シニア向けスマホの徹底した高齢者向けUI

Torishima@同IDでThreads/Misskey/Blueskyに避難中 @izutorishima

らくらくホン自体がクソって言われてるのは明確に異議を唱えたくて、なぜなら高齢者（それも今の70代後半〜くらいの世代）層向けに作られているから 普通のスマホのUIパラダイムと真逆の、ガラケーから移行しやすいタスク指向的な動線設計になってるから、一般スマホに慣れた人が使いづらいのは当然 pic.twitter.com/STyHbJzfX5

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あと70代後半くらいの世代の高齢者は経験上フラットデザイン / マテリアルデザインの UI コンポーネントを理解できないことが多いようで、だかららくらくホンはフラットっぽくしつつもボタンは全てスキューモーフィズム的に物理的な凹凸が強調されたデザインになってる pic.twitter.com/AoSOlKqDjk

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…それはそれとして、昨今のアプリやWebサイトはそんな事情はお構いなく広い画面前提の UI 設計やフラットデザインなので、プリインアプリだけ使うならともかく、サードパーティーアプリを使おうとパラダイムの違いによる齟齬が出てきてしまう

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らくらくホンは文字やボタンを大きくするためにデバイスピクセル比が相当大きめに設定されているんだけど、スマホ自体の大型化に伴い最近の Web サイトはそんなビューポート狭いスマホを基本考慮していないのでかえって操作しづらくなってて、どんどん時代に合わなくなっている現実もある

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らくらくホンが登場した当時は iPhone も Android も画面サイズが小さかった (iPhone 5s とか) のでそこそこ見れたんだと思うんだけど、そこから何年も経ってフラット/マテリアルデザインの普及とスマホの大型化が進み、当時のコンセプトを維持しようとしてもサードパーティがついて来ないので厳しい

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祖父母がスマホで躓いた際の IT 介護をしてるからこんな事を知ってるわけだけど、実際に LINE アプリは若者向けにフラットデザインマシマシで作られてるから、例えばビデオ通話する際のカメラ切り替えるボタンがどこかを知覚できなくて30分くらいリモートで格闘したこともある

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らくらくホンが時代に取り残されるのと同時に高齢者の世代も移り変わっていて、今の60代は10年前のスマホ黎明期には50代、PC黎明期には40代と比較的 IT スキルがある世代のはずだから、今後らくらくホンが売れなくなるのはもはや自明（FCNT さんが潰れたのもやむを得なさそう）

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らくらくホンは『時代の変化についていけない高齢者』のための『変化を初代リリース時点で概ね固定した』スマホとして長年やってた訳だけど、結果サードパーティが時代に合わせてアップデートされる中時代に取り残されて結果使いにくくなってしまったのは、皮肉というか諸行無常というか…