- alicewonder113
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「科学技術基本計画」(文科省、平成7年から施行)というものがある。科学技術は恐ろしくお金がかかる。1990年代から各国で政府が科学技術振興の音頭取りを始めた。国はどこに重点的に資金を投入するか。5年毎に見直す。
2011-12-03 21:35:10今年度から第4期の科学技術基本計画が始まっている。去年原案が策定されたが、閣議決定直前に大震災が起き、震災前の科学技術振興策ではまずいということで3月に急きょ修正が入った。社会と科学技術の関係については。 http://t.co/Uwtc8CjO
2011-12-03 21:43:00科学技術と国民の関わりは倫理的・法的・社会的にますます深くなりつつある。このため国として科学技術が及ぼす社会的な影響やリスク評価に関する取り組みを一層強化する。 http://t.co/MkPbH3qj
2011-12-03 22:03:11まずテクノロジーアセスメントについて。「国は、東京電力第一原子力発電所の事故の検証を行ったうえで、原子力の安全性向上に関する取り組みについて、国民との間で幅広い合意形成を図るため、テクノロジーアセスメント等を活用した取り組みを促進する。 http://t.co/VshiwWT5
2011-12-03 22:16:18レギュラトリーサイエンスとは何か。普通は「規制」と訳されるがここでは意味合いが違う。割と新しい概念。日本ではたとえば画面の2つの説がある。「科学技術の進歩」と「人間」や「社会」を調和させる(調整する)分野の科学。 http://t.co/I7ff0V3L
2011-12-03 22:30:11regulatory agencyと言うと「監督官庁、規制当局」で、たとえば「市場を自由化しろ、規制緩和しろ」などと突き上げられる公的機関だけど、ここでいうregulatoryは違うんだな。「調整する、調節する」という意味を初めて知った。
2011-12-03 22:34:54レギュラトリーサイエンスとTAで共通する点一つ目。社会の中の科学技術という視点。科学者内で求められる新奇性は、社会が求めるものと調和しているかどうか。私見では必ずしも社会で求められる必要はないと思うが、それは実用化しない場合で、ここで言われているのは実用化する場合なんだろうな。
2011-12-03 23:11:58共通点二つ目。何のための科学技術かという視点。望ましい姿。社会的正当性を担保すること。三つ目。社会に実装しようとしたとき、実験室ではわからなかった問題が出てくることもある。そういう不確実性をどう管理するか。これらが現代社会における科学の課題。
2011-12-03 23:15:28311の地震や津波、原発事故、復興、脱原発…などなどでマジックワードのように何度も登場する言葉がある。チャラ~ン♪(効果音)「国民的討議の必要性」 http://t.co/sHLdn3OR
2011-12-03 23:18:43国民的議論は誰を集めてやるのか?(1)政治家(国民の代表)(2)専門家(3)市民参加(素人?生活者?)(4)全員参加(国民投票)
2011-12-03 23:39:27ちょっとここで議論。果たして原発の問題で上がったような多面的な問題について、「国民」はそもそも議論はできるのか。専門家と市民は何が違うのか。
2011-12-03 23:40:49(学生1)アテネのアクロポリスで市民討論会に毎日参加するような人たち。(学生2)選挙程度にしか関わっていない人が市民。(留学生)漠然と自分の人権を主張している人。(小林)専門性に欠ける人、素人という分け方も。
2011-12-03 23:45:29小林先生、非専門家である市民は議論できるか?という問い。(学生1)議論が発散してしまう。予備知識がない。(学生2)議論しようとなったら、一生懸命勉強してしまう。専門性を帯びるのでは。(小林)専門性を帯びて市民性を失うと?
2011-12-03 23:56:08代表制とは何かの話の後、国民的討議に類する事例が紹介されます。これは必見。新聞記者から「この人たち、本当に初めて会って議論してるんですか?」と疑われたそう。