【セルフまとめ】3dプリンターを使ったASAフィラメント製出力品のアニーリング実験

3dプリンターを使ったものづくりの実験をしてみました。今回は熱処理です。 簡単なので気になったら真似してみてね
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ASA(アクリロニトリル-スチレン-アクリレート)樹脂は耐候性がよく、ガラス転移温度はだいたい100℃くらいであるため、お湯による熱処理が可能である。
3dプリンターを使ったものづくりは個人的に未知数なことが多く、熱処理の影響はよく分かっていない。
そのため熱処理をして形状を維持てきるかから実験してみたいと思う
気になったら真似してみてね

出力条件
材料:ASA
出力温度:250℃
ピッチ:0.10mm
出力速度:50mm/s
充填率:100%
押出率:100%

アニーリング条件
鍋に水を入れその中に素焼きの壺を入れ壺の中に水と試験片を入れ蒸し焼きのようにして加熱

Chokko Tanaak(ちょこ) @choconaak

ASAお湯アニーリング1時間 Tg以下でのアニーリングであるが、見た目にも分かるレベルで変形している pic.twitter.com/qtuE7AVBdZ

2024-02-17 14:43:22
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Chokko Tanaak(ちょこ) @choconaak

アニーリングしたbenchy 見た目かわいくないか? pic.twitter.com/wBHdRTUGB3

2024-02-17 14:49:26
Chokko Tanaak(ちょこ) @choconaak

アニーリング結果と考察 縦横に縮んだが高さ方向は逆に伸びた 縦横が非晶質から結晶化して縮んだと考えられるが、高さ方向は圧をかけて積層していたものが応力が緩和されて伸びたということか? twitter.com/choconaak/stat…

2024-02-17 15:00:06
Chokko Tanaak(ちょこ) @choconaak

次回やりたい検証内容 Tgより十分低い60℃のお湯をポットで作り保温して形状維持と強度改善が両立できるか試してみたい ポット欲しい

2024-02-17 15:02:05