著作隣接権問題:コミックス奥付の(C)表記に著者名と出版社名が併記されてて不気味

漫画家うめ氏の「著作隣接権うんぬん以前に、幻冬舎コミックスは、奥付の(c)表記に、著者名と出版社名を併記されてて不気味。」というツイートから始まった、(C)表記や出版権などの話のまとめ。 関連: 赤松健さん「出版社への著作隣接権の付与」だけはマジやばい。著作隣接権についてまとめ http://togetter.com/li/240822
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flat/京山和将@昼夢堂 ゲムマ大阪ケ02【不開催】 @flat_ff

@mamiwt 「事実上の意味」って解釈が別れそうですね。私は、「再利用したい場合の連絡先、あるいは侵害の異議を申し立てるべき当事者」と考えてます。すべての著作物に(c)を要求するのは無理そうですし、書くだけなら裏付けいりませんので。

2012-01-13 11:52:06
渡辺麻実 @mamiwt

@flat_ff そうですね、そういう側面ももちろんありますよね。

2012-01-13 11:55:22
うめ/eスポーツマンガ 『東京トイボクシーズ』連載中 @ume_nanminchamp

@lovehigashi ウチも、契約、打ち切ったのにしばらく配信されてました。配信は別会社だからとか何とか。結局、法務が仕事をしていないのが、大きな原因な気がしてます。

2012-01-13 11:55:28
渡辺麻実 @mamiwt

さっきマルCの事実上の意味を「正当な権利者によって正当な手続きを経ている商品」と表現したのは、自分が生活していて一番マルCを意識させられる場面を念頭に置いて。つまり、アンパンマンやプリキュア等のキャラクターグッズです。みなさんはいつマルCを意識しますか?よかったら教えて下さい。

2012-01-13 12:03:46
保湿強化月間☆ @lovehigashi

@ume_nanminchamp  わからないから契約書のひな形つくってください♪とか言われましたもの…法務、機能していないところは最近すぐわかりますねww

2012-01-13 12:04:33
イマジナリーみうらゆう @非実在トレーナー @himagine_no9

旧法下で製作された映画著作物の場合、著作権者が映画監督か映画会社かという議論があって、いまマルシー表記で映画会社がクレジットされていることには映画監督側からの批判もある。米国がまだ方式主義だった頃に、著作権を米国内で主張するため映画会社が暫定的にクレジットしたものとされる。

2012-01-13 12:20:24
渡辺麻実 @mamiwt

@himagine_no9 @ume_nanminchamp いやあ、アニメ関係者がぼそっとつぶやいたことがずっと、あれはどういう意味かと気になっていて、今日疑問氷解しました。感謝です。旧法は難しいですよね…立ち入りたくない世界です。ミッキーマウスも旧法がらみでしたっけ。

2012-01-13 12:22:22
イマジナリーみうらゆう @非実在トレーナー @himagine_no9

マンガ本の場合、著作権はまず著作者に生じるけど、その後の契約で権利の移転があるか、あるいは出版権の設定があるかで、誰に著作権があるかという見え方が変わる。今までマルシーの話ではあまり触れなかったけど、あれは著作権が最初に発生する人のクレジットではなくて、いま著作権を持ってる人の。

2012-01-13 12:23:28
イマジナリーみうらゆう @非実在トレーナー @himagine_no9

(個人的には、出版権を設定したからとマルシーに出版社をクレジットする例ってあるものなのかなぁとふと疑問に思ったりする。)

2012-01-13 12:27:27
渡辺麻実 @mamiwt

著作者と著作権者は違う、という話。

2012-01-13 12:27:35
イマジナリーみうらゆう @非実在トレーナー @himagine_no9

だから、最初に話題になってた漫画本の場合、まず出版契約などで権利の帰属に変化があったのか調べないと、妥当性は判断できません。

2012-01-13 12:29:34
渡辺麻実 @mamiwt

@himagine_no9 ここ誤解が多いところなので、拾わせてください。法上、出版権とは「頒布の目的をもって著作物を原作のまま複製する権利」でしかありません。著作権の中の複製権のさらに一部を出版社にあげること。著作権をまるごと譲渡したり貸したりすることではありません。

2012-01-13 12:36:10
イマジナリーみうらゆう @非実在トレーナー @himagine_no9

ともあれマルシーが有名無実化してるのと、あのクレジットはあくまでも発行時の“自己申告”なので部外者的には何とも言えません。ただ、契約や著作実態などに根拠がない場合に出版社の名がクレジットされているとすれば、それはおかしいと思う。(ここは仮定の話にならざるを得ません。)

2012-01-13 12:36:14
イマジナリーみうらゆう @非実在トレーナー @himagine_no9

出版者への権利付与で懸念されるのは、著作者と出版者とで意向が対立したときに出版が止まるという点。この権利がいわゆる「反面権」だとした場合、その保護がどの範囲で想定されているのかにもよるのだけど。

2012-01-13 12:40:26
渡辺麻実 @mamiwt

著作権者から出版権を設定してもらった出版社が、それを表示したいと言うなら気持ちはわかるけど、マルCじゃ具合が悪いよね。マルSとか?なんか誤解されそう…

2012-01-13 12:41:45
渡辺麻実 @mamiwt

出版が止まるのは大問題。権利者が増えるとは、その危険が増えること。キャンディキャンディの悲劇を想起せよ。

2012-01-13 12:46:33
渡辺麻実 @mamiwt

版面権というのも、よくわからない権利。ここまでデジタル化が進んだら、もう意味のない概念だと思ってるけど、どうなんだろ?

2012-01-13 12:47:46
渡辺麻実 @mamiwt

結局、出版社がのんびり屋さんだったということ。昔、映画会社やレコード会社はロビー活動をして権利(著作権とか著作隣接権)を勝ち取った。出版社はそれをしなかった。出版社と著者が信頼関係で結ばれた、のどかな時代はそれで良かった。でも、そんな時代はとっくに終わってる。

2012-01-13 12:53:44
イマジナリーみうらゆう @非実在トレーナー @himagine_no9

@mamiwt 著作権の一部‥‥複製権や譲渡権を一定期間移転させるものということになってましたね、確か。こういう権利の一部だけ著作者と異なる者が行使するときにどうクレジットされてきたかは、網羅的に調査してみないと何とも(ここは現場の方が詳しいのでは)。

2012-01-13 12:55:53
渡辺麻実 @mamiwt

今、著者は時代の荒波にさらされている。出版社に言いたいのは、「ともに闘ってくれますか?」ということ。

2012-01-13 12:56:22
イマジナリーみうらゆう @非実在トレーナー @himagine_no9

出版権の範囲で出版者が複製権を専有するのがミソ。これで海賊版を差し止められるので。

2012-01-13 13:18:41
渡辺麻実 @mamiwt

http://t.co/YDCbtyNR 文化庁の検討会議報告書26ページ「一般的に諸外国(アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)における出版契約の際には、著作者から出版者への著作権の譲渡(二次利用に係る権利も含む)が行われる場合が多い。」

2012-01-13 15:03:37
渡辺麻実 @mamiwt

前掲27ページ「海外を中心に、多くの悪質な侵害サイトが存在しており、短時間の侵害行為であっても被害は甚大となってしまうことから、著作者が個々に当該行為に対応することは困難な状況であると考えられる。」海賊版の話。

2012-01-13 15:06:20
渡辺麻実 @mamiwt

前掲29ページ。それ「以外の構成員からは権利付与の必要性を否定する意見は示されていない」。それ、メンバー構成が偏ってるっていうことではなくて? 権利というのは出版社の著作隣接権。

2012-01-13 15:15:01