- Yamazaki_susumu
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おはよう。…昨日話そうと思っていたことだが。先日の江戸偵察の報告書…読みたい者は居るか…?俺についてではなく…新選組の縁ある土地の話だ…訪れたことのある者には少々退屈かもしれない。
2011-09-24 07:26:43…先日の江戸偵察報告。一回目は副長の生家と墓について 二回目は板橋の寿徳寺境外墓地についてだったが…今回は日野宿本陣と大石さんについて。 #山崎烝取調日記
2011-09-25 23:09:24まずは日野の土地柄から。江戸出張に暴風ではなく徒歩で行く際に使う甲州街道…その宿場の1つに日野宿がある。先日話した「沖田が突いたぞー」の多摩川の日野渡し場も近い。副長が生まれた石田村もある日野は米所で天領だな。 #山崎烝取調日記
2011-09-25 23:15:59徳川様は米所の日野を大事にし…代官は優しく 農民が新たに商売を始めることが禁じられている中…商売を始めても目を瞑って下さっていたようだ。その為…日野の人々は徳川様に敬愛の念を強く抱き 最後まで幕府の為に働いた。 #山崎烝取調日記
2011-09-25 23:16:46そういった風土の中で育った副長だが 副長の姉…のぶさんは日野宿を仕切る問屋である佐藤家当主 佐藤彦五郎さんへ嫁いだ。彼も天然理心流の門人だな。日野にも根付いていた天然理心流については沖田塾に任せるとして… #山崎烝取調日記
2011-09-25 23:20:41…新選組のすぽんさーでもあった彦五郎さんについても…長くなる為 今回は割愛。で…佐藤家には大名が泊まる本陣と脇本陣が置かれていた。その本陣がここ。のぶさんを慕っていた副長が入り浸っていたとも。 http://t.co/vvr25QNf #山崎烝取調日記
2011-09-25 23:24:07…この本陣は大火で焼け 建て直したもの。建て直しの準備に十年を要し…文久三年(一八六三年)四月十五日に上棟 文久四年十一月に完成した。携わった大工の名が記されている棟札がこれ。 http://t.co/gOnrdn8V #山崎烝取調日記
2011-09-25 23:29:25…よく見てみろ…棟梁 鈴木亀吉の下に鍬次郎の名がある。左から三つ目…な。本人が以前話をしていたが…大石さんは一橋家に仕える武士の家出身のぼんぼんだったが 女遊びで追い出され…大工をしていた頃だ。 http://t.co/MWEHr55Y #山崎烝取調日記
2011-09-25 23:43:21本陣の敷地には… 剣術に熱心だった彦五郎さんが作った天然理心流の佐藤道場があり…局長・総長・沖田さんが出稽古に来ていた。大石さんは元々武士であり 剣術が好きで 仕事を放り出しては道場で稽古をしていた…と。佐藤家に入り浸っていた副長ももちろん…この道場で稽古した。 #山崎烝取調日記
2011-09-25 23:56:04…文久三年二月にはまだ大工だった大石さんを置いて 浪士組は京へ向かう。歴史のすれ違いはこんなかんじだが だいたい把握したか…? 第一回の江戸偵察報告の際に載せたが これが佐藤道場の石碑な… http://t.co/zTPniyZQ #山崎烝取調日記
2011-09-26 00:01:40先ほどの間は 式台の間といい宿泊する大名が籠から降りる場所だ。これが式台 http://t.co/7tCciw98 #山崎烝取調日記
2011-09-26 00:19:33式台の間は…隊士募集で江戸へ戻った副長が昼寝をしたと有名だな。不格好な部分…木の目でも取ったのか…瓢箪の掘りがある…粋な大工だ。庭に瓢箪池が有った為(平成の世では埋めてしまってない) 瓢箪にしたのだろうと言われている。 http://t.co/BOV15gRt #山崎烝取調日記
2011-09-26 00:25:18…隣の部屋は従者が休む間。柱に打たれている釘を隠す釘隠しは蝙蝠だ。…同時代の建築の中でも珍しいな。寝ずに番をしろ…ということか… http://t.co/GvkamNkc #山崎烝取調日記
2011-09-26 00:30:50…そしてこちらがかの有名な…副長の遺髪と写真を佐藤家に届けた市村鉄之助が匿われていた部屋な。一番奥だ。 http://t.co/GVtF1GFc #山崎烝取調日記
2011-09-26 00:35:13展示物の裏側にある為 写し絵が悪いのだが…何故か…鯉の滝登りが掘られた柱。何故か…これ一本だけ。大工の中に彫刻が得意な者でも居たのか…?大石さん http://t.co/yXejtZCV #山崎烝取調日記
2011-09-26 00:42:35鯉の滝登りの柱の間は 欄干に注目。四季の透かし彫りだ。春は梅にうぐいす。 http://t.co/79fabnLg #山崎烝取調日記
2011-09-26 00:51:21夏は菖蒲に燕。写し絵を撮った際 だいぶ日が暮れていた為…見にくくてすまない。 http://t.co/dKq1anxD #山崎烝取調日記
2011-09-26 00:53:21…鯉の滝登りの部屋の隣…この部屋の天井は…鍬次郎が張った天井 と言われている。俺には天井の良し悪しは分からないが…いたずらっ子の大石さんが天井を張る姿を想像したら…なんとも…微笑ましかった。 http://t.co/qkYVEV03 #山崎烝取調日記
2011-09-26 01:08:22俺は普段…彼を突き放してばかりだが…危うさを抱えている為と可愛い所もある為…目が離せない。(ある種の危うさは…若い隊士に共通して抱く心配事だが)…百五十年経ても落ちてこないところを見ると…ちゃんと仕事をしていたのだな…… http://t.co/iqhVbiel #山崎烝取調日記
2011-09-26 01:15:15