若手銀行員あるある（お客様訪問編）こうして若手が辞めて行く…「どっちが客かわからない」「なんのためにこんな事してるかわからない」

若手銀行員あるある（お客様訪問編）〜12月月初〜課長「おい！虎の子！A商事に支店長の年末挨拶アポ入れろっ！」ワイ「ハッハウィ！」社長「年末挨拶？？うーん。またお金借りてくれって言われるよね？」ワイ「はい...ただ正直なところ夏も御社に借りてもらってまして、ほぼ融資枠満額なのでさすがに支店長言わないと思うんですが...」社長「まぁ断る訳にはいかんしね」ワイ「申し訳ありません。では〇〇日に」〜当日〜支店長「今年もありがとうございました！はい！融資是非お願いしたく！」社長「もうお腹いっぱいだよ。。。他行にも言われてるし」支店長「社長！いやそこは我々メインですから！虎の子がやりますので！」ワイ「（やな予感）」社長「本当付き合いだからね。」支店長「はい！ありがとうございます！では50百万円準備しますので！」ワイ「（最悪...審査部マターじゃん）」〜月中〜課長「虎の子！A商事の融資稟議まだか！？週初会議で言われたぞ！」ワイ「やってます。ただ、夏に貸したので審査部からかなり指摘されてます」課長「それを考えるのがお前の仕事だろ！」ワイ「はぁ,,,」審査部「これさぁ、、、本当にやる意味あるの？お客様はなんて言ってんの？」ワイ「いや。。。支店長が先にお願いしてしまってまして」審査部「いやでもさ。資金使徒ってあんじゃん？融資の妥当性ないよ」ワイ「はい。。。」審査部「じゃあお客さんから、アレとコレとアレの資料もらって」〜お客様へ電話〜ワイ「すみません社長。。。融資の件ですがアレとコレとアレの資料もらえますか？」社長「いや、オタクの支店長が借りてくれって言ったやん。そんな資料まで準備必要ならいらないよ」ワイ「社長そこをなんとか。。。」社長「めんどくさいなぁ。もう」 ※その後、約1週間銀行内で稟議書のキャッチボールを数回... 〜月末付近〜課長「稟議まだかよ！クリスマス過ぎたらお客様休みだろ！」ワイ「すみません。。。」支店長「いつまでかかってんだコラァ！！」ワイ「すみません。。。」審査部「どうすんの？これ本当資料見る限りお金いらないじゃん？」ワイ「すみません。。。」〜なんとか稟議承認〜社長「忙しいから手短に。印鑑どこ？ここ？はいはい。保証ね。はいはい。」ワイ「社長ほんとすんません。」社長「ええよ。いつもの事やし。銀行って本当自分勝手よな。借りてくれ言う割には資料とか保証とか。今後付き合いも考えるよ」ワイ「すいません。。。」〜融資実行〜課長「おつかれ。もっと早く回せよ」支店長「もっとスムーズにやれよ」 ※何故か実行したのに評価が下がるワイ「絶対辞めてやる。。。」若手銀行員にとってお願い営業の冬が今始まる。。。

2023-11-30 18:35:53

献身遊戯～エリート銀行員とかりそめ！？恋人契約～分冊版 6話 (Sweet Bitter)