@cloud8_k1 なるほど。結局「竜を存在させる、それだけのために大仕掛けがいるかどうか」という認識の差なんでしょうね。たとえば、極地を舞台にした小説で、そこに人間より大きな肉食獣を登場させたいとして、いや氷原にでかい肉食獣なんているわけないだろと。いいかげんなこと書くなと。
2011-12-01 20:12:41@onisci いいかげんというか、どんな世界設定でもいいんですけど、その世界が破綻無く成立しているように見えないと入り込めないじゃないですか。読者としての私はそこが一番気になる。「いや、それはないわ」と思いながら読むのはつらいじゃないですか。
2011-12-02 07:49:52@cloud8_k1 さあそれですよ。昨晩私が書いたの、氷原の肉食獣ですが、人によっては「こんなのあり得ない」「嘘臭くて入り込めない」と思うかもしれない。現実にホッキョクグマがいる限りこれは嘘ではないわけですが、嘘にしか思えない人はいる。…どうしたらいいんでしょうね?
2011-12-02 08:06:36@onisci ホッキョクグマと竜とはスケールが違いすぎませんか?ほ乳類と(おそらく)は虫類とでは棲息可能環境に大きな違いがありますし、物理法則(というには範囲を拡げすぎるかも知れませんが)を破綻させないというのはそのようなことを言っているつもりなのですよ。
2011-12-02 08:11:16@cloud8_k1 はい、わかります。わかったつもりです。ホッキョクグマ問題は思いがけず面白い問題提起ができたと思いますので、よければすこしよく考えてみてくださいね。
2011-12-02 08:29:40@onisci ホッキョクグマの場合、それを支えるアザラシや魚の存在があります。体毛も寒冷地に適応したものです。またその生息地も北極圏ではありますが、大陸から大きく隔たっているわけではありません。このような一般的な知識があればホッキョクグマの存在を否定することはないと思われます。
2011-12-02 08:38:55@onisci 逆にそれをあり得ないと言い張る人がいたら、少しかわいそうな人だと思われるのではないでしょうか。誤った思い込みを修正できない人、という意味で。
2011-12-02 08:41:58@cloud8_k1 あとは「かわいそうな人だから無視してもいいのか」「シロクマからドラゴン、さらに宇宙を覆う悪の意思なんかに至るあり得なさのスペクトルの中でどこまで手当てしてどこからは無視でいいのか」だと思います。ぜひご一考を。
2011-12-02 12:25:08@onisci ??「どこまで手当てしてどこからは無視でいいのか」の意味がよくわかりません。ええと、フィクションの中でどの程度世界の整合性をとるべきか、という問題と理解してOKでしょうか。
2011-12-02 18:01:28@onisci そういう問題だとすると、「作家の力量による」と思います。嘘が輝くのって周りをがっちり本当で固めたときだと思うので。周りの本当となだらかに続いているように見せかけるテクニックを作家が持っているかどうか、じゃないでしょうか。
2011-12-02 18:03:55@onisci 推理小説やSFなんかだとそれが如実に表れますよね。私小説だと比較的やりやすかったり。そんな中でファンタジーは甘く見られてる節があるのが嫌なんですよ。小川さんの意図は(またその次元も)違うんでしょうけど、ファンタジーなら適当に書いておけばいいみたいにいわれると、
2011-12-02 18:08:36@onisci 「読者をなんだと思ってやがる」と。繰り返しますが、小川さんはたぶん「自分なら世界を破綻させないでうまくかける」「SFみたいな小難しい理屈はない方が読者が楽しめる」というつもりだったのだろうと思っています。
2011-12-02 18:11:31@onisci かわいそうな人は無視してもいいか、のほうは何を考えればいいのかわかりません。かわいそうな人にどうアプローチをするか、ということなら「敬して遠ざく」しかないのでは。別にわかんない本を読む必要はないわけで。読まない自由を行使していただくしかないと思いますが。
2011-12-02 18:16:17@onisci 短くまとめられなくてすみません。ウザイやつとお思いでしょう。おつきあいいただいてありがとうございました。
2011-12-02 18:18:02@cloud8_k1 そうじゃないんです。フィクションの中で、これはフィクションなので必要な説明というものがあるわけですが、それをどこまでやるかです。誰でもわかることだったり、疑問にも思わないようなことなら飛ばしていい。
2011-12-03 06:56:31@cloud8_k1 冗長になりますからね。これは「嘘を書くときに嘘だと思えたら興ざめ」のほか「本当のことだけど本当とは思えないような事実なので放置すると嘘を書いているように見える」も含まれます。だからシロクマの話が出てきているわけ。
2011-12-03 06:58:12@cloud8_k1 「手当て」というのはそれです。作品にリアリティを与えるための説明、それは必要なものだけど、不必要にもなりえて、それは読み手がどこまで猜疑心を持つか、あるいはどこに猜疑心を持つかにかかっている。レベルとか甘く見るとかいうことじゃなくて、これはもう、人による。
2011-12-03 07:02:09@cloud8_k1 あるいはそのときの気分による。ホッキョクグマを登場させて「こんなん嘘だ。もっと説明してくれないと信じられない」という人がいたとして、ホッキョクグマなら図鑑見てくださいだけど「20分で記憶がなくなる珍しい記憶障害」だと、やっぱり説明しないといけない。
2011-12-03 07:05:09@cloud8_k1 というようなことを考えています。いろんな人がいる、ということですね。いろんな人がいる、そのいろんな人に物語を伝える上で、どのような形式がもっともよいのか。あるいは、自分があっちでもこっちでも敬して遠ざけられないためにはどうするか。それだと思います。
2011-12-03 07:09:06@onisci あー、そおいう・・・。すみません。全然ポイントがずれてましたね。「作家はどの程度までの読者を想定するか」ってことと理解しました。これはマーケットと自分が用意できる商品との関係でほぼ自動的に決まるのではないですか?私は商業作家ではないので断言しかねますが。
2011-12-03 14:44:06@onisci 私自身の職業でいえば授業をはじめとする「対生徒スキル」のうち現在の受け持ち生徒に対応できるものはどれか、で対応が変わってくるようなものでしょうか。もちろん幅を広げるために日々の努力は欠かせません。専門商店よりは総合商社になることが求められていますから。
2011-12-03 14:48:47@onisci ただその中で、どうしても得意不得意は出てくるので、学校には多くの教員が配置されています。誰かがカバーできるだろうという発想ですね。作家さんもそうではないですか?業界全体で読者のほぼ全体をカバーしているのでは?ならば答えは「自分の想定する読者に対して全力で」です。
2011-12-03 14:53:40@onisci 「映画もテレビも本も同じだけど、「客が見てくれる」「読んでくれる」「解ってくれる」「楽しんでくれる」って信じてないとものなんか作れないもんでね。昔と比べて作り手が客の許容量を低く見積っているとすれば、そりゃあ昔みたいな覚悟の坐った作品は出てこないわなあ。」笹本祐一
2011-12-03 15:02:07映画もテレビも本も同じだけど、「客が見てくれる」「読んでくれる」「解ってくれる」「楽しんでくれる」って信じてないとものなんか作れないもんでね。昔と比べて作り手が客の許容量を低く見積っているとすれば、そりゃあ昔みたいな覚悟の坐った作品は出てこないわなあ。
2011-12-03 14:57:13