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2012年1月11日

岡崎乾二郎+松浦寿夫 対談「ジャクソン・ポロック再考」岡崎乾二郎氏の補遺

2012年1月9日に行われた四谷アート・ステュディウム×アートトレイス共同企画の対談「ジャクソン・ポロック再考」に関する岡崎氏のツイート。 こちらも併せて。 「ポロックの絵画とドッペルゲンガー」 http://togetter.com/li/218723
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おかざき乾じろ @kenjirookazaki

昨日の画像の補足。ポロックのディテール。緑、黄、白、黒。最も手前に見えるのは黒の線?だが黒の線は描き順からいえば一番下(はじめ)。他の色は黒の線に重ならぬように順次重ねて描かれた。例えば黒の両脇にそれを避けつつ沿った緑の線、 http://t.co/qSEaGamT

2012-01-11 02:20:16
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

「秋のリズム」、ここでが黄土色、白、そ一番上に黒と一見見えるが、ポロックは驚くほどの几帳面さで、黒を避けて両脇に黄土色の線を引き、同じく白も黒い線を乗りこえないように、黒線の両側ににとどめている。そもそも黒の線自体でも、 http://t.co/EySmzl8S

2012-01-11 02:28:27
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

(承前)見かけ上の上下と実際の上下の錯綜はある。この結果、実際上の画布平面と、視覚的に措定された画布平面(例えば黄土色は画布に浸透して一体化しているように見えるのだが、実際は一番上)が、定位できないズレ(いわば論理階層の矛盾が与える)を知覚させる。この間に見る人間が挟まれるような

2012-01-11 02:34:56
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

いわば二つ(以上)の地(平面)=網目が伸縮する。その中に見ている人の眼が入り込んでしまったような(論理的)目眩。ポロックの絵をしばらく見ているとその絵=網目の中に身体が捉えられてしまったように感じる、これはその(技法的な)秘密の一つ  http://t.co/NFqxf4EH 

2012-01-11 02:45:45
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

いずれにせよ。ポロックの絵に実体的な平面(画布そして壁と一致した)は存在しない。結果として作り出されるのは、見ている人間の眼(つまりは身体)の前後をはさみこみ、絡めとるような空間。

2012-01-11 02:49:35
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

当然、線を追えば同じ線状、形象の反復は見られる。がこの形象は平面的なものでなく先に述べたような厚み(経験=過程として把握される論理的ズレ)を持ったものであるために、視覚上で同時に比較できない。複数の毛糸玉の膨らみを較べる時、それぞれ個別に持ってから、記憶で比較するしかないように。

2012-01-11 02:59:04
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

あるいは一望に観察する視点がない建築空間の中で個々の部屋の空間の質(その同質性、異質性)を比較するときのように感受するほかない。壁(画布)の向こう側にいかに空間をつくるかではなく、描かれたものが、いかに壁さらにはそれに対峙する人間主体、双方を部分として含む空間全体を組織するか。

2012-01-11 03:04:55
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

ポロックの絵はいわば、(観客=作者)の眼、身体を包囲する空間となっている。したがってその絵は見ている人間の身体を、その背中=後ろ側まで包みこむように感じさせる。(しばらく見入っているとそれはかならず感じられる)。

2012-01-11 03:07:05
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

言い換えればポロックの絵が図(中心的な対象)として浮上させるのは、見ている人間自体の身体(眼を含む)。観客の身体はポロックの絵に包みこまれることで影というより、うつろな洞のようにそこに在ることが意識される。つまり対象として見た事のない自分自身の身体(そして眼)の輪郭をそこに感じる

2012-01-11 03:12:59
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

視覚的というよりは、むしろ(身体を包みこむ衣服のように)触覚的に。

2012-01-11 03:14:14
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

整理すれば、まず実体的に措定される大地(平面)が喪失されていなければ、この効果は実現しない。(ポロックの絵に実体的に前提される平面はない)。当然、主体が位置づけられる平面がない=つまり主体も実体的に定位できず、対象として不安定、主体の不在感が出発点となる

2012-01-11 03:18:17
おかざき乾じろ @kenjirookazaki

左、e.マッハ自画像、右、初期ポロック Going West, マッハにならえば、ポロック自身の身体(眼)はこの画面の周囲に楕円状(眼の形態にそって)断片(眼の周囲の鼻の盛り上がり、ひげのような土手)として現れる。 http://t.co/m3HHBKl6

2012-01-11 03:23:12

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