大山定伸先生(@oyamalaw)と 赤木真也先生(@akagilaw) 先生の「問いに答えるとは」

論文式試験において「問いに答える」視点について,大山定伸先生(@oyamalaw)と 赤木真也先生(@akagilaw) 先生のつぶやきをまとめました。
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弁護士 大山定伸 @oyamalaw

答案添削をしていて感じるのは「問いに答えていない」答案が多いことです。また,「聞かれていないことに答えている」答案も多く見られます。

2011-12-27 10:07:02
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

「聞かれていないことに答えた」場合,単なる余事記載で,「ご苦労さん。でも関係ないからね」で済む場合(軽傷)と,「あなた,分かってないでしょ」となってしまう場合(重傷)があります。後者になったら悲惨です。

2011-12-27 10:08:55
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

論文試験の極意は「知っていることだけを書く」ということですが,「知っていることは全部書く」ということでもありません。

2011-12-27 10:11:52
赤木真也 @akagilaw

大山先生のおっしゃるとおりですね。僭越ながら付記するなら、問いに答えるとは端的な答えとその理由を必要最小限で書くこと。理由の骨格は、法的主張(効果)とその根拠(条文、要件、定義)とあてはめ。解釈は結論を左右するときのみ。

2011-12-27 11:20:02
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

@akagilaw それより重要なのは、問題文の理解と問題点(論点、争点)の設定ですね。そこができないから、「問い」に答えられない。この視点が軽視されすぎだと感じています。

2011-12-27 11:26:37
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

@akagilaw 仰る通りですが,その大前提ができてない方が多いんです。それは結局,論点がどう,要件がどう,あてはめがどう,という大きな意味での「論点主義」の結果でしょう。

2011-12-27 12:08:37
赤木真也 @akagilaw

@oyamalaw それを論点主義というかはともかく、そこにたどり着くプロセスの軽視はあると思います。時間の制約はありますが、実力テストなどの解説講義でもっと時間を費やしていいところかもしれません。

2011-12-27 12:16:38
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

@akagilaw 要件や,あてはめ,効果を論述に気を取られすぎなのです。だから,何も関係ないことを堂々と書いてしまうのでしょう。こればかりは訓練するしかないように思いますが(笑)。

2011-12-27 12:20:57
赤木真也 @akagilaw

@oyamalaw どうやって関係のあることを拾い出すかは、最後は個人の努力ですが、実演を多くするのが効果的でしょうね

2011-12-27 12:29:41
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

@akagilaw 実戦も重要でしょう。「体で覚える」というような感覚ですw

2011-12-27 12:32:40