Kyota_WJのtwnovel（ほぼ）全集（1～100）

(T-T) @Kyota_WJ

単調なプログラミングを楽しくするために、アプリのエラー表示にお笑いをプラス。プログラマのミスに、アプリがつっこむ。つっこみの内容は利用者同士で更新できるので飽きない。好評を博したが、欠点も。 #twnovel 新しいネタを考えることに熱中して、仕事が疎かにななるプログラマが続出。

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"とりっくおあとりーとぉ"「おう怖い。ほらよ」さる陰陽師は万聖節にも参加する。宗旨に反しないのかと問うと、「陰陽師にあるのは自然の理のみ。神も悪魔もその理の内」とのこと。 #twnovel ところで、ここに子どもが来るのは、五芒星の入った水干姿が万聖節の仮装と思われてるからでは？

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家族が泣き、友人は泣くのを堪えている。ステージIIのガンがみつかったのは私なのに、私は涙が出ない。一人になったら泣くのだろうか。初めてのことだから分からない。何を頑張ればいいのかも分からない。お医者さんの他には、みんなの気持ちだけが頼り。 #beatcancer #twnovel

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彼女と流星群を見ようと思って、翌日の有給休暇までとったのに、曇っていて、いつまでも見えない。星座ネタも尽きてきた。…ちょっと出かけようか。 #twnovel 第一宇宙速度…第二宇宙速度………光速の99.999%に到達。目を開けていいよ。流星群、とは少し違うけど。虹色がきれいだろ？

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私の冬の必需品…はらまき。雲の中でも最も柔らかい、秋の毛状巻雲から紡がれる毛糸を使用した、手編みの逸品。カシミヤ以上の暖かさとふわふわした肌触り。シルクに勝る白い光沢は、服で隠れるのが惜しいほど。 #twnovel あまりにも素敵なので、次は毛糸のパンツも買おうかと迷っている…。

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旧知のさる陰陽師が、誕生日を祝ってくれるという。僕なんてもう祝ってもらう歳じゃない、と言うと、こんなことを言われた。 #twnovel 人はいつ死ぬか分からない。一年、無事に歳を重ねたことこそ目出度い。また来年も共に誕生日を祝えることを願って、寿ぎという呪を私はかけたいのだよ。

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男は、女に比べて心の機微に疎い。男は、女の心を読むために見るべきところが分かっていないし、心の表し方も心の隠し方も下手だ。だから、女は男の考えが分かるが、男は女心が分からない。 #twnovel ヒッチコックは言う。女が魔女になるのではない。男が、女を魔女にするのだ。

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"魔女のエステ"―生まれ変わったように美しくなれるが、効果は１年。料金は庶民には払えないほど高額。ただし、お金の代わりに、自分の１年分の仕事か恋愛の成功、いずれかのチャンスを売るという方法もある。 #twnovel それらのチャンスは、お金や美と引き換えに売られているという。

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先が見えた仕事の、１年分の成功チャンスを代金に、"魔女のエステ"で別人のように美人になった。皆にちやほやされたが、エステの効果は１年。 #twnovel 有名映画監督をたぶらかし、その映画に無償で出演、有名になって隠遁。幻の女優として人々の記憶に残るのだ。１年間のシンデレラ計画。

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恋を捨てて仕事に打ち込み、運良く一財産を築き上げた。そしたら、恋をもう一度したくなった。でも、男達の望みが私か財産か分からない。そこで、"魔女のエステ"とやらで恋愛の成功チャンスを買った。 #twnovel 財産は減ったが、「今なら真心を信じてもらえる」と言ってくれた男が一人。

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資料はネットを通じて手に入る。執筆は夜しか捗らないので、書くのは夜だけ。だから昼間に寝ている。私の彼氏は会社員で、私が寝ている間に仕事に出かけ、帰宅し、就寝する。 #twnovel 二人を結ぶのはネットだけという遠距離恋愛。彼の誘いに、執筆を続けるか彼との暮らしを選ぶかで葛藤中。

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科学は致死遺伝子の問題を解決し、遺伝子改造が福祉政策として行われた。その行く末は人口過多だが、次の政策が用意されていた。 #twnovel 増額された福祉税が払えない者達は宇宙開発に送り込まれた。さらにその一部は、コールドスリープ状態で第二の地球探索に送り出されたという噂もある。

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嘘を吐いたことは？「…ありません」嘘だな。「なぜ、あなたに分かる」少なくとも、嘘を吐いたことがないと証明はできまい？「証明できる人がいますか!?」いるよ。 #twnovel 入会条件は、入会時点で嘘をついたことがないこと。故に会員は皆、物心つく前に親か誰かに入会させられた者だ。

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はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと携帯を見る 石をもて追はるるごとく 勤先を出でしかなしみ 消ゆる時なし 仲間の多くは煙草をやめしといふ もっと困らば 何をやめるらむ #twnovel 「何事か今我つぶやけり。かく思ひ、目をうちつぶり、酔ひを味ふ。」（石川啄木）

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「あなたが好き」と言う私の本心は「彼が好き」、とあなたは疑っている、と私が考えている、ということにあなたは気づいている、ということに私も気づいている、という様子を彼が困惑しながら見ているな、と私が思っていることに気づく、そんなあなたが好きです、と独り言つ午後。 #twnovel

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見知らぬ女が突然訪ねてきて、言った。「賭けをしない？」賭け？「そう。あなたに何事もなければ私の勝ち…」ふーん？ #twnovel 「あなたが通院や入院をしたら、あなたの勝ち。配当は１日５千円。賭け金は毎月２千円から。どう？」なんだ、医療保険の勧誘か。話を聞いてもらうための演出か？

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彼の笑顔は太陽のように明るい。彼が笑うとまわりは暖かくなる。赤外線、紫外線も出ているらしい。そのため、彼は田畑や日焼けサロン等で雇われていたが、最近は発電にひっぱりだこだ。 #twnovel 彼は言う。作り笑いでは発光が不十分だからと本気で笑わせようとして、失敗された時がつらい。

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彼の笑顔は太陽のように明るい。彼が笑うと、まわりは文字通り太陽に照らされたようになるので、最近は光発電のために人気者だ。そんな彼にも悩みはある。 #twnovel 女の子達が、紫外線を恐れて彼から逃げ回るのだ。また、日照不足の農家に行くたびに見合話を勧められるのも少し悩ましい。

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彼の笑顔は、文字どおり太陽のように明るく輝くので、光発電等の依頼がある。ある日、珍しい依頼がきた。 #twnovel うつ病は、日光にあたらなければ症状が悪化する。夜型の生活をしている病いの娘を、時々照らしてほしいという依頼だった。彼女を見るなり、彼は輝いた。好みのタイプだった。

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文字どおり光る彼の笑顔で、夜しか起きない娘を照らすという依頼を受けて半年。最初は気味悪がられたが、少しずつ話をするようになった。彼女がうつになったきっかけ、彼が苛められた過去。 #twnovel 自分は生きる価値がないと彼女が言った。彼は思わず、僕は君を照らし続けたい、と言った。

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太陽のように光る彼の笑顔で、夜しか起きない娘を照らすという依頼を受けて２年。彼女は、うつ症状が和らいだので昼間に働くという。自分が不要になる時が来たと彼の笑顔は曇った。 #twnovel 散らかった部屋の片付けに、私を雇わない？ー初めて見る、三日月のようにはにかんだ彼女の笑顔。

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奇妙な本屋があった。いや、正確には本屋ではない。売られている物は本、栞、ステッカー、ティッシュにトイレットペーパー、様々なカバー、Tシャツ等の衣類、大きい物ではカーテンや、屏風まである。共通するのは、短文が書かれていることと、 #twnovel のロゴ。全て、 #140字の物語_

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寝過ごした！飛び起き、パンを牛乳で飲み込んで、身仕度。服は制服、メイクは色味を抑えて。よく寝たし、メイクののりはいい。 #twnovel 大鎌を手に、30万km/sで現場へ。予定時間の１分前。「私は幸せ者だ」『おじいちゃんっ』…老人と目が合う。今だ。鎌を振るう。完了。次の予定は…

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「ツクモ君の名前は、本当は…」先生が書き始めた。長い。みんながざわめく。「こう書くのだそうですが」書かれたのは61桁の数字。「漢字だとこう…」那由他。「ナユタと読みます。九十九那由他君。なが〜く仲良くしましょうね」 #twnovel 後日、彼のあだ名はなぜかジュゲムにされていた。

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自尊心向上マシーンの公開テストが行われた。これを使うと、自分をより良い人間と思うようになり、より前向きに生きられるという。 #twnovel 結果は、過信により仕事等でミスが増えた一方で、悲観的になってひきこもる者も。この出来で公開する気になるとは、開発者自身に作用したのだろう。