- marlboro1day20
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ウクライナ侵攻とアメリカは武力による現状変更を認めておらず、それ故にアルメニアを支援しています。では、なぜアメリカと敵対関係にあるイスラーム原理主義の国イランがアメリカと同じようにアルメニアを支援しているのでしょうか。
2023-09-20 11:30:14宗教的観点から見れば、アルメニアはキリスト教の国であり、アゼルはイスラーム教の国であるため、一見するとイランがアルメニアを支援するのは不可解な気がしますが、実際にはイランはアゼルのすぐ南に位置する国であり国境問題を抱えているため、イランはアルメニアを支援しているのです。
2023-09-20 11:30:14また、NATOに所属ているトルコはアメリカとは異なりアゼルを支援しています。 理由は至極単純でアゼル人はトルコ人に近いトゥルク系の民族であり、両国の間には民族的連帯が存在しています。この点において、トルコの外交的方針は米国とは一線を画しています。
2023-09-20 11:30:14現在、ロシアはウクライナ侵攻のために兵力の大半をウクライナに割いているため、本来は自身の陣営内で発生した武力紛争を仲裁するべきロシアにはその力が残っていない場合があります。 むしろアゼルはロシアがウクライナ侵攻で動けない今を狙って、軍事攻撃を開始した可能性も指摘されています。
2023-09-20 11:30:15また、アゼルはロシアへの当てつけのように、アルメニアへの軍事攻撃の理由を、ウクライナに侵攻した際のロシアの言い分に似せています。そのため、アゼルの軍事侵攻を強く非難すれば、ロシアのウクライナ侵攻の否定にまで繋がってしまうため、ロシアの行動はさらに制限されたものになっています。
2023-09-20 11:30:15また、ロシアにとって最悪なのは、もし侵略に苦しむアルメニアを大々的に支援してアゼルの軍事行動を拒絶すれば、今度はアゼルの背後に位置するトルコとの関係も劣悪になる可能性があることです。
2023-09-20 11:30:15停戦交渉や穀物の輸出交渉など、ウクライナ侵攻を巡る外交的協議の仲裁はトルコが担当しているため、ウクライナ侵攻の緒を探る術としてロシアはトルコを重要視しています。 そのためアゼルと敵対したことでトルコとの関係まで悪化した際には、ウクライナ侵攻にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
2023-09-20 11:30:16結局のところ、背景にある外交があまりにも複雑であるため、ロシアはアゼルバイジャンによるアルメニアに対する軍事攻撃を様子見する可能性が高いと思われます。 実際に2020年にアゼルがアルメニアに侵攻した際には、勝敗が決まるまでロシアは殆ど戦争に介入しませんでした。
2023-09-20 11:37:21とりあえずどういうことなんだ?
「ソビエト内戦」に世界が巻き込まれている感じ twitter.com/isaacz_san/sta…
2023-09-20 17:24:21先日、アゼルバイジャンはアルメニアのナゴルノカラバフに対して大規模な軍事攻撃を開始したため、同地域で戦争が勃発しました。 しかし、アゼルとアルメニアを取り巻く外交関係は非常に複雑です。そのため、大まかな両国の外交関係を一枚の画像にまとめてみました。理解の手助けになれば幸いです。 pic.twitter.com/oqkt2l5o6a
2023-09-20 11:30:11とりあえずロシアにとって厄介事が増えたことは分かった twitter.com/isaacz_san/sta…
2023-09-20 12:34:23・隣接する国はだいたい戦争をする論 ・ランドパワー国家とシーパワー国家、リムランド ・巨大勢力の間の緩衝国家 の話を頭に入れながらみると、うおおって思った。 twitter.com/isaacz_san/sta…
2023-09-20 16:59:25@isaacz_san トルコとイランの対立関係がそのままアルメニアとアゼルバイジャンに反映されていてこの地域を巡る構図はウクライナの様に分かりやすい物では無いですね 西側も影響力を及びづらい土地なので余計に拗れてしまう
2023-09-20 13:13:23わかりやすい関係図有難うございます!☺️✨ アルメニアってキリスト教国家で近年はアメリカが関わっていたのにイランが武器支援しているんだ。ロシアはまた見捨てるのかな。 ・・・や、ややこしいわあーー!φ( ゚Д゚)💢←仕事しろw twitter.com/isaacz_san/sta…
2023-09-20 14:53:50