々大変な作業です。楽に楽にと過ごしていた結果がバランスの乱れを起こしているので、身体に負担をなくす、と考えたらかなり意識が必要です。

2011-11-22 18:34:34
勝どき治療院 @kachidoki5

例え辛い箇所が一箇所でも、「全身をみること」が大切です。疲労が積もれば積もるほど、悪い箇所はどんどん広がっていきます。人の身体は全部繋がっているのです。実際に「肩が辛い」と言って来院された人でも、腰周りを緩めてあげるだけで、肩の方も楽になった、と仰って頂く事が多いです。

2011-11-22 18:50:48
勝どき治療院 @kachidoki5

大分話が反れかかってきていますが、大丈夫です。きっと大丈夫です。    だいじょうぶです

2011-11-22 18:52:43
勝どき治療院 @kachidoki5

私としては「最低でも月一」とよく患者さんに話しています。どんなに調子が良くても、大人になって仕事して、身体が全く疲労しない人はそうそういないです。せめて月に一度、客観的に身体のバランスを見て調節する、それだけで「凝りやすい身体」「疲れやすい身体」からはどんどん遠ざかる事が出来ます

2011-11-22 18:54:43
勝どき治療院 @kachidoki5

殆どの方は、身体が辛くなって“から”来院します。「気が付いたらこうなっていた」本当ですか?夜、ちゃんと眠れてますか?目が乾燥しやすい、頭痛がする、身体の疲れが抜けなくなってきた、動き辛い動作が出てきた、などなど。身体は必ず大なり小なり警告を発している筈です。

2011-11-22 18:58:19
勝どき治療院 @kachidoki5

そんな時もう既に、あなたの身体は「疲れた身体」になってしまっています。何もしないままだとこの先、どんどん疲労を貯めていく一方です。悪くなるのは簡単です。けれど、良くなるにはなかなか難しいのです。

2011-11-22 19:00:42
勝どき治療院 @kachidoki5

私たちが出来ることは、「いい状態の身体(姿勢)を、身体に覚えて貰う」ことです。バランスの乱れた筋肉を、あるときは解し、あるときはきゅっと締めてあげなければいけません。バランスって結構大事です。原理は単純ですが、正そうとすると難しいものです。

2011-11-22 19:02:38
勝どき治療院 @kachidoki5

「疲れた身体」になるまでどれだけの時間が掛かったか。明確な原因はわからなくても、大きな怪我や事故ではない限り、「普段の日常」がそういう身体を作ってしまうのです。長時間のデスクワーク、立ち仕事、無理な体勢での動作、細かい作業・・・。切っても切り離せない事はきっとあります。

2011-11-22 19:05:19
勝どき治療院 @kachidoki5

でも、放っておいて自然と治る事はありません。何かを変えなければ、身体が悪くなっていく一方です。 私たちは、そんな身体を客観的に見る事が出来ます。今まで培った知識や経験を元に、身体の状態を推測する事が出来ます。何処がどういう状態になって、今の症状に結び付いたのかを考えます。

2011-11-22 19:07:23
勝どき治療院 @kachidoki5

凝り固まった筋肉をほぐし、或いは伸ばし、普段は動かさない関節を動かし、自分の手では届かない所にアプローチする事が出来ます。乱れてしまったバランスを、元に戻すお手伝いが出来ます。残念ながら、1回のお手伝いでは完璧にこなす事が出来ません。身体は日々変化し、感情によっても左右されます

2011-11-22 19:10:03
勝どき治療院 @kachidoki5

私たちが出来る事はあくまでも「お手伝い」なのです。自分の身体は自分が一番長く付き合うものです。私たちのお手伝いから、変わるきっかけを持って欲しいです。マッサージに通う、自分でストレッチをする、新しく運動を始める。全ては自分が動かなければ始まりません。

2011-11-22 19:13:20
勝どき治療院 @kachidoki5

「お手伝い」はどうしても本人にはなれません。自分の身体は自分自身が管理しなければなりません。自分の身体の変化は恐らく、自分が一番感じ取れる筈です。けれど、その知覚が鈍る事もあります。自分だけでは見えない事もあります。そういうときに、私たちを頼って、「手伝わせて」欲しいです。

2011-11-22 19:15:09
勝どき治療院 @kachidoki5

結論。「どれくらいの頻度で通ったらいいの?」「人それぞれ」「身体は全部繋がっている」「日常からの延長のいま」「お手伝い」「変えるきっかけ」 伝えたい事がごっちゃごちゃになってしまいましたが、何か一つでも感じ取って頂けたら幸いです。長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。

2011-11-22 19:17:58