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第Ⅱ部
@a 2291711_doc.07 防衛省統合幕僚監部特設ページ 🔗mod.go.jp/js/activity/do… #令和6年能登半島地震 #災害派遣 pic.twitter.com/f3DGXVBFXh
2024-01-14 10:59:56🟢「初動」「逐次投入」
1月5日
◯ 立憲民主党代表・泉健太さん「最初から自衛隊を相当数能登半島に出すべきだった。」
国会内にて記者団の質問にコメント
❝ 各現場で全力を尽くしているのは間違いないが、予備費の支出は遅くて小規模で、きょうにでも増額すべきだ。自衛隊が逐次投入されているのも遅いと言わなければならない ❞
プライムニュース出演時の発言
❝ もう一つは、自衛隊が最初1,000名、そしてその後2,000名、そして今5,000名です。ただ、やはり、先程も東京の番組のスタッフの方に聞いたら、年始に地震が起きて東京も揺れたっていう話ですよね、関西も、私、揺れましたけども、そういう意味では、地方で起きた地震で東京まで揺れるっていうのは、そうとうな地震だと思わなきゃいけないというところが、当初やっぱり総理の中にどこまであったのかというところは残念ながら疑問に感じるわけです。ですから、最初からやはり自衛隊を相当数能登半島に出して、被害の状況を確かめる必要があったんじゃないか。そうすると、もう第一次から5,000人とかですね、そういう体制を組むことが出来たんじゃないか。❞
『【立憲・泉代表に問う】地震対応 政治改革 今年の決意』
プライムニュース,BSフジ、フジテレビ,2024年1月5日放送 より
1月6日
◯ 東京新聞 TOKYO Web「なぜ小出し?」
❝ 石川県で最大震度7を観測した能登半島地震で、人命救助などのために派遣されている自衛隊員は、5日時点で約5000人となった。政府は、地理的条件や近隣の部隊配置などに違いがあり、単純比較できないとするが、2016年に震度7を記録した熊本地震の5分の1にとどまる。❞
『自衛隊派遣、なぜ小出し?熊本地震時の5分の1 対応できない救助要請たくさんあったのに…首相の説明は』
東京新聞,2024年1月6日 より引用
1月6日
◯ 木原稔防衛大臣「自衛隊は活動可能な地域において捜索救助・被災者支援を全力で実施」
「今般の自衛隊の災害派遣について、一部、逐次投入であるとか、あるいは初動が遅いといった指摘があるというふうに承知をしております。この点について、私から少し詳しく説明をしたいと思います。自衛隊は、元日ですね、1月1日の発災後、直ちに災害派遣を行い、翌2日には、統合任務部隊JTFを編成し、その時点で約1万人の即応態勢をとりました。初日から約1,000人が現地で活動を実施、本日は、先ほど申し上げましたとおり、約5,400人の隊員が現地で活動しております。その上で能登半島という特性、そして半島の中でも特に先端部分、北部における被害状況が特に大きいことや、道路が寸断をされインフラ網が途絶えてしまっているという、今回の災害の特性を踏まえ、初期の段階では、空中機動力を重視した航空機を活用した、被害状況の把握に努めていたところでありました。また、消防隊員や警察官といった関係機関の人員輸送等を実施し、また、地上においては、自ら道路啓開を施設部隊等によってですね、実施しつつ、その後、自衛艦艇、特に昨日、多くの皆様方から注目いただいた「おおすみ」と、そしてLCACでの輸送等、そういった艦艇も活用した諸活動を実施してまいりました。こうした活動を実施しながら、自衛隊は活動可能な地域においては、捜索救助、被災者支援を全力で実施をいたしました。生活支援においても、被災者の皆様のニーズを把握するため、各避難所を隊員自ら回りまして、きめ細やかな対応を実施しているところであります。防衛省・自衛隊としては、陸海空各自衛隊が持ちうるアセットを効果的に活用し、最大、最速の対処を今後も実施してまいります。」
『令和6年1月6日(土)11:52~12:00|第5回非常災害対策本部会議後の木原防衛大臣臨時会見』
防衛省・自衛隊,記者会見|2024(令和6)年 より引用
1月7日
◯ 毎日新聞「能登半島地震と熊本地震の差」
❝ 木原氏は、半島では陸路が限られるため、「道路の復旧状況や現地での受け入れ態勢の段階などを見ながら人数を増やしていった」と説明。自衛隊では活動可能なエリアの拡大に応じて人員を増強する手法をとっており、主に平野部が被災した熊本地震とは条件が異なるとの認識を示した。
さらに、熊本に比べ、能登半島には規模の大きな自衛隊の拠点がないという事情もある。熊本市には南九州全体を管轄する陸上自衛隊第8師団の司令部があり、1万人超の隊員が常駐している一方で、能登半島には航空自衛隊のレーダーサイトしかない。防衛省幹部は「アクセスが非常に難しい場所で、通信の状況も悪く、状況把握が難しかった。そのなかで非常にスピーディーに部隊投入ができた」と語り、初動に問題はなかったと強調した。❞
『自衛隊派遣、増員が容易でない背景 能登半島地震と熊本地震の差』
毎日新聞(電子版),2024年1月7日 より引用
1月8日
◯ 朝日新聞デジタル「 "初動を甘く見た"、"政治主導のパワーを感じない" などの声」
【要約】
朝日新聞デジタル,2024年1月8日掲載『「初動を甘く見た」首相批判も 能登地震1週間、被害の全容つかめず』を要約させていただきました。
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県の防災計画における被害想定は1997年に作成したもの。県危機管理監「見直しをかけているところだった」
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交通と通信の断絶で市町から情報が上がってこなかった。
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防衛省内から「初動を甘く見た」、官邸で対応にあたる某省幹部からは「政治主導のパワーを感じない」などの声。
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市の担当者「道路が正常だったらここまで厳しくならなかった」
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県議の指摘。市町村合併で自治体が大規模化し、行政の目が届きにくくなった可能性。点在する集落を職員が一つ一つケアするのは無理。
1月9日
◯ 秋田県知事・佐竹敬久さん「少し後手後手」
❝ 秋田県の佐竹敬久知事が1月9日、能登半島地震における政府の自衛隊の派遣の対応について言及し、「最初1000人、2000人、今では6000人」と段階的に増やしていることを指摘。「まずは最初から1万人。われわれ東日本大震災を経験した者として、非常に歯がゆい状況だ」「少し後手後手だ」と政府の対応の遅さを批判した。❞
『佐竹秋田県知事「自衛隊投入が後手後手」批判で蒸し返された「豪雨災害中にゴルフ」大失態』
Asagei Biz - アサ芸ビズ,2024年1月10日 より引用
1月9日
◯ 時事通信ニュース「地理条件で規模制約、任務は拡大」
❝(略)半島先端部への災害派遣という地理的制約から、過去の同規模の地震に比べて少数での対応を余儀なくされ、「逐次投入」との批判も受ける。❞
❝ 当初は被害状況の偵察や救援、警察や消防のレスキュー隊員の航空輸送に従事していたが、岸田文雄首相は3日、自治体が対応できていない避難所ごとにきめ細かくニーズを把握するよう自衛隊に指示した。
防衛省は「御用聞き作戦」と称して400人規模で避難所や孤立集落を回る態勢を構築。自衛隊幹部は「自治体業務を体系的に担うのは初めてだ」と指摘した。❞
『自衛隊「逐次投入」に批判も=地理条件で規模制約、任務は拡大―能登地震』
時事通信ニュース,2024年1月9日 より引用
1月10日
◯ 元自衛隊統合幕僚長・折木良一さん「スムーズに活動を進めている。」
❝「能登半島地震では初動1000人と言われているが、十分か」(豊島晋作キャスター)
「1000人が第一線で活動すると、少なくとも2000~3000人は後方で支援する。今回の震災を考えたとき、(初動で)1000人はそんなに少ない数ではない。スムーズに活動を進めている」(折木氏)
能登半島地震では道路が多く寸断され、陸路を使って短期間で多くの自衛隊員や物資を運ぶのは限界があるといいます。こうした中、重要なのは海や空からの支援だと強調します。
「海上自衛隊、航空自衛隊を使って統合運用という観点。スムーズに生活支援、復旧につなげるには、やはり基盤になるのは輸送力。だからこそ、そういう統合運用の能力をこれからより一層向上していくことは大事」(折木氏)❞
『能登の被災地 “陸の孤島”に 自衛隊の災害派遣に課題は』
テレビ東京,ワールドビジネスサテライト,アングル,2024年1月10日放送
『自衛隊の災害派遣に課題も 能登半島への”初動1000人”は十分だったのか?【WBS NEWSアングル】』
Yahoo!ニュース,2024年1月13日配信 より引用
1月11日
◯ デイリー新潮「自衛隊関係者が "逐次投入がベスト" と言う根拠」
逐次投入
❝ 自衛隊関係者に取材を依頼すると、「能登半島の地理的条件から、むしろ“逐次投入”こそ最善の対応だったと思います」と言う。
「(略)自衛隊が災害派遣で力を発揮できるのは、何より“自己完結”が可能だからです。食事、トイレ、寝る場所などを自分たちで確保できるのが最大の強みです。そのためには補給路の整備が必要です。補給が不完全なのに、いたずらに人員だけを投入し、それこそ現地の貴重な救援物資を自衛隊員が消費するようになっては本末転倒です」❞
『「初動が遅すぎ」「逐次投入」と自衛隊の災害派遣に批判殺到 自衛隊関係者が「逐次投入がベスト」と言う根拠』
デイリー新潮,p2,2024年1月11日 より引用
❝「(略)自衛隊は1月1日の時点で、8500人から1万人の隊員を待機させました。現地の状況を踏まえ、地元自治体のニーズを丁寧にヒアリングし、小出しに派遣人員を積み上げました。こうして被災地に悪影響を及ぼすリスクを減らしたのです」(同・関係者)❞
『「初動が遅すぎ」「逐次投入」と自衛隊の災害派遣に批判殺到 自衛隊関係者が「逐次投入がベスト」と言う根拠』
デイリー新潮,p3,2024年1月11日 より引用
地理的条件
❝ 自衛隊は救援物資を被災地に運ぶだけでなく、自分たちが必要とする物品を運ぶためにも補給路を確保しなければならない。(略)
「能登半島は北、東、西の3方向を海に囲まれています。陸路は南から北進するしかなく、しかも道路網に相当な被害が出ました。徒歩で救援物資を運んだ隊員も少なくなく、崖をよじ登る姿もテレビで報じられました。こんな状況で部隊を大量に投入すると(略)消防や警察車両の通行を妨げた可能性もありました。海路も海岸線が津波の被害を受けたため、揚陸が困難だったようです。空路はヘリがフル稼働しましたが、悪天候の影響もありましたし、何よりトラックに比べると輸送量に限界があります」(同・関係者)❞
『「初動が遅すぎ」「逐次投入」と自衛隊の災害派遣に批判殺到 自衛隊関係者が「逐次投入がベスト」と言う根拠』
デイリー新潮,p2,2024年1月11日 より引用