ニンジャスレイヤーAoM シーズン5第2話【スクールガール・アサシン・サイバー・マッドネス】予告

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

◆シーズン5第2話予告◆

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ヒートリー。コマキータネー。アカチャン……。雨にネオン霞むネオサイタマ市街。呪術的な広告音声をBGMに、オイランはLED傘を回して微笑み、黒漆塗りのヤクザリムジンの前ではヤクザたちがヤクザ・オジギの列を作る。ハウリンウルフ・ヤクザクラン。ビビニ・ストリートに組事務所を構える暴力団。 1

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リムジンのドアが開き、七色の油膜を張った水溜りを蹴散らして降り立ったのは、モンツキ姿の初老の男。ごましお頭とサイバネ・アイの組み合わせは、いかにも不似合い。サイバネ置換で現役年齢を延長し、暴力にしがみつく不自然が、佇まいにあらわれている。クラン・オヤブンのトジカタ・ウルフだ。 2

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トジカタ・ウルフが黒漆塗りのスリーブから黒いタバコをスライドさせ、口に咥えると、すぐにヤクザの一人が火をつけた。オイランはLED傘を開閉し、膝を曲げてオジギする。トジカタは頷き、かたわらのワカモノになにか言おうとする。その時だ。「タマッタルゾラー！」上空から攻撃的ヤクザスラング！ 3

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両手に二挺。腰の腕増設ハーネスにも二挺。四挺拳銃状態となったヤクザ・テッポダマが、上空を横切ったマグロツェッペリンから決死のダイブを行い、落下しながら撃ちまくった。BLAMBLAM！BLAMBLAMBLAMBLAM！「アババーッ！」悲鳴！血飛沫！手下の一人がトジカタに覆いかぶさり、身を挺した！ 4

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テッポダマは落ちながら拳弾を撃ち尽くす。夜空に電子音が響き、テッポダマの頭が二つに割れて、「00:02」のカウントダウン液晶が露出。自爆だ！だが！KA-BOOOM！ワカモノが一手先んじ、ロケットランチャーで対空砲撃していた！血肉の雨の下、トジカタは肉の覆いの下で罵った。「ドヤクザめが！」　5

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……数スクエア南に離れた地点。「松茸」と書かれた雑居ビル屋上看板に腰掛け、リンホ・クロキは高性能スコープグラスを覗き込んでいた。「ダッサ」彼女は呟き、噛んでいたガムを吐き捨てた。彼女の黒いセーラー服には金糸でブッダデーモンが刺繍され、右腕はサイバネ置換済みだ。女子高生であった。6

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「やっぱり、死、死んだじゃん」看板の下からモニコ・サイトウが見上げ、震えながら言った。彼女は膝の上にハンドヘルドUNIXを載せ、リンホのスコープグラス視界を共有している。「本職のテッポダマでも、ダメじゃん。絶対無理だよ、ウチらなんかじゃ……」「無理って？サイバネが足りないッて事？」7

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「あんなにたくさん手下がいて、リムジンだし……ロケットランチャーじゃん……」「眠たい事言ってンなあ、モニコ」リンホは睨んだ。「そんなら、アンタがもっとアタシを強くしなよ。役目でしょ」キュイイイ。サイバネ・アームが駆動音を鳴らし、背中のテック・カタナが共鳴する。　8

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「そんな事言うけど、お金ももっとかかるし……」「カネ？わかった。ゲットすりゃいいんでしょ。任しとけ」リンホは看板を飛び降り、モニコに額を付けて、凝視した。「やるのは、アタシの役目。アタシを強くするのが、アンタの役目」「でも、でもねリンホ……」「復讐だぞ。アゲていくぞ！」　9

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ヤクザクランに復讐を誓った武装女子高生は、果たしてそのデスパレートな目的を完遂できるか？悪よ、震えて眠れ！ニンジャスレイヤーAoM、シーズン5第2話、【スクールガール・アサシン・サイバー・マッドネス】……近日連載開始！　10