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» 男/女/トランスジェンダーの定義 (3) 『トランスジェンダー入門』での「割り当て」 | 江口某の不如意研究室 yonosuke.net/eguchi/archive…
2023-07-31 13:48:01» 男/女/トランスジェンダーの定義 (4) 『トランスジェンダー入門』での「ジェンダーアイデンティティ」 | 江口某の不如意研究室 yonosuke.net/eguchi/archive…
2023-07-31 15:01:46男/女/トランスジェンダーの定義 (5) 『トランスジェンダー入門』の「性別」と「アイデンティティ」 yonosuke.net/eguchi/archive…
2023-08-01 14:26:25『トランスジェンダー入門』は、定義のところたいへん勉強になったわけだけど、けっこう政策的な要求・提案とかもおこなっているし、そのなかには初中等教育とかの話もはいっているので、それなりに議論されるのがよいと思う。
2023-08-03 15:24:59「トランスジェンダー入門」はとても抑制的な本だ。事実を述べ、控えめに希望を述べる。 なぜその語りになったのか、絶対多数のシスジェンダーは本を閉じて何をすべきか。 この後22時から、YouTubeの「15分ライブ」で考えます。 ▽リンクはこちら(アーカイブもします) youtube.com/live/SFhdDs_pP… pic.twitter.com/XsexDqNMzq
2023-08-21 19:21:19新聞記者もトランス女性=女装家でいいらしいです。 これは大きな問題よね。 twitter.com/ABETakashiOki/… pic.twitter.com/m603OfbJwo
2023-08-22 16:50:38トランスジェンダーについて「本当にしたい話」をするまえに、トランスジェンダーについての基本的な話を説明するための本。amzn.to/48aSn16
2023-09-10 15:34:13トランスジェンダーとは「割り当てられた性別とジェンダーアイデンティティが異なる人」を指す。「割り当てられた性別」という概念は、出生児に子供の性別を分類して「男として/女として」生きなさいと命令する社会の実践の存在を含意している。法律と医学という二つの権力がその実践を支えている。
2023-09-10 15:38:05ジェンダーアイデンティティは、成長するにつれ、自分がどの性別集団の一員として扱われるのかを理解して、また自分がどの性別集団に属する人間として生きていくのか、生きていけないのか、という安定的な自己認識のことで、その時々の思いつきや自己主張とは異なる。
2023-09-10 15:40:27「男として/女として生きなさい」という命令と「男らしく/女らしく生きなさい」という命令は異なる。「女だからって女らしく生きる必要はない」という時女であることは疑問視されていない。トランスジェンダーは最初の「男として/女として生きなさい」という命令をそもそもクリアできなかった人たち。
2023-09-10 15:42:40このトランスジェンダーの定義は自己認識に基づいた定義で、女装して日常生活を送ることで男としての生活を手放して今でいうトランス女性差別を受けたような人を含まない。後者も包摂して「割り当てられた性別に期待される姿で生きることをしない人」一般を指してトランスジェンダーと呼ぶこともある。
2023-09-10 15:48:19『トランスジェンダー入門』では、ジェンダーアイデンティティは、自分が男である/女であるという自認、あるいは男性である/女性であるという自認、というふうに直接的には定義されてないんだよね。
2023-09-11 00:15:33それは集団への帰属意識みたいなものとして説明されている。それも、目の前の人々を「同性」ととらえるかどうか、みたいな感じ。 pic.twitter.com/IFUFkvt40M
2023-09-11 00:16:30つまりそれは(おそらく)、他の(二つに分けらた)人々との共通点の多さ(あるいは質?)みたいなのによるんだろうと思う。
2023-09-11 00:17:24世の中の人々が(常に)基本的に二つのグループに分けられているときに、どちらのグループの人々に近いと感じれるか、みたいなのとして考えられてるんじゃないかなあ。
2023-09-11 00:18:42まあ超単純化すると、片方のグループがだいたい人形遊びが好きで、片方のグループがだいたいサッカーが好きなときに、自分はどちらの人々近いと感じられるか、同じものとして捉えられるか、という感じ。
2023-09-11 00:20:05ここまでの点について、男らしくありたい/ありたくない、女らしくありたい/ありたくない、というのはわかるんだけど、「らしくある」を完全に脱色した「男でありたい/女でありたい」という自己認識がどういうものなのか、論理的な可能性としてはわかるけど、具体的な気分をうまく想像できない。
2023-09-11 20:07:30勝手に分類された「男/女」「でありたくない」、勝手に分類すんなや、というのはまだわかる。そこからもう一方の分類である「男/女」「である」という自己認識がもてないかぎり自己が安定しない、という状況に至る経緯がうまく想像できない。これは自分の現時点での想像力の限界がそこにあるという話。
2023-09-11 20:12:35帰属意識に近い感覚なんだろうか。自分は男たちのコミュニティに属している、自分は女たちのコミュニティに属している、みたいな。
2023-09-16 19:47:54性別移行には、精神的な移行、社会的な移行、医学的な移行、の三つの側面がある。人生のどこかの段階で出生時に割り当てられた性別と自分のジェンダーアイデンティティは違うと気づいてトランスジェンダーに「なる」のが精神的な移行。ここでは「らしさ」の課題、同性愛との混同が生まれることがある。
2023-09-16 20:02:12社会的な移行は、社会のあらゆる場で割り当てられる性別を一つずつ変えていこうとする試み。例えば、ネットコミュニティへの参加、通称名の使用、衣服の切り替え、髪型の変更、仕草の習得、友人や家族へのカミングアウト、戸籍名の変更、トイレや更衣室の変更、男性集団への参加、など。
2023-09-16 20:04:52このときに直面する困難はライフステージ(結婚しているか、子供がいるか等)によって異なる。自己認識と異なる性別として認識される場を減らすために、いろいろな「場」を切り捨てる(例えば昔の友達と縁を切る)ことがあるが、これは好き好んでやっているわけではない点を理解する必要がある。
2023-09-16 20:08:55医学的な移行は、ホルモン投与から、下半身の性器の摘出、形成までさまざまな段階がある。下半身の手術は男性の場合陰嚢切除、陰茎切断、膣形成があるが日本の特例法では陰茎切除で戸籍の性別が変更できる。女性は子宮•卵巣摘出と陰茎形成があり、子宮•卵巣摘出で戸籍を男性にできる。
2023-09-16 20:23:07