ドローイングについて考える

備忘録9
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N⇄T @mNhTfK

言語、とりわけドローイングという媒体は、確かに有用で且つ建築家たらしめる重要な要素だったかもしれない。しかし、3Dというものはそこに宿る精神を解体させているようにも思える。

2012-01-11 15:18:34
N⇄T @mNhTfK

昨夜拝見したピラネージの仮想再現空間は、かのエッチングを立体モデルで可視化できてしまった。一枚のメディアでもって重層的に書き込まれた ことば が要素に還元され、歩くという擬似体験を通して新たな奥行きが示されたわけである。

2012-01-11 15:22:44
N⇄T @mNhTfK

それ自体は素晴らしい事だと考えるのだが、書きたいことの都合上、少し下に見てしまった感は恐縮ものであるが、3D化とは 容易に 誰にでも 全体像を 恣意的に 示せてしまうのである。

2012-01-11 15:25:01
N⇄T @mNhTfK

それは批評なるものの内発性/外発性を問うこと以上に建築におけるドローイングという一つの核たる要素をも 脱化 されようとしているのではないだろうか。

2012-01-11 15:27:32
N⇄T @mNhTfK

一方でドローイングの拡張とも読めるのか。難しいね…その態度だと何か変わるの?くらいの意識しかないな…

2012-01-11 15:37:32
Soh @soh__y

@mNhTfK ドローイングと3Dの関係が何かしらあるという前提を置かれている理由が気になります。僕はドローイングと3Dは全く別物だと思っちゃってました。 あえて関係があるとしたら「イメージを伝える」という点かなと思いますが、だとするとドローイング自体の価値は変わらない気も。

2012-01-11 15:48:15
Soh @soh__y

@mNhTfK この3D化の話はもう仰る通りだと思っていて、そして3Dが普及する理由はここに終始するとも思ってます。

2012-01-11 15:50:49
N⇄T @mNhTfK

@soh_y 仰る通り、関係がある前提で考えておりました。3Dに初めて触れて以来、直感的にマズいと思った理由の一部がようやっと言語化出来た気がしたのでツイートしてみました。

2012-01-11 15:54:31
N⇄T @mNhTfK

@soh_y ドローイングに関しては透視図法の発達に伴って、建築における地位が向上したと思っています。そしてその第一義的な役割は対話だと考えます。→

2012-01-11 15:57:44
N⇄T @mNhTfK

@soh_y 図面という建築の中での言語を、対象を拡張して話が出来る手段としたもの。これがドローイングの僕の解釈ですが、それと並立して模型があると思います。→

2012-01-11 16:09:47
N⇄T @mNhTfK

@soh_y そして3Dはもっと(ある意味では)簡略化して伝えることに特化したものと思っていました。が、スタディに使う頻度の向上からして、ウェイトが変わってくる気がどうにも頭から離れないのです。。

2012-01-11 16:12:21
Soh @soh__y

@mNhTfK ドローイングと3Dの差異について、もう少しお聞きしたいです。透視図法、拡張する手段、という話はなるほどと思うのですが、それがドローイングと3Dの差異のイメージに繋げられず…

2012-01-12 00:58:17
Soh @soh__y

@mNhTfK 僕のドローイングの解釈は、表現をお借りするならば、図面の拡張+設計者のイメージ、です。一方3Dは、図面の拡張+図面の拡張。

2012-01-12 01:00:45
Soh @soh__y

@mNhTfK なのでドローイングの位置付けは、空間を伝える一つの手法であることには間違いないけれど、それよりもその人がどんなイメージを設計するものにもっているかを伝えられることに意味がある、と思っています。よっぽど線を正確にとらなければその絵は本物とは違うわけですし。

2012-01-12 01:02:51
Soh @soh__y

@mNhTfK 3Dの解釈は、この擬似体験の話がまさに!って思いました。いかに、実際にできるもの、を正確に伝えられるかですもんね。

2012-01-12 01:07:27
Soh @soh__y

@mNhTfK そしてこれまたナイスな指摘だと思ったのが、この「全体像を恣意的に示す」っていうツイートです。 3Dっていかに正確に物体を伝えられるかが重要と思いきや、恣意性って残ってるんですね。やはり、同じ図面を元にしても、作り手で何かが変わってくる。

2012-01-12 01:10:05
Soh @soh__y

@mNhTfK ちょっと話が逸れましたが、僕がN東さんの一連ツイートでwktkしたのがこのドローイングという一つの核たる要素がなんなのか(すみません、きっと既に書かれてる中に回答があると思うのですが理解できず…

2012-01-12 01:12:42
Soh @soh__y

@mNhTfK それと、このウェイトが変わってくる、というのは具体的になにがどちらに傾くのかということです。 興味ある内容だったので、よろしければ時間があるときにでも教えてくださったらと思います。

2012-01-12 01:14:45
N⇄T @mNhTfK

@soh_y リプライありがとうございます。時間不足でおざなりにしてしまったウェイトに関してを先に捕捉させて戴きます。 先の話と同様に、扱うものはドローイングと3D表現に限定します。そして簡単のために、表現したいもの=ドローイング/表現する段=3Dと置きます。 →

2012-01-12 01:45:51
N⇄T @mNhTfK

@soh_y 現在では前者が重要で、後者は表現手段の一つであると言う、云わば主従のような関係が一般にはあるかと考えます。しかしながら、スタディなどの案を練る段階から3Dを使う事は容易く、事実そうしたスタディをしている人達も増えつつあると思います。→

2012-01-12 01:46:17
N⇄T @mNhTfK

@soh_y つまり、表現したいもの=ドローイング/表現する手段=3Dが逆転して、表現・構築する事=3D/表現する手段(の一つ)=ドローイングになってしまうのではないか、ということです。 →

2012-01-12 01:53:27
N⇄T @mNhTfK

@soh_y 僕はこれには否定的(というより懐疑的)ですので、危惧していると(生意気にも)ツイートした次第です。 長くなってしまって恐縮ですが、もう片方の事も暫くして後に返信させて戴きます。

2012-01-12 01:55:36
N⇄T @mNhTfK

要するに模型ではなくドローングの方にダメージがあるのではないか,と

2012-01-12 02:04:04
N⇄T @mNhTfK

懐疑的、ではなかったorz 語彙力の無さよ...

2012-01-12 02:08:33
N⇄T @mNhTfK

@soh_y 先程の話と重複する内容もありますので、短めに返答いたします。 ドローイングという行為は、建築を抽象的に考える(トートロジーではないのでそのまま読んで下さい)手段でありそれが設計者の願望像だ、というのは恐らく共通の解釈かと想像しますが、→

2012-01-12 02:24:35