横浜と東京のストロンチウム・分析依頼した方のコメント

岩上安身 @iwakamiyasumi

本日（11月24日）、文部科学省が会見を開き、「横浜市マンションの屋上から検出されたストロンチウムは、福島第一原発事故と関連がない」という調査結果を発表した。以下、この件についてお伝えする。

岩上安身 @iwakamiyasumi

①横浜市のマンションの屋上からストロンチウムが検出された問題で、文科省は「福島第一原発事故とは関連がない」と、本日、発表した。この件に関して、サンプルを採取し同位体研究所に分析を依頼した某大学准教授のAさんは、現段階（11月24日夕方）でのコメントを私に寄せた。

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②Aさんのコメント「メディアは『福島第一原発由来ではない』と強調して報じているが、文科省のリリースを見ると、ストロンチウムの存在自体を否定しているhttp://t.co/JJRhDHQ3」

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③Aさんのコメント続き）「横浜と同じく東京の三ヶ所のサンプルも、『ストロンチウム以外の核種に反応している可能性がある』と記者会見で発表したとのことだが、その核種とは何なのか、明らかにしてほしい。そうでないと、一市民として安心できない」

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④Aさんのコメント続き）「『ストロンチウム以外の核種』とは、ストロンチウム同様、ベータ線を放出している核種のことを指すと思われる。セシウムはベータ線とガンマ線の両方を出す。私たちの依頼した同位体研究所では、ストロンチウムの検出の際には『ガンマ線は出ていない』と言われた」

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⑤Aさんのコメント続き）「これが正しいとすると、ベータ線のみを出す放射線核種がストロンチウム以外に存在することになる。それは何なのか、ぜひ説明してもらいたい」

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⑥今回、文科省が発表したのは、横浜のサンプル調査の追試であり、東京都内３ヶ所からストロンチウムが検出された件については、追試は行っていない。にもかかわらず、会見では、福島第一原発由来ではないと断定。

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⑦同じ同位体研究所の分析なので、東京のサンプルについては追試の必要がない、ということであれば、同位体研究所の分析の信頼性を、否定していることになる。

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⑧再びAさんはこう語る。「同位体研究所が前処理に用いているディスクは、３Mという世界的に知られたメーカーであり、割とタフな条件でもストロンチウムを95%以上回収するとメーカーは唄っている。文科省の発表が正しいとすれば、検査機関と３M側の言い分も聞いてみなくてはならない」

岩上安身 @iwakamiyasumi

⑨この件に関して、新たな情報を入手次第、またお伝えします。

岩上安身 @iwakamiyasumi

昨日、文科省が横浜市港北区から検出されたストロンチウムは「福島第一原発事故由来ではない」と会見した問題で、本日（11月25日）、分析結果を発表していた同位体研究所が、プレスリリースを発表したhttp://t.co/ezeE89JJ。以下、この件について続報をお伝えする。

岩上安身 @iwakamiyasumi

①サンプルを採取し、同位体研究所の分析を依頼した某大学准教授のAさんは、同位体研究所のプレスリリースを読んだうえでの所感を、私に寄せた。

岩上安身 @iwakamiyasumi

②Aさんのコメント「同位体研究所の検証結果は、文科省の発表よりも、データの根拠を詳細に示している。一方、文科省が分析を依頼した（財）日本分析センターからは具体的な検証結果がまだ出ていない」

岩上安身 @iwakamiyasumi

③Aさんのコメント続き）「文科省の会見を受けて、マスコミが、分析結果の中身を精査しないまま『福島原発事故由来ではない』と断定的に報道しているが、横浜のサンプル調査だけで確定的な判断をくだせるものではない。より精密な検証が必要ではないだろうか」

岩上安身 @iwakamiyasumi

④横浜の築7年のマンションから、過去の核実験に由来する放射能が検出されるとは考えにくい。なぜ（財）日本分析センターが、福島事故由来でないと断定出来るのか、疑問が残る。

岩上安身 @iwakamiyasumi

⑤この件に関しては、週明けに、東京に戻り次第、取材を行い、さらなる続報が入り次第お伝えします。