九州大学熱帯医学研究会主催 東日本大震災特別講演会 要旨まとめ

宮城県塩竈市「坂総合病院」の佐々木医師( @SGH_ER ) がまとめられた講演会の要旨です。
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佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

以上、九州大学熱帯医学研究会が主催した東日本大震災特別講演の要旨終わり(私自身の講演は流せませんが、、、)

2011-11-26 18:15:41
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

復興基本計画をみると、被災地の問題を網羅的にカバーしていると思う。しかし実現する上では、財源問題、人的体制、災害特区の活用の課題がある。とても被災地単独の行政では無理。不謹慎ながら被災者からみても絵に描いた餅のようにも感じてしまうのが本音。

2011-11-26 18:13:11
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

NPO法人の救援隊はコアスタッフは普段から災害時にすぐ駆けつけられるような準備を整えているそうだ。震災後2ー3日で県外ナンバーの車を見かけた時は、見捨てられていなかったと安堵感を覚えている。

2011-11-26 18:10:29
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

被災者にとって、現在も全国からボランティアが集まっているのは心の支えになっている。またNPO法人の救援隊はまさに支援のプロフェッショナルと感じた。官の自衛隊と民のNPOには本当に頼もしさを感じた。

2011-11-26 18:09:10
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

住民の視点から災害救助法を振り返ると、現地の知事の権限は大きい。それゆえに知事が動かなければ何も進まないという側面がある。。。

2011-11-26 18:02:06
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

女川原発は緊急停止。辛うじて津波を免れたが、地下室に浸水したり、熱交換器が使用不能になったり。外部電源5系統中、4系統が遮断されて1系統のみで原子炉の冷却を図っていた。4/7の余震でも同様に4系統が遮断された。福島原発と殆ど似たような状況に陥っていた。

2011-11-26 17:57:37
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

診療所の再開のためには数千万以上の借金が必要。これも二重ローンの問題があり進まない。

2011-11-26 17:54:06
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

全壊病院は災害復旧事業から外し、地域再生基金の対象としている。しかしそれでは災害復旧計画が立たないと予算執行されず、復旧の見通しが立たない状態。また大部分の診療所は経済的支援から対象外となっている。歯科診療所も同様。仮設診療所は認められるが、仮説病院は認められない。

2011-11-26 17:52:56
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

石巻市内では10病院のうち3病院が被災。診療所は1割が未だに再開せず。医療過疎地域に拍車をかけた。

2011-11-26 17:49:32
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

日本有数の近代的魚市場も岸壁が地盤沈下して未だに冠水して使えない状況。水産加工場はまだ津波の傷跡が生々しく残り、再建のためには二重ローンとなる。多くが中小企業のため体力が少ない。やっと修理が始まったばかり。

2011-11-26 17:47:25
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

被災者の想いとしては、残った自宅を何とか有効活用して今後の生活再建を図りたい気持ちが大きくなっている。その他にも時間が立つに連れて様々な意見が出てきた。そのため行政も大変だと思う。

2011-11-26 17:45:41
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

最近、なぜか分からないが体調を崩す人が増えているような気がする。

2011-11-26 17:44:07
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

そんな中、全国から集まってボランティア活動に従事したすべての人に本当に感謝。ようやく仮設住宅にも慣れてきたが、寒冷地対策がされていないため、これからの冬に心配は募る。

2011-11-26 17:43:20
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

生き残った自宅は自主避難場所として住民が集まることもあった。しかし食料と水分確保が最初に課題となった。賞味期限の切れた食べ物などもみんなで分かち合っていた。

2011-11-26 17:40:35
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

石巻市の復興基本計画では3位項目の課題が出されている。網羅されている一方で、これまで殆ど対策されていなかったという側面も露呈したと感じている。

2011-11-26 17:37:09
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

最後に津波被災地である石巻渡波地区の住民の方から報告。自宅が残った半壊の方も多いが、実際は住むことができず全壊と変わりないところが多い。

2011-11-26 17:35:10
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

医学生に向けたメッセージ。今何をすべきか,自分のこころに聞くこと。学生にもできることはある。みんなのために頑張る気持ちが大切。

2011-11-26 16:57:37
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

振り返ると,情報のない中での支援ではリスクマネジメントが必要。救急医でなくても支援は可能。Communication,チーム医療,忍耐が必要。被災者のメンタル・生活背景などプライマリケアの力も必要。医師がそこにいることが大切。派遣元の支援者の思いも背負っている。

2011-11-26 16:54:38
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

トリアージポストの支援にも入った。現地スタッフは疲労と緊張でいっぱい。内部医師もみずから被災しているのが分かった。CPA症例を対応したが,ほとんど治療せずに看取った。普段との診療の違いを痛感した。

2011-11-26 16:51:34
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

院外の地域はどうなっているのか気になっていた。しかし病院内でやることが沢山あり,またガソリンがないため院外活動ができずにいた。救急車だけが唯一の医療機関への交通手段の状況であった。

2011-11-26 16:48:11
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

疾患自体は普段でも見たことがあるもの。もともと身体の弱い人が被害をまっさきに受けていた。しかし知らない人・もの・場所での活動で,実力を生かしきれず。

2011-11-26 16:47:17
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

電子カルテの使い方が分からないので,教わりながら診療を開始(中等症ブース)。他院かかりつけの患者さん,小児喘息,成人の肺炎(海水か石油誤嚥),転倒,末期がん患者の脱水,認知症で家族不詳,透析患者,熱傷。話を聴くとみんな生きるか死ぬかの瀬戸際にいた。

2011-11-26 16:44:34
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

すでに坂総合病院の中は災害対策で全国から人や支援物資が行き来していて騒然としていた。自家発電の重油が残り僅かで,極寒の中で暖房を付けずに診療していた。

2011-11-26 16:41:34
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

宮城県側からは県外にでる人々の渋滞だった。仙台市内は3.14時点で電気が復旧していてピカピカしていた。しかし塩釜市の坂総合病院近くに行くと,真っ暗で電話も通じない状態だった。

2011-11-26 16:39:48
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

福岡から石川で一泊,そのご新潟県で冬用タイヤに履き替え。山形から月山の雪山越え。新潟あたりからガソリンがなくなってきていた。そのため山形でガソリンタンクを頂いて帰りの燃料を確保しながら宮城へ。

2011-11-26 16:38:48