長束歌集『大蔵抄』

ついったあ(なりきり)武将、長束正家が製作。 俺が気紛れやら企画やらで詠んだ歌をまとめたりしてみた。 返歌を貰ったものは、一緒に掲載させていただいたぞ。 続きを読む
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なつか @ntk1600

【挽歌】玉の緒の 継ぎ連ねたる 長く手に つとめも終えて 今は眠れよ(手で長く玉の緒をつなげてゆくように、家を続けていくという責任を、お前は長久手の戦以来果たしただろう?もう充分だ、今はゆるりと眠れよ。) @ikeda_sen #長束歌集

2012-01-25 00:06:27
なつか @ntk1600

【太閤殿下の御誕生日に詠める】 木枯しの 冬も過ぐべし 君在りて このはなさくや 瑞穂の国に #長束歌集 http://t.co/Gn5ZYKpi

2012-02-06 19:38:17
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【意訳】木枯らしの吹きすさぶ冬も、とうに過ぎました。この豊かな葦原の瑞穂の国に春が来て、美しい花が咲き乱れるのも、貴方様がお生まれになったからなのでしょうなあ!

なつか @ntk1600

@home きみのてにて 棄つるいのちは なかりけり 鶴をまつより しかと拾えよ (貴方のせいではありませんよ、殿下。亡くなった御方を嘆くよりも、今は、新しく拾われたその、拾様の命、どうか慈しみ下さい)

2012-03-20 22:36:37
なつか @ntk1600

【若君の御命日に詠みたかった歌】すぎてなほ 庭のしげりの 変わらぬは しのぶぐさにぞ 君の座らむ (これだけ時が経っても庭(=丹羽家)の繁り(=繁栄)が変わらないのは、貴方が“しのぶ”と名の付く草の上に座るように、ずっと耐えしのんでいらっしゃったからなのでしょうね) #長束歌集

2012-03-08 02:18:32
なつか @ntk1600

【三万呟きに詠める】言の葉の 芽吹き若木も 咲き染めて ももとせも四つ 過ぎたる世とは(俺は今も変わらず言葉を紡ぎ、花を咲かせているが、もうあれから百年が四つも過ぎているんだよなァ…不思議なもんだ) #長束歌集

2012-03-30 01:28:02
なつか @ntk1600

【御命日に詠める】若州の 花も笑むらし 春の日に 心浅しと ふる雨なりけり  (若狭にも春が来て、花が咲き始めたようです。そんな穏やかな日に降るとは、雨も思慮が無いものですね。/このうららかな時に涙を流す事になるとは、人の生は薄情なものです…) @rice5roza

2012-04-16 00:00:43
なつか @ntk1600

【若君の御誕生日に詠める】 新たしく 若木萌え出づ みどりごの なきごえ響く これぞ世の春 @rice5roza  

2012-04-18 00:01:12
なつか @ntk1600

桐の木の 青き諸葉も 夏去りて 枯れども離れず 落つとも散らさず

2012-05-13 02:17:11
なつか @ntk1600

青々と茂る桐の木のように天下を治めていた豊家は、夏の戦を終え、滅びようとも、諸将や民の心は離れず、命を落としても、その死すら心を一つにするための「出来事」にすぎない。

2012-05-13 02:20:24
なつか @ntk1600

【同僚の命日に】秋津島 やまとおとらじ 名を残し たかのたつ空 西へ向かふか(山にも劣らぬ程の名声を残した鷹が飛び立つのは、西にあるという極楽浄土なのだろうか。/やまと=山と・大和/たかの=鷹の・高野→こうや/西=西方浄土・西方=大坂方=豊家) @n_masita1615

2012-05-27 22:40:42
なつか @ntk1600

長束正家には【 神風 】・【 墨と筆 】という題を与える。両方使用しても良いし、一方でも構わぬ。 http://t.co/1zowUa5t 『願はくは 風を寄越せよ 天津神 山と積まれし 書を運び去れ』 神様が吹き飛ばしちまったなら仕方ないよな!!(爽

2012-10-13 22:34:16
なつか @ntk1600

長束正家には【 冬の山越え 】・【 茶の湯 】という題を与える。両方使用しても良いし、一方でも構わぬ。 http://t.co/1zowUa5t 『白き地に 足形つける 更更と 見よむつの花 吾はいきたり』 「むつ」は「六つ」と「陸奥」な。「行き」と「生き」と。

2012-10-14 00:36:46

…佐々のことを考えながら詠んだ歌やな。

なつか @ntk1600

長束正家には【 朝顔一輪 】・【 残る紅葉 】という題を与える。両方使用しても良いし、一方でも構わぬ。 http://t.co/1zowUa5t 朝ひらく 数多の首を 刈り取りて 床に活けたる 将の笑むらし

2012-10-15 00:21:25
なつか @ntk1600

長束新三郎には【 長雨 】・【 槍 】という題を与える。両方使用しても良いし、一方でも構わぬ。 http://t.co/1zowUa5t 堰を切るながめにたえぬ 土塊や 槍の雨にも 流る人垣

2012-10-15 10:57:51

忍の戦。

なつか @ntk1600

長束大蔵には【 石の橋 】・【 染まる湖 】という題を与える。両方使用しても良いし、一方でも構わぬ。 http://t.co/1zowUa5t よごすまじ 天つ乙女の 薄衣の 赤く漬ちては 空へ昇れず (汚す・余呉)

2012-10-15 11:17:32

賤ヶ岳の戦。

なつか @ntk1600

長束正家には【 七夕 】・【 母衣纏う 】という題を与える。両方使用しても良いし、一方でも構わぬ。 http://t.co/1zowUa5t いくさばに 吹くは黄母衣の 風一陣 貫き穿つ 速き水なれ   …んー。いまひとつ…

2012-10-16 00:42:07

忍の戦での、速水甲斐。

なつか @ntk1600

長束大蔵には【 泥中の蛙 】・【 夜の闇 】という題を与える。両方使用しても良いし、一方でも構わぬ。 http://t.co/1zowUa5t 夜道行く 声はすれども 顔を見ず 其処に潜むは 蛙か兵か

2012-10-17 23:05:57
なつか @ntk1600

長束新三郎正家には【 いろはうた 】・【 夜戦 】という題を与える。両方使用しても良いし、一方でも構わぬ。 http://t.co/1zowUa5t 夜なれば 花を手折りて 床に活け 愛づるほどにぞ いろは尚増す (「いろは」を入れた「歌」て事で。花、床、いろ、夜戦…察せ)

2012-10-17 23:22:10

…まあ、たまにはこんな歌もな……。……気恥ずかしいが。

なつか @ntk1600

長束大蔵大輔正家には【 染まる湖 】・【 残る紅葉 】という題を与える。両方使用しても良いし、一方でも構わぬ。 http://t.co/1zowUa5t 落ち残る 里のもみじ葉 地にすだく 彼らと共に 散らまほしきを

2012-10-21 20:04:43