表現規制反対運動と、売買春問題における「日常の権力構造」をめぐって

小山エミ(@emigrl)氏と@24_589氏のやりとりをまとめています。 同じテーマの対話まとめ:  児童の商業的性的搾取と、米国の人身売買取締りについて   http://togetter.com/li/293779 続きを読む
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24⋈589 @24_589

.@emigrl なお、日本のみならず米国でも、“Doom”という互いに銃撃しあうコンピュータゲームが残虐かつ銃犯罪を助長するとして規制が求められましたが、同様にDoomとその類似ゲームがヒットするにつれて未成年者の銃犯罪者率が下がるという事例が統計上確認されています。

2011-12-17 19:36:48
24⋈589 @24_589

.@emigrl これらの事実については私を含め多数の反対派が規制派に提示し続けており、彼らは『それでも規制を行う』と主張している訳です。児童保護の為の限られたリソースを、無効と判っている規制活動に費やしている時点で、被害者に対しても極めて重大な人権侵害だと認識しています。

2011-12-17 19:39:52
24⋈589 @24_589

.@emigrl また、これらの表現物については日本では18禁区分が作られ、販売区画区分も終了しています。それ故に、常識的な範疇ではこれ以上の譲歩はあり得ない、という状態になっている訳です。そこへ難癖を付けるために人身売買や児童ポルノを持ち出している、というのが正鵠ではないかと。

2011-12-17 19:42:04
24⋈589 @24_589

『情報』が人の精神に重大かつ不可逆な影響を及ぼすのであれば、毎日の様にセックスする仲睦まじい夫婦の数十年後は四六時中欲情する色情狂だろうし、推理小説マニアは殺人狂か探偵にでもなる道理。もちろんそんな馬鹿な話は無い。情報の影響力とは、その程度に過ぎない。

2011-12-17 19:58:48
24⋈589 @24_589

ちなみに影響が『ある』とする研究成果も再三出てきているが、これは微弱かつ限定的な影響を(発表者あるいは引用者が)針小棒大化しているだけに過ぎない。当たり前だがこの世に完全に『ゼロ』は滅多にない。だが、通常の生活ではゼロと言える事例はいくらでもある。原発被害の問題と全く同根の話。

2011-12-17 20:03:50
エミコヤマ @emigrl

うーん、年間被害認知件数50件とか出ているデータをもとに、なにか言えると思っている人が多いってのがもう。話にならないくらい認知件数少なすぎで、参考にすらならないのに。

2011-12-18 00:33:29
24⋈589 @24_589

ノーマライズ(般化)するからではなく、その結果として児童虐待が増えるから、ではないかと。弾丸効果仮説的な『影響力』が情報に存在するなら当然の帰結ですし、それは規制の根拠たり得ます。勿論、百年近く誰にも立証できていない空論ですが。 RT @toshizoaraki @emigrl

2011-12-18 10:05:44
24⋈589 @24_589

@emigrl 法務省・警察庁によるデータが(特に警察庁のそれは)通達一つで上下数する性質のものであることは事実です。また、児童虐待自体が(日本では児童の権利を認めない傾向が強く)相当の暗数を含むのは事実でしょうね。

2011-12-18 10:09:29
24⋈589 @24_589

@emigrl ただし、究極の虐待である児童の殺害数が劇的に減少し続けており、そして殺人は『死体』という究極の(処分しづらい)証拠が残る事から、比較的暗数が少ないと想定できます。これは『“情報”には不可逆かつ強力な影響力など存在しない』という現代医学の結論とも合致した結果です。

2011-12-18 10:12:00
24⋈589 @24_589

@emigrl 少なくとも公式統計に於いて医学的結論と合致する結果が出ている以上、それを覆すには『“情報”に不可逆かつ強力な影響力が存在する』ことの新たなるevidenceを示す必要があります。しかし、これは弾丸効果仮説が提唱されてから100年近く誰も成功していません。

2011-12-18 10:14:15
24⋈589 @24_589

@emigrl そして弾丸効果仮説的な『強力かつ不可逆な影響』が存在するならば、それはごく容易に検出され得るはずです。“強力かつ不可逆”なのだから当然ですが。

2011-12-18 10:15:32
24⋈589 @24_589

@emigrl ちなみに弾丸効果仮説は当時のラジオ等のメディアを用いた米大統領選での『影響力』が社会問題視された際に提唱された仮説です。当然、米国はもちろん世界中の研究者が検証を続け、それでも検出できないが故に現在は限定効果論的な影響のみが存在する、という結論になっている訳です。

2011-12-18 10:17:44
24⋈589 @24_589

@emigrl くどい事を承知で付け加えますと、認知件数に関してはおそらく児童の殺害数についてと思われますが、これも“オッカムの剃刀”の切除対象です。要は『情報が人間に対し強力かつ不可逆に影響を及ぼすか』との命題であって、児童云々はその一例に過ぎません。

2011-12-18 10:27:47