因果的決定論と自由意志説 その1

心の哲学とか規範倫理学とか分析哲学とか
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ととじゅに @totojuni_s

参入どうも^^@deepbluedragon氏も言うとおり、誰が予言するか問題が存在すると僕も思います。世界に内在するという再帰的限界をクリアできる超越者が存在するのかという問題ですね。 RT @collectEX: 大森荘蔵の議論  @deepbluedragon

2010-05-25 01:44:41
ととじゅに @totojuni_s

関係あります!最終的には正統派神学は神を「自己原因」であるとするようになりましたが、これは流出説と創造説の対立を踏まえた折衷的な見解です。つまり意思そのものが神であると同時に、そこから一切の事物の因果的関係性が派生するという。 RT @deepbluedragon: 思想史的には

2010-05-25 01:48:39
ととじゅに @totojuni_s

ちなみに、内在的限界(人性)があるにも関わらず超越的・預言者的能力を特定の人間が備えることのできる条件とは何か、という問いを考えるためにこそ、キリスト教の三位一体説、特にペルソナ論と受肉説が良い参照先になると思っています。@deepbluedragon @collectEX

2010-05-25 01:54:00
ととじゅに @totojuni_s

ふむ?そうなると@deepbluedragonさんは非両立説の見解を取るという理解でOKなんでしょうか?RT @deepbluedragon: 一つでも自由意志を認めたらそれは既に決定論ではありません。私だけが自由意志を持つか?からすべての物が自由意志を持つか?まで

2010-05-25 01:56:02
ととじゅに @totojuni_s

「計算機」というのは宇宙論的な歴史プログラミングプロトコル(つまり決定論的モチーフ)の全体性のアナロジーなのか、それともリテラルに計算機が予言をすることを意味しているのか、どちらですか?^^ RT @deepbluedragon: RT @collectEX 計算機が結果を出す

2010-05-25 02:03:01
ととじゅに @totojuni_s

@deepbluedragon @collectEX 唐突かもしれませんが、今までの議論をSFによって表現したのが、『リング』『らせん』の続編である鈴木光司の『ループ』ですね。詳細はこちら→ http://bit.ly/9Uun9Q)

2010-05-25 02:09:59
ととじゅに @totojuni_s

実証可能性の限界=量子力学的不確定性は、決定論を排除しないのでは?裏カジノに嵌められた客のように、確率論的に正答を予測できないことと、確率論的帰結の背後に意思が存在しないと確信することは別様かもしれない RT @collectEX: 量子力学のアレ @deepbluedragon

2010-05-25 02:17:56
珠洲 環 @SuzuTamaki

時間はあるのか、ないのか。記憶は、<私>や自由と同じく、 確実に存在するものであると思う。では記憶は過去なのか。否 、記憶は「今」あるものに過ぎない。それはコンピュータの記 憶要領と同じだ。あれは過去のものじゃない。ただ摩耗し、場 合によっては消滅する。

2010-05-25 03:04:50
珠洲 環 @SuzuTamaki

私たちが持つ時間的現象はすべて、この記憶に由来する。「今 」という瞬間は、厳密には存在しない(あるいは「今」しか存 在しない。が、その「今」は記憶を含む、というより記憶のみ 含む)。

2010-05-25 03:07:43
珠洲 環 @SuzuTamaki

記憶と記録(これも今に残る客観的記憶で過去そのものではな い)の集積と、その再構成としてのいわゆる未来。私はおそら くカント(とその支持者、中島義道)の時間観よりもアウグス ティヌス(とその継承者フッサール?)の時間観に共感を覚え る。

2010-05-25 03:10:29
珠洲 環 @SuzuTamaki

自由に引き続き、時間というまた形而上学的な対象に興味を持 ちつつも、自由論として『CODE2.0』の一部を読み直しても いる。とりあえず『告白』11巻を読まないと。ゼミのTA がそこを専門としていて彼の話はいつも面白い。

2010-05-25 03:13:13
蒼龍 @deepbluedragon

私が両立説をとるかどうかではなく、今している議論では両立説は考慮しないで進めています。なぜなら両立説でいう自由意志は決定論に対する自由意志とは(存在論的に)位置づけが異なるからです RT @totojuni_sanche 非両立説の見解を取るという理解でOKなんでしょうか?

2010-05-25 03:31:58
蒼龍 @deepbluedragon

神が計算機そのものと同じなのか、計算機が神のごとき予言者になれるのか RT @totojuni_sanche 「計算機」というのは宇宙論的な歴史プログラミングプロトコル(つまり決定論的モチーフ)の全体性のアナロジーなのか、それともリテラルに計算機が予言をすることを意味しているのか

2010-05-25 03:33:15
ととじゅに @totojuni_s

恐らくそこを僕は混同していると思います。重要な点なので説明頂けるとありがたいです。 RT @deepbluedragon : 両立説は考慮しないで進めています。なぜなら両立説でいう自由意志は決定論に対する自由意志とは(存在論的に)位置づけが異なるからです

2010-05-25 03:37:02
ととじゅに @totojuni_s

巧い小括ですね!僕はあれこれ語ろうとすると晦渋になる悪癖があるので、羨ましく思いました。 RT @deepbluedragon: 神が計算機そのものと同じなのか、計算機が神のごとき予言者になれるのか

2010-05-25 03:39:06
ととじゅに @totojuni_s

@SuzuTamaki アウグスティヌス-フッサールの時間概念と、カント派の時間概念の差異、興味があります。ひょっとすると因果的決定論と自由意志説のネタにまで飛び火可能かもしれませんし。……まぁ我田引水なのですが^^;

2010-05-25 03:42:12
collect_EX @collectEX

同意です。計算機が「宇宙論的な歴史プログラミングプロトコル」ととしたらそれはスピノザ的神と違うのでしょうか。わたしのイメージは後者の、リテラルな予言ができる計算機でした。RT @deepbluedragon: 神が計算機そのものと同じなのか、… @totojuni_sanche

2010-05-25 08:17:20
珠洲 環 @SuzuTamaki

@totojuni_sanche 自分も勉強しなくてはいけない範囲なのでお力にはなれないかもしれないですが、少しやってみます(^^; *Tw*

2010-05-25 12:00:12
珠洲 環 @SuzuTamaki

@totojuni_sanche 時間と自由との関係はたまに論じられていて、手元にある伊藤益『「信」の思想』ではまさにアウグスティヌスをベースに自由論と時間論を、また大澤真幸『〈自由〉の条件』も、自由を論じるにあたって時間というものを強く意識しております *Tw*

2010-05-25 12:01:25
珠洲 環 @SuzuTamaki

@totojuni_sanche なお、ゼミのTAの受け売りではあるのですが、現代におけるアウグスティヌス時間論はフッサールの解釈によって広まったようなのですが、そのTAはフッサールの解釈に対して批判し、独自に原典からアウグスティヌス時間論を読解しようとしております。 *Tw*

2010-05-25 12:03:44
珠洲 環 @SuzuTamaki

@totojuni_sanche カントほか現代主流の時間論というのはおそらく、ニュートン以来の、実在的な時間観で、アウグスティヌス―フッサールのそれは、人間(主体)によって形成されるというまさに現象学的な時間観、という対立だと私は理解しております。 *Tw*

2010-05-25 12:05:03
珠洲 環 @SuzuTamaki

倫理学からは大変不人気なJ.S.ミルさんも、自由論においては19世紀のスーパーヒロー・・・ *Tw*

2010-05-25 12:14:46
蒼龍 @deepbluedragon

あくまで私なりの整理です。自由意志は存在する説と自由意志は概念である説に分かれると思えばいいです。非決定論は決定論に従わない自由意志が文字通りにあるとする考え方であり、両立説は本当は決定論であって自由意志と呼んでるだけであるとする考え方かな。 @totojuni_sanche

2010-05-25 22:17:23
蒼龍 @deepbluedragon

あえて悪意な言い方をします。両立説は決定論と自由意志を強引に両立させようとする(同じ存在レベルじゃないもん)という屁理屈です。両立説は自然科学と相性のいい決定論と社会生活にとって相性のいい自由意志説を両方とも欲しいという二兎追うズルイ考えです。 @totojuni_sanche

2010-05-25 22:19:08
蒼龍 @deepbluedragon

完璧な予言者がこの世界に存在できる条件の一例はその予言が誰にも読めない未知の言語でなされることだ。これならいわゆる予言破りが実行されることは不可能だ。他にも、その予言者がすごい秘境にいて他人と全く接することができないことも考えられる。 @collectEX

2010-05-25 23:20:30
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