四の舟×おろし丸によるスケッチブックリレー小説 日本昔ばなし~桃太郎編~

俺と相棒の道楽ラリー小説。今回は若干スケベえなシーンがありますがご了承くださいませ。
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焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE ゆらゆらと穏やかな波に揺られながら、船は島へと向かいます。「よし、そろそろつくぞ。」言われてみてみると、思った以上に穏やかそうな島でした。これにはみなもん達も少々驚きを隠せません。

2011-12-20 00:38:00
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「ほんとに、あそこに異形が住んでいるんかね?」 「うーん、たしかに穏やかな島にしか見えないわね・・・」(うん、うん)「話の設定上日本刀持ってきておいたのに、役にたつのかな・・・?」 一行は不思議に思いましたが、船はそうこうするうちに島に到着しました。

2011-12-20 00:40:54
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「よし、着いたぞ。」「ありがとうございます。」「礼には及ばない、だがこの島を見ていくというのならこいつを連れていくと良い。こいつは島の事に詳しいからな。」「ヨロシクお願いシマース!」こうして一行にケイトが加わりました。

2011-12-20 00:43:51
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 一行はすすんでいきますが、何も現れません。本当に異形がいるのか不安になってきます。(・・・)「みなもん、ホントにここに異形、というか鬼がおるん?」「うーん、あるはずなんですがねえ・・・」「ガイドの、ケイトさん、本当にここは鬼が島なのかしら?」「ハーイ!」

2011-12-20 00:52:10
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「そうは言っても、全然鬼なんて見んとよ。」(うん、うん)「フフフ……実ハモウアナタタチの前ニイマスヨ?」「え?」ケイトがバンダナを外すとなんという事でしょう、小さいながらも鬼の角が生えているではありませんか。

2011-12-20 00:54:23
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 一行は言葉が出ません。「フフー! コノ角ヲ見テ恐怖ト感動デ声がデマセンカーー?」 「いや、その逆っちゃねん・・・」 (うん、うん) 「そうねえ・・・」 「お姉さん、すっごくかわいいですよ!! ラ〇ちゃんみたいですっ!!」 「エッ、ソ、ソーデスカー///」

2011-12-20 00:58:10
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「おや、お客さんかい?」「あらあら、本当だ。」声を聞きつけて、茂みの方から二人の鬼が現れました。一人は背が高く細い目をした鬼、もう一人は背が低く猫のような口をした鬼でした。「やあようこそいらっしゃい、何もないところだけどゆっくりして行ってね」

2011-12-20 01:03:14
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「あっ、なんかまたかわいいのがでてきましたよ~###」 みなもはかわいい鬼たちの出現でもう大喜びです。「あらー、珍しい子たちがきてるのね~」 ポテチをバリバリ食べながら、いかにもグータラそうな鬼が現れてきました。(あっ、春日野先生、あんま変わってない)

2011-12-20 01:10:30
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「…なんか私ら勘違いしとったよーね」「そうね……」肩の力が抜けた一行は、鬼達の集落にお邪魔することになりました。村には色んな鬼達が、思い思いの事をしていました。非常に平和です。

2011-12-20 01:15:59
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 鬼たちはみなもたちのために宴会を催してくれました。飲めや歌えの大宴会。みなもも夏海も葉月も空もみんなとても愉快な気持ちになってきました。宴もたけなわになり始めたころ、みなもがふと気がつきました。「ねえ、鬼が島に来たけど、鬼退治しなくていーんですかね?」

2011-12-20 01:24:31
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「えーっと……」「そもそも鬼退治って悪い事してる鬼を懲らしめる事だよね?」(うん、うん)「そういう鬼はここにはいたかな?」(…いないね)「退治する相手がいないんじゃどーしよーもなかとよ。」

2011-12-20 01:27:00
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「じゃあ、あんたたち、物語にけじめをつけるためにも、あたしたちのお宝もらってく?」 鬼の春日野先生が大きなつづらと小さなつづらを持ってきました。「・・・あの、先生、物語がちがいません?」 「いいじゃない、これでどっちかを選ぶってことでひとつ!」

2011-12-20 01:33:26
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「じゃあ……小さい方を頂いていきますね。」「おう、またいつでも遊びに来なさいな~。」こうしてみなもん達はお土産も貰い須尭さんの船で家まで帰ってきました。

2011-12-20 01:37:18
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「おー、みなも、帰ったか」「おかえりなさい、みなもちゃん・・・そして、たくさんお友達ができたのね」 大地と木陰が笑顔で迎えてくれました。「えへへ~付いてきちゃってん」 「私たちも行くところありませんし」 (うん、うん)

2011-12-20 01:42:44
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 「やれやれ、こりゃまた厄介なお土産を連れて来たもんだな。」「まあ、にぎやかなのも良いじゃない。」大地と木陰はなんだかんだ言いながらも三人を家に置く事を了解しました。

2011-12-20 01:45:54
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「ところでみなも、その小さなつづらはなんだ?」「あー、これ?鬼の人たちがなんかくれたの~」「とりあえず、開けてみたら?」みなもはつづらを開けてみました。「あっ・・・」 みなもは中身を取り出しました。それは―デジタルカメラでした。

2011-12-20 01:48:28
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 今日もまた燦々と、太陽が村を照らします。穏やかないい天気の中をみなもはみんなと一緒に歩いていきます。今日はどんなものに出会えるのか、どんなものを見つけられるのか。デジタルカメラを片手に今日もみなもは外を駆けるのでした。

2011-12-20 02:01:21