カジュアル過ぎる「黄泉平坂」の横断幕をきっかけに実際に行ったヒトの雰囲気ある現地写真が続々 「天国と黄泉の国」の解釈の違いも

黄泉平坂を知ったの『東京魔人學園剣風帖』だったかな。もっと前に知ってたっけ。
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ちえぽん @usapyon901

黄泉比良坂! 約10年前レンタカー島根一人旅した時に行ったぞ🚗 土曜なのに人っ子一人居なくて何となく嫌な雰囲気のとこだった(霊感ゼロですけど) 松江からカーナビ頼りで行ったけど分かりにくくて右折するとこ一回通り過ぎちゃったし 大きな案内あるの親切で良い(笑) pic.twitter.com/ZQRDqsv9Wl x.com/my_twilight/st…

2024-03-07 20:32:26
ルビコニアンデスろっり @my_twilight

そんなカジュアルに案内していい場所ではないよね? pic.twitter.com/5B7RquRcoy

2024-03-07 11:11:06
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黄泉の国と天国の違い

幣束 @goshuinchou

現地の黄泉比良坂には黄泉の国を天国と説明している日本神話好きとしては大変モヤる案内板があるぞい。 pic.twitter.com/Qzcb8VWpaF

2024-03-07 20:22:03
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朔太郎(推しの匂いを探すオタク) @Agarwood_0716

黄泉の国は死者の国であって、天国じゃないのよ…。って真顔になりましたん…。 天国じゃないのよ…。 x.com/goshuinchou/st…

2024-03-08 01:54:55
かにょ@レジェンダー @kanyomanyo

黄泉の国が天国で何故モニョるかって言うと、日本神話において黄泉の国は死者の国であって天国でも地獄でもない、そもそも天国や地獄といった概念がない。神も人間も死んだら黄泉の国に行く。日本神話においてそういうところはわりと地続きなので黄泉比良坂も三途の川も実在する。

2024-03-08 00:49:55

「黄泉平坂」の絵

TORI MIKI/とり・みき @videobird

『石神伝説』出雲の章に登場する黄泉比良坂 pic.twitter.com/yV5MzjXjXQ

2024-03-07 20:16:59
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石神伝説

とり・みき

ミサンザイ 同人誌 「天皇を旅する本」「天皇を旅する地図」ほか BOOTHはじめました @katsunomisanzai

いいかどうかはわかりませんが、古事記にみえる本邦最古のオニ的存在、ヨモツシコメを描いた明治初期の絵。 イザナミの投げるオオカムヅミ、桃の実の霊力で追い払われている。むかしから鬼は桃に弱いのである #いい鬼の日 pic.twitter.com/l3ChOKLvUp x.com/katsunomisanza…

2023-11-02 11:48:49
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ミサンザイ 同人誌 「天皇を旅する本」「天皇を旅する地図」ほか BOOTHはじめました @katsunomisanzai

こちらも黄泉比良坂が描かれた貴重な絵。 イザナギに桃を投げつけられて逃げいてくヨモツシコメたち。こういう坂なら岩で塞がれても脇から行き来できそうだけど。 pic.twitter.com/5l1zII7zlY x.com/katsunomisanza…

2024-03-07 23:26:30
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ミサンザイ 同人誌 「天皇を旅する本」「天皇を旅する地図」ほか BOOTHはじめました @katsunomisanzai

どこかユーモラスでもあるヨモツシコメたちと、歌舞伎の大見得きってるようなイザナギ。ということはこの場面の舞台は黄泉比良坂ということか。 タグと矛盾するけど、やっぱりあまりいいオニではないか(オニかどうかも厳密にいうとどんなもんでしょう) #いい鬼の日 pic.twitter.com/byCJBX4t75

2023-11-02 11:54:31
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ミサンザイ 同人誌 「天皇を旅する本」「天皇を旅する地図」ほか BOOTHはじめました @katsunomisanzai

黄泉比良坂。あの世とこの世、生者と死者のこえられない境界ヨモツヒラサカ(神話的にはこえられなくしちゃったのはこの神様なわけですが)。 「坂」とはいうが越境不可の境界線ってビジュアルイメージが難しいと思われ、洞窟的に描かれるものも多い。その方が岩で通行止めにしやすいからか。 pic.twitter.com/ptXgRG65mL

2023-11-02 12:02:54
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ミサンザイ 同人誌 「天皇を旅する本」「天皇を旅する地図」ほか BOOTHはじめました @katsunomisanzai

これは黄泉比良坂の神話を描いた戦前の絵なのですが、黄泉の軍団の造形が謎すぎてたまりません。 だれだこれは pic.twitter.com/0elQumyNlL x.com/katsunomisanza…

2024-03-07 21:10:54
ミサンザイ 同人誌 「天皇を旅する本」「天皇を旅する地図」ほか BOOTHはじめました @katsunomisanzai

少子化の時代、すなわち「あなたが1000人殺すなら私は1500人うませよう」の呪詛返しが有効期限切れとなってしまった時代

2024-03-07 20:58:54
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ミサンザイ 同人誌 「天皇を旅する本」「天皇を旅する地図」ほか BOOTHはじめました @katsunomisanzai

ヨモツシコメはまあそうだよなという納得のディテイルなのですが(ブドウやタケノコたべたりもしている)、そのあとからイザナギを追いかける黄泉の軍勢…カッパなのか鬼なのか、いっそデーモンなのか。独特のポーズもあいまってまったく謎です。強いのか弱いのかもわからない pic.twitter.com/lmXFSc7g9B

2024-03-07 21:13:35
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島根にある黄泉平坂とも猪目洞窟とも違う「黄泉の穴」

きまち@来海 @kimachi0613

黄泉比良坂で思い出した 黄泉の穴って、黄泉比良坂と猪目洞窟の他にももう一箇所あるのよ。島根県平田市になるんだけど。 でも、ここ某所の学芸員さんにも聞いたけど詳しいこと分かんなかった pic.twitter.com/PIP0ZSDEJ8

2024-03-07 20:38:36
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きまち@来海 @kimachi0613

出雲国風土記にもそれらしい記載はなかった気がする。全部読み込んだ訳では無いのであるかもしれんが。埋蔵文化財センターとかで聞けばなんかわかるのかなあ。

2024-03-07 20:41:13
きまち@来海 @kimachi0613

興味がある方は観光に是非とは思うけど、まずこの鹿バリケードのかなり重い鉄製閂を開いて進み、尚且つ300mくらいのかなり急な山道を歩かなくては行けないので、女性お1人では辛いかもしれません。 含光君張りの力持ちなお供をおつれください pic.twitter.com/LRMxcyQ0AG

2024-03-07 20:46:59
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猪目洞窟

巫俊(ふしゅん) @fushunia

黄泉比良坂については、地表にあるとの解釈が古層のものには見えないというか、黄泉比良坂に「坂本」があるから、「イザナギが逃げ帰るのに坂を下るなら地表だろ」と思い込まれたものであり、海岸もしくは河岸洞窟に葬られた人骨から魂が抜け出し、垂直の大洞穴を上って山頂に出るのが、黄泉比良坂です pic.twitter.com/fvtW6QCnkC

2024-03-08 02:02:37
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巫俊(ふしゅん) @fushunia

写真はフリー素材にあった出雲の「猪目洞窟」です。黄泉の入口だとされてます。この場所についても現在伝わってる洞窟が、古代の文献に出てくる場所と同じかは分からない訳ですが、垂直に伸びる大洞穴から浅間山の山頂に抜けて、諏訪の神として「再生」したのが、中世の神話に出てくる甲賀三郎です。

2024-03-08 02:08:09
巫俊(ふしゅん) @fushunia

甲賀三郎は、兄たちの裏切りにより、地底に落とされるのですが、地底の女神に助けられて、もらった鹿の生き肝の餅を食べながら、洞穴をよじ登ります。そのとき、ヘビの皮ももらって身体に巻いてたので、外に出たとき身体がヘビになっていたとされるのですが、オオナムチもヘビのヒレをもらう話があり、

2024-03-08 02:16:13
巫俊(ふしゅん) @fushunia

オオナムチは、スサノオがいる「根の堅洲国」に行くのですが、スセリヒメの助けを得て、ヘビのヒレなどを使って生命を保ち、黄泉比良坂を通って脱出したと『古事記』にあります。『古事記』のものは少し話が変わってますが、古層の神話の特徴を残してるのは、中世の地方の神話の甲賀三郎の方でして、

2024-03-08 02:24:25
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ロープを切られて地底に落ちてから、生還する要素が共通する甲賀三郎と同系の神話が、印欧語族のスラヴ語派の集団の神話にも残っていて、三郎という名前は、印欧語族最古の神話に出てくる「3番目の男」の「トリト」に由来してます。

2024-03-08 02:27:55
巫俊(ふしゅん) @fushunia

そして、この神話は、「洗骨再葬」を行ってた古い時代の日本列島に定着したものですから、腐敗する腐肉を洗ってやり、白い骨に変わると、死者の魂が抜け出る訳ですが、骨が清まると水が湧くと高知県には伝わっていて、洞窟の地下水脈を経て、山頂にある不思議な池に出て、魂が大自然に回帰する訳でした

2024-03-08 02:33:46