石川雷太 @erehwon_dune さんによる「エイブル・アート」批判など

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

想像力は物質の自動律に基づいている。ゆえに想像力は常に私たちにとって暴力的である。人に優しい作品は多くの場合〈世界〉を言い当てることはできない。

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

「芸術」「美術」と言うより「アート」の方が人は集まりやすい。一網打尽にガス室送りにしたいところだ。

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

「アート」は弊害を一身にまとったポストモダンの残滓。誰でも「アート」できるというのは幻想でしかない。表現に優劣があるのは当たり前。ほんとうは訓練された観客でなければまともに作品を見ることはできない。

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

ここで言う訓練とは、分厚く塗り込まれた「美」をめぐるマインドコントロールを解くということだけどね。「芸術」も「美術」も「アート」も捏造された概念、幻想に過ぎないのだから。もっと言えば「人間」もね。

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

石川雷太は「アート」という言葉をけっこう無頓着に使っていて、これを「芸術」「美術」に入れ替えても自分の論は成り立つと思っている。僕の使うカタカナの「アート」はトラップです。その方が全てにおいて通りが良いから、ただそれだけ。根本には〈概念〉それ自体への疑念がある。

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

石川雷太は作品に言葉を多用するけれど、しっくりくる言葉は皆無。そもそも自分の思考が言葉によるものでない、ような気がする。でも本来表現とはそういうものだと思っています。「無意識は言葉だ」って誰の言葉だっけ？

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

だから「アート」でも「芸術」でも「美術」でもいいということになる。でも誤解は多い。言ってることがいつも違う、矛盾してると非難される。逆に聞きたいのだが、あなたが依拠する〈概念〉の妥当性は何によって保証される？　僕には盲目的な歴史追従主義しか見えないね。

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

自由とか解放とか、それを実現したいなら〈歴史〉を破壊するしかないだろうね。正しい歴史に入れ替えるとかではなく〈歴史〉そのものを破壊する。でも難しいのは「人間」そのものが〈歴史〉で出来ているという点。「人間の自由」というテーゼは矛盾している。僕は快不快しかないと思っている。

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

「人間の自由」「人間の解放」というテーゼは矛盾している。「無意識の自由」「無意識の解放」なら解るけどね。本来それは暴力的なものだ。人間だけが安全で安定的なコスモスを作れるというのは、人間の側から出た思い上がりだろうね。悪く転んだ例はいくらでもある。戦争の大義は例外なく平和のため。

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

バタイユ流に人間の基本的な属性を「生産」ではなく「蕩尽」だとするなら、戦争は極めて人間的で効率的な安全弁ということになる。それを善とするか悪にするかは、人間個体の快不快に基づいて判断される。つまり「人間が生きる」ということは根本的にファシズムなのです。

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

私たちの無意識を共有可能なイメージに翻訳するのがアート。その意味ではシュールレアリズムは終わっていない。終わらせようとしているのは誰？

石川雷太 Raita Ishikawa @erehwon_dune

社会を変える方法は２つある。直接制度にアタックし外側から社会を変えようとするアクティヴィズム、社会を構成する人々の心に働きかけることで社会を内面から変えようとするアート／芸術／美術。