【妖怪・憑き物】「七十御前さん」について
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ナナジュウゴゼンサン(七十御前)…あれ、これって字を当てると「七十五前」で「七十五」と関連するだけでなく、「御前」の部分に着目するとミサキの意味合いを持っているんじゃないだろうか、と感じてしまう。
2011-12-07 14:36:59もしかしたら「七十五」+「ミサキ(御先)」で「ゴ」の部分が「五→御」になって「サキ」の字が「先→前」と変化した形なんじゃないだろうか、と…ふとそんな連想が脳裏をよぎったのでメモ。思い付きなので詳しいことは知りません。七十御前さんについてもさっき知ったばっかりですし。
2011-12-07 14:38:26内容の要約を見ると蛇の使いの家筋だから、トウビョウとかその辺りに類似している気がするし…元が「七十五」であった可能性はありそうだなぁ…。
2011-12-07 14:39:56もう一つは「七十御前さん」について。以前は「 http://t.co/IhJ7ZRCa 七十御前さん | ナナジュウゴゼンサン | 怪異・妖怪伝承データベース」を紹介したのですが…
2012-01-06 17:54:42このサイトですと「シチジュウゴゼン」の読みなのですよね。参考文献は『妖怪事典』らしい。> http://t.co/DsmDTtoy もののけが集うホームページ 犬神
2012-01-06 17:55:41今日、「 http://t.co/IhJ7ZRCa 七十御前さん | ナナジュウゴゼンサン | 怪異・妖怪伝承データベース」の参照元である立花 正一「讚岐丸亀地方の伝承」(『郷土資料』5巻7号、郷土研究社、S6、P.45〜47)のコピーが届きました。
2012-01-06 18:33:49冒頭部より。中に挙げられている伝承は、立花正一氏が幼少の折に、主に伯母の長島うめ女という方から聞いた話とのこと。伯母はまた娘時代に祖母から聞いたのだという。
2012-01-06 18:36:19なので又聞きである上に、記事を執筆している本人が幼少の頃に聞いたということから、正確性に疑問が…(汗)。記事を書くに当たって何度か話を聞き直したのかどうかは記述されていないので不明。
2012-01-06 18:37:21「七十御前さん」の記事を一部引用しますとまず「七十御前さんは伊豫の犬神に當るものである。本體は頸に金の輪の入った小蛇ださうで、これを使ふ家筋に恨らまれると、七十御前さんをけしかけて病人にされたり遂には取殺されたりする。…(後略」とあります。
2012-01-06 18:45:18伊予の国(現愛媛県)の犬神に相当する、というのがまず一点。後述の性質からも、憑き物の類であろうことが推測できます。犬神( http://t.co/mlPRZN9G 犬神 - Wikipedia)ではその姿は一般的に鼠に近いものと考えられていたのに対して蛇の姿で考えられていた、と。
2012-01-06 18:46:58以前も言ったけど、犬神よりはトウビョウ( http://t.co/g64VeZPd トウビョウ - Wikipedia)に近い…というか、「その姿は10-20センチメートルほどの長さの蛇で、体色は全体的に淡い黒だが、首の部分に金色の輪があるという」という記述を見るに姿はほぼ一致。
2012-01-06 18:49:09ただ、個人的に興味を引いたのは次の記述。先ほどと同じ記事より引用。「或家でそこの妻女が主人の留守中大切にしまつてある瓶の蓋を開いて見ると、小蛇が一杯うじようじよと入つて居た。」…この後妻は熱湯を瓶の中に注ぎ、七十御前さんを全て殺してしまいました(以後七十御前さんは出なくなった)。
2012-01-06 18:52:10話から見るに、妻は七十御前さんのことを知らなかった?しかも主人が七十御前さんの詰まった瓶を大切にしまっていた…普通憑き物というと女性に憑いて回るものなのですが、この噺では男性が使っている。…しかも瓶に入れて使っていたといいます。
2012-01-06 18:54:34