第4回福島県「県民健康管理調査」と内部被曝に関する私見

息子の内部被曝の結果についての呟きと、去る10月17日に福島市で行われた第4回福島県「県民健康管理調査」の検討委員会の傍聴内容について(編集中)。
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まいこ@低浮上 @maico_ism54

先日検査機関で調べてもらったのですが、息子の尿にセシウムが出た件について。検出限界20bq/kgで31bq。70歳の預託線量、75μsv(だったかな)。

2011-12-01 02:07:54
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)10月初め頃に採った尿。ちなみに娘は不検出。ただし、娘は一度で上手く採れなくて、5日間ほどかけて、採取できた時間帯もバラバラだったのでもしかすると一度で採取できれば検出したのかもしれない。今となってはわからないけれど。

2011-12-01 02:08:30
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)南相馬市の病院で結果を元に先生とお話させていただいた。先生曰く、この程度の被曝量は心配するものではないと。今後継続して検査をして減っていくことが大事、最初に出た人も検査を継続した結果、全員が減っている、あるいは0になった人もいるとのこと。

2011-12-01 02:09:06
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)私個人の見解。私自身も息子の尿中セシウムの量については今のところあまり心配はしていない。今回の結果が、即病気につながるとまでは思っていない。ただ、今回検出された分が、原発事故が起こった直後の被曝なのか、その後の飲食による内部被曝なのかが気になっている。

2011-12-01 02:10:04
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)先生 それはどちらかわからない。この検査結果だけではなんとも言えない。ただし、現在の空間中のダストを吸い込むことによる被曝はほとんどないと考えていいのではないか。今後も気をつけていかなくてはならないのは、食品による内部被曝。

2011-12-01 02:10:59
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)先生 避難するか、しないか、そういった線引きは出来ない。大事なのは各個人が「判断」できる数字を示すこと。そのためには早く検査を出来る体制を敷くことが一番大事。国も行政もその判断が遅い。南相馬市市立病院で、無料で継続検査できる体制をとることが出来るように、今、動いている。

2011-12-01 02:12:14
まいこ@低浮上 @maico_ism54

ついでに10月に福島市で開催された「第4回福島県『県民健康管理調査』検討委員会」を傍聴したときのことも(少し前の話ですが・・・)

2011-12-01 02:14:43
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)まず、各国の原発事故を受けて被曝量や健康被害などの実態を、国連科学委員会宛てに、2013年5月を目処に最終報告書を提出する予定。チェルノ後も数回提出済み。今回の原発事故を受けて大規模な福島県民健康調査のデータが必要との旨、福島県立医大山下副学長からの説明がありました。

2011-12-01 02:15:51
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)おおまかに、「基本調査(問診表形式)」、「甲状腺検査(18歳以下対象)」、「健康診査(基本的に、全県民対象)」、「健康管理ファイル」の内容で話が進みました。

2011-12-01 02:16:47
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)「基本調査」。先行調査では問診表の発送率99.8%に対し回収率47.53%と低迷。回収した調査票については現在40名体制でデータ入力作業を行い、評価用のデータ生成については、県内位置の特定システムや行動記録処理システムの開発など、データ調整は完了している。

2011-12-01 02:17:55
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)私見。先行調査でデータ入力40名、200万人調査になったときに人員をどの程度増やして対応していくのか、と疑問。見込みが甘いのではないかと思いました。今現在で回収率が半分程度では統計的に満足のいく数字が出せないのではないか、とも。

2011-12-01 02:18:54
まいこ@低浮上 @maico_ism54

ちなみに12月1日現在、いわき市の私の家にはまだ問診表なるものは届いていません。届いた人でも「提出って、任意でしょ?」と話していた人もいましたので、問診表を元に、仮に数字が出せたとしても、実態を反映できないのではないかと予想。

2011-12-01 02:20:07
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)「甲状腺調査」。H23年3月11日時点で18歳以下対象。計画的避難区域などを対象に先行検査中。その後、全県先行検査がH23年11月~H26年3月、本格調査はその後から始まる予定。

2011-12-01 02:20:49
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)先行検査において、対象者数4,908人に対し、検査予定者数が3,385名(69%)。内、検査実施者数が260名(8%)に留まっている。県内医療機関等と連携しながら、同時に指導医や検査技師などの育成を行い、県外避難者においても同等の検査が受けられるよう配慮していく構え。

2011-12-01 02:22:01
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)私見。甲状腺に影響を及ぼす放射性ヨウ素はすでにほとんどない状態。検査開始が遅すぎる感。小児甲状腺ガンなどは触知しにくく、小児の内分泌専門医でも判別は難しいと聞く。日本でも専門医はそう多くないはず。これから指導医や技師を育成しても精査できるようになるのか、少々疑問。

2011-12-01 02:23:44
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)「健康診査」。震災および原発事故により避難を余儀なくされたり、生活スタイルが変化した人も少なくない中で、その後の食生活や運動習慣などの、生活習慣の変化に伴う健康不安にも対応していく必要性。

2011-12-01 02:24:47
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)「健康診査」。対象者は、避難区域住民及び基本調査の結果、必要と認められた方。実施方法は既存の健康診査に上乗せ実施が基本で、医療機関での個別受診や出張受診など、県民にとって受診しやすい方法を模索する。

2011-12-01 02:25:53
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)私見。そもそも、既存の健康診査の受診率が低い。19歳~30歳までの健康診査未受診が約20万人(保険料未納者や扶養者で受診機会がない人など)。心のケアなども含めた健康不安にまで対応すれば、医療者の負担が相当なものになるのではないかと危惧。

2011-12-01 02:27:06
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)「健康管理ファイル」。実際の検査の結果だけでなく、心の問題や生活習慣病にも対応できるようにしていく。飽くまで「自己の健康管理」のため。原爆の被曝者手帳とは、性質を異にするという認識。

2011-12-01 02:28:09
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)私見。究極の個人情報としてデータの管理が必要(管理用の施設の建設など)。膨大な時間と膨大な量なので、しっかりとしたデータ管理をするには莫大な予算もかかること。県だけではなく、国の支援が必要になるのではないか。

2011-12-01 02:29:05
まいこ@低浮上 @maico_ism54

ざっくりとこんな感じで話し合ってました。すでに第5回~の検討委員会が行われているはずなので、今はもっと内容がつめられてるかもしれませんが。

2011-12-01 02:29:36
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)全体を通しての雑感。これだけのボリュームでやっていくとなると人員の割り振りや、医療側の負担は相当なものになるのではないかと。Twしませんでしたが、除染に関わる予算は出るが健康調査にかかる予算をどう取っていくのか、という話もありました。

2011-12-01 02:30:46
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)既存の検診に上乗せで調査のための検診を追加しても、受診率が顕著に上がるとも思えず。であれば、数字の整合性がどの程度見込めるかも相当疑問でした。今の医療に関する問題点が顕在化してくるだけのような気もします。医療者不足、未受診率の高さなど。

2011-12-01 02:31:55
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)会議の中で、「健康調査は福島県民をモルモットにしてるだけ、と曲解する声も聞かれる」という話も出ていましたが、今回の内容を聞く限り、私もそうとしか思えませんでした。一体誰のための調査なのだろうかと。

2011-12-01 02:32:47
まいこ@低浮上 @maico_ism54

(続き)個人で子供たちの検査をして、結果として数字が出ればそれなりにショックは受けました。勿論その数字が即病気などに繋がるものではないにせよ、それをどのように受け止めるか。受診者にとっては他人事ではなく自分のこと。このことは当然、これから行おうとしている調査には関係のないこと。

2011-12-01 02:34:02