アール・ブリュットを巡る トークシリーズ 視点5(ゲスト:中沢新一氏)まとめ
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大きい文脈が変わってくるのでは。滋賀県が特にやってきたこの分野の意味が、俄然生なましいものいなってくるのでは。(中沢)#artbrut_t
2011-11-19 16:44:38もてはやされていたものが売れなくなっている。(中沢)変な言い方をすれば、「なんで今まで買っていたんだろう」。芸術作品の所有の意味が変わってきている。(保坂)#artbrut_t
2011-11-19 16:44:47アール・ブリュットの作品の「売る」「買う」こと。作品が誰かによって持たれることは今までの観点では「売買」か「作家が市場に参入する」、もしくは「先生になる」などだった。(保坂)でも、アール・ブリュットの作家は「先生」にはなれないよね。(中沢)#artbrut_t
2011-11-19 16:50:08例えば、ゴッホが生きていけたのは、テオが全ての作品を買っていたから。何が言いたいかというと「支えるひと」が大事。金銭的にもサポート。ゴッホの場合はテオが購入するなどして、ゴッホの世界を展開していくサポートができた。(保坂)#artbrut_t
2011-11-19 16:50:45しかし、アール・ブリュット以前に、福祉の現場では、ゴッホを支えていたシステムと似ている部分がある。オランダの場合は芸術家として登録するとお金がもらえてしまう。一方で、お金がもらえてしまうことでアバンギャルドな作品がでてこないのが問題。(保坂) #artbrut_t
2011-11-19 16:51:25「僕が詩人です」「僕はアーティストです」という人がロシアやアメリカでは5人に何人かはいる。ロシアっていうのはすごいなぁと思った。そういう人たちが「生きられる」世界。日本もそういう人たちが生きられる世界があれば。(中沢)#artbrut_t
2011-11-19 16:52:59@artbrut_talk そういう「自称アーティスト」を、困ったものだと思っている「プロ」の方が多いからかもしれません
2011-11-20 10:12:30美大生は「かわいくない」(中沢)美大とはなんのために存在するのか、今問題になっている。美大は社会的なシステムに入っていけない人たちが受け入れる場なっていることもある。(保坂)美大は私立でお金を持っている親がいないと入れないイメージ…もうやめようこの話。(中沢)#artbrut_t
2011-11-19 16:53:33美大の話から、滋賀県の「美の滋賀」の話へ。「アール・ブリュットと仏教美術は本当に近い」と中沢さん。#artbrut_t
2011-11-19 16:54:28「無心」そういった概念が我々の世界にはあるが、アール・ブリュットと仏教美術はそこがつながるものがあるのだと思う。ただ、そこでアール・ブリュットと仏教と近代美術をどうつなげるかもう少し考えなければ。(中沢)#artbrut_t
2011-11-19 16:56:51中沢さんが「美大の人は可愛くない」ということと、「無心」はつながっているものがあるかも。(保坂)#artbrut_t
2011-11-19 16:57:17滋賀県立近代美術館に期待してます。RT @artbrut_talk: 美大の話から、滋賀県の「美の滋賀」の話へ。「アール・ブリュットと仏教美術は本当に近い」と中沢さん。#artbrut_t
2011-11-19 17:04:35(ご来場の方の質問に対して)お金の作品とのやり取りではなくて、作品自体が社会や世界との交換ではないか。世界の貨幣的システムは絶対になくなることはないだろう。写真の撮り方、作品の描き方、もっと根本的なこと。(中沢)#artbrut_t
2011-11-19 17:08:34作品を評価するというのが、作品を売買することが作品の最大の評価軸としているが、そうではないと思う。批評すること、言語化すること。(保坂)#artbrut_t
2011-11-19 17:14:29とにかく言葉にしていって、多くの人に伝えていくこと。その面白みを伝えること。有名であろうがなかろうが、ちょっとづつ、批評をほそぼそとしていくしかないのではないかなと。(保坂)#artbrut_t
2011-11-19 17:14:37でも滋賀県立派でしょ。僕は関心したな。(中沢)みんな滋賀県に来てくださいね。(保坂)おいしいんですよ、食べ物も。(中沢)#artbrut_t
2011-11-19 17:25:19時間が来ましたので、これでアール・ブリュットを巡るトークシリーズ視点5を終了させていただきます。おそらく過去5回(プレふくむと6回)で最も過激なトークだったかと思います。(司会)#artbrut_t
2011-11-19 17:26:51次回トークは、視点6「アール・ブリュットとの出会い そしてその可能性について」ゲスト:田口ランディ(作家) 、日時:2011年11月26日(土) 14時半〜16時半、会場:近江兄弟社学園教育会館です。ご予約受付中です。#artbrut_t
2011-11-19 17:28:27また、このトークシリーズか全シリーズ終了後、一冊の本に致します。リアルタイムならTwitter、じっくり見たい方は本が出来るまでお待ちいただければ幸いです。#artbrut_t
2011-11-19 17:29:18とても面白くて刺激的でした! RT @artbrut_talk: 時間が来ましたので、これでアール・ブリュットを巡るトークシリーズ視点5を終了させていただきます。おそらく過去5回(プレふくむと6回)で最も過激なトークだったかと思います。(司会)#artbrut_t
2011-11-19 17:38:27アール・ブリュットの講演きいてきた。日本の知的障害、とくにダウン症の方の表現は、欧米のアール・ブリュットで扱われる精神障害系の表現とはだいぶちがうみたい。それを欧米の研究者はアール・ブリュットの枠にあてはめようとすると。
2011-11-19 17:45:28