アフリカ・タンザニアの緑化プロジェクトが話題に→「半円形の穴」を掘ることで水と土壌の流出を防ぐことに成功、ついには荒廃した土地に緑が戻る

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土壌の回復・維持に適した方法

れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software

これは「デミルーン」水が滞留する時間を稼ぐことで、還元雰囲気を作り出して砂に含まれるリン酸を溶かしだし、土地を豊かにする手法。 多少降雨があり、勾配があるやせた土地に適している。 x.com/HRenpou/status…

2024-03-17 21:32:45
光の地球連邦ニュース @HRenpou

アフリカ・タンザニアで、人々が一斉に半月状の穴を掘ることで砂漠を草原に変えた! 掘った穴にわずかな雨水が流れ込むことで種子が発芽したのだ。やればできる! pic.twitter.com/Zs89SoNoXx

2024-03-17 11:46:24
れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software

半円形なのは堤の長さを減らすため。 堤を作るのは大変だし、堤から水が流出するので、短くする必要がある。 堤を短く、水が上から流れ込むようにすると半月になる。

2023-08-29 18:58:33
れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software

デミルーンが土壌の育成に良いのは、「水が長時間溜まっている」から。 以前、リン酸のツイートをしたんだけど、水が溜まって酸欠になり、還元雰囲気になると土からリン酸が溶けてきて、植物の栄養になる。 twitter.com/rei_software/s…

2023-08-30 13:33:39
れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software

リン循環の話をメモっておこう。 農学部や教養学部でならう基礎的な話だけど。 リンは自然界ではおおよそリン酸の形で存在してる。 リン酸は土壌のカルシウム、鉄、アルミニウム、マグネシウムなど化合すると水に溶けなくなる。 この「不溶性になりやすさ」がリンの循環の様子を決めてる。

2022-10-30 07:47:11
れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software

痩せた土地、乾燥した土地で農業をするっていうだけなら点滴灌漑をすれば良い。 が、これは生産された植物から利益が得られる前提の高投資な農業で、砂漠化への対抗には向かない。 豊かな森、草原を維持するためにはデミルーンが向いてる。 ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%82%B9…

2023-08-30 13:40:07
リンク Wikipedia 点滴灌漑 点滴灌漑(てんてきかんがい、(英: drip irrigation または trickle irrigation)とは、配水管、チューブやエミッタ、弁などからなる施設を用い、土壌表面や根群域に直接ゆっくり灌漑水を与えることにより、水や肥料の消費量を最小限にする灌漑方式であり、トリクル灌漑やマイクロ灌漑ともよばれる。 近代的な点滴灌漑は農業において、1930年代に発明され、それまでの無駄の多い湛水灌漑に取って代わったスプリンクラー以来のもっとも大きな技術革新となったといわれている。点滴灌漑には点滴エミッタの 8 users 10
れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software

デミルーンが成功してるのはブルキナファソとナイジェリア。 こんな感じでもともと砂漠化してた土地を改良して耕作地にしてる。 goo.gl/maps/oDd2MWKXW… pic.twitter.com/x0mrLhLDKb

2023-08-31 01:39:22
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リンク 13°03'23.5"N 1°09'51.9"W · ブルキナ・ファソ サンマトンガ 13°03'23.5"N 1°09'51.9"W · ブルキナ・ファソ サンマトンガ ブルキナ・ファソ サンマトンガ
れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software

痩せた土地、荒れた土地の改善には 「水の確保」 「土壌の流出防止」 の2つが大切で、降雨の様態と土地の様態で適切な技法が変わるんです。 ここ、中学校の社会科の資料集にいろいろ載ってるので、異世界転生で農業チートする予定の人はちゃんと覚えてください。

2023-08-29 19:27:27
れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software

あ、今見返したら書いてないけど、 デミルーン(demi lunes)は当然「半月」って意味です。 luneが月。

2024-03-17 21:42:18
れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software

デミルーンはフランス語で「半月」。 ロマサガのデミルーンは農法じゃなくて普通にフランス語の「半月」だな。 半月農法をデミルーンというのは、マリとかニジェールとか、旧仏植民地、仏語圏アフリカで主に用いられてる農法だから。 twitter.com/matsui_bank/st…

2024-03-18 17:59:45
極度∞怪談(してます)やねうら🧬TV@cryptoきくうし @TV65377118

@rei_software すいません、「やれば出来る」のはいいんですが、この農法で出来た草原の持続性はどれほどなんでしょうか?(´・ω・`) 僅かな熱波でたちまち砂漠に逆戻りしそうな気もするんですが💦

2024-03-18 12:34:58
れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software

@TV65377118 それは程度問題だなー。 弱いとも言えるし強いとも言える。 ただ、元ツイートにあるような発芽だけを目的としたものではなくて、伐採しすぎなどで土壌が死んで植物が生えなくなった土地の土壌を生き返らせる方法だから、ただ木や草を植えるよりは遥かに強い。 森が戻ったところもある。

2024-03-18 17:43:39
さいとう @kunkun46

@rei_software こんにちは。 「還元雰囲気を作り出して」という部分が分かりません。 教えていただけませんか?

2024-03-18 09:54:04
大津和久 @kazu02niaes

@kunkun46 水がたまる>バクテリアの活動で水底が酸欠状態(還元的雰囲気)になる。>リン酸(肥料成分)が溶け出す。>草が生える。 ということかと。

2024-03-18 11:26:44
がり @sin_t7t

@rei_software 猫耳の専門家じゃなかったのかよ... Twitterは恐ろしいな

2024-03-18 02:00:55

緑化までの流れ

MASA(航空宇宙・軍事) @masa_0083

時々話題になる「砂漠に三日月状の穴を掘って緑化する」デミルーン農法ですが、仕組みは ①雨季の雨を受け止める方向に三日月状の穴を掘る ②肥料と種を植える ③雨水が三日月状のに流れ込み、溜まる ④発芽 という流れなので、「穴を掘るだけ」では無いんですよね。 youtu.be/WCli0gyNwL0?si…

2024-03-19 12:31:19
MASA(航空宇宙・軍事) @masa_0083

サハラ以南の乾燥地帯にも雨季は雨が降るのですが、地面がセメントのようにカチカチになった土漠で、ほとんどの雨はただ流れていって留まらない。 草も生えないので乾季は異常な高温になり、牧畜すらできない砂漠化した土地になるわけです。 三日月穴で受け止めてやる事で土壌に保水力を持たせる事ができれば、植物を生やして緑化できる

2024-03-19 12:37:02
MASA(航空宇宙・軍事) @masa_0083

WFPの「緑の長城」プロジェクトではこの方法でサハラ砂漠の南下を食い止めようとしているのですが、ただ砂漠の緑化に協力してくれと言っても誰も利益がないので、ソルガムとか粟とか、現地で昔から栽培されている植物を植える方法として普及させたのが成功の鍵ですね。 やればやるほど収入が増えるので、現地の人々が自主的に拡大してくれる。

2024-03-19 12:40:34
MASA(航空宇宙・軍事) @masa_0083

現地。わずかですが植物が三日月の中に生えつつあります。 新しいソーラーパネルと給水塔があるので、土地に染み込む水が増えて井戸が出来てるのかな? google.com/maps/@15.56469…

2024-03-19 13:00:05
リンク Google Maps Google Maps Find local businesses, view maps and get driving directions in Google Maps.
リンク Harvard Waters of Life: how Tanzania is digging for climate victory - Harvard Welcome to Arusha, a city in north-eastern Tanzania and at the heart of East Africa’s worst drought in over 40 years. And while the country may be known for its wildlife, Tanzania is facing a growing number of environmental concerns leaving its rich biodi 3