このたる@kareruanteru さんの改変後の世界への呟き

「無自覚ではあるが、彼女たちは視聴者の視点では連続性を持ったキャラクターとして生きている」 『魔法少女まどか☆マギカ』の結末とその登場人物達に対しての愛のあるとても素敵な言葉でしたので、纏めさせて頂きました。
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このたる @kareruanteru

誤解を恐れず書くと、改変後の世界で重要なのは杏子とマミさんが生存していることそのものではなく、彼女たちがああして生きていられる世界になったということ。そして本編と同じような運命にあっても、それを納得できるくらいには優しい世界になったということ。

2011-12-26 01:00:39
このたる @kareruanteru

同様にさやかがあの場で導かれるのは、彼女が悲劇の運命にあったからではなく、信念を最後まで貫けたから。あれでさやかは魔法少女になるべきではなかったという意見に、間違って魔法少女になったわけではないと示して見せた。生存する、しないで幸不幸が決まる訳ではない。そういう世界にまどかがした

2011-12-26 01:05:58
このたる @kareruanteru

さらに言えば、彼女たちはその無自覚な奇跡を一方的に享受したわけではない。まどかがそれを可能にしたのは、まどかが関わった魔法少女達の痛みと祈りを知った故のこと。あの精神世界はまどかの心象に過ぎなくても、それまでにマミさんと杏子からのパスが存在していることを示している。

2011-12-26 01:15:49
このたる @kareruanteru

だから、改変世界のマミさんと杏子に変化があったとしても、それは改変前の世界の彼女たちの祈りが在って初めて成立する構造。故に、無自覚ではあるが、彼女たちは視聴者の視点では連続性を持ったキャラクターとして生きていることが出来る。

2011-12-26 01:18:23
このたる @kareruanteru

と、ぼくは思う。だから改変後の彼女達が別人とは思わないし、まどかの記憶が無くても、繋がりが無くなったわけじゃない。むしろその変化こそが、これ以上ない程まどかとの交流の証だと思うし、彼女たちの祈りの強さを表していると思う。ほむらと繋がり方が違うだけで、記憶の有無で繋がりは切れない。

2011-12-26 01:23:14