【ほうかご百物語】妖怪についてつらつらと(2、3巻)

ライトノベル・『ほうかご百物語』(峰守ひろかず著、電撃文庫) http://goo.gl/BI3Kh のシリーズに登場する妖怪の元ネタ・モチーフと思しき妖怪譚などについての呟きをまとめるリスト。 ※このまとめは覚書です。じっくり精査するのではなく、思い付いたネタやちょっとだけ調べた事項をまとめておくためのものです。 ※個人のメモですので、緩く見てください。 ※「作中との比較」の部分は、「この部分は文献を参考にするとこういうことであるに違いない!(断定)」ではなく、「もしかしたらこういうことなのではないだろうか?」という一つの可能性の「提案」を行うものである、ということを予めご了承ください。 続きを読む
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アルム=バンド @Bredtn_1et

ということで以上概説メモ。シンプルな怪異ですよね。…以下本編との比較。

2012-04-16 19:19:09
アルム=バンド @Bredtn_1et

といっても直接登場ではなく、美術部メンバー等の会話の中で出てきただけなので具体的にどうこう、というのはないのだけど…。

2012-04-16 19:19:28
アルム=バンド @Bredtn_1et

とりあえず馬の首が下がってくるところは同じ。鼻息を吹きかけるのは記述としては見当たらなかったけど、探せばどこかにあるのだろうか?

2012-04-16 19:19:36
アルム=バンド @Bredtn_1et

それと、経島先輩は「ただ驚かせるだけ」とのたまっていましたが、上記の内容だと見た人が熱病にかかるバージョンもあるようなので、一概に無害(?)とは言い切れない気も…。

2012-04-16 19:19:42
アルム=バンド @Bredtn_1et

いや、もしかしたら見た人がびっくりして魘されたざけで、この怪異自体にはそういった能力が無い、という解釈も可能かもしれませんが…その辺りどうなのでしょう、経島先輩?

2012-04-16 19:19:55

※馬頭観音について(軽く触れるだけ)

アルム=バンド @Bredtn_1et

馬の頭繋がりで出てきた馬頭観音と馬頭星雲についても軽く。

2012-04-16 19:35:23
アルム=バンド @Bredtn_1et

参考文献は『岩波 仏教辞典 第二版』(中本 元/福永 光司ら編、株式会社岩波書店、2002)、『日本神祇由来事典』(川口 謙二編集、柏書房株式会社、1993)。

2012-04-16 19:35:28
アルム=バンド @Bredtn_1et

あとWikipediaの馬頭観音の項。> http://t.co/O2kMcnzm 馬頭観音 - Wikipedia

2012-04-16 19:35:33
アルム=バンド @Bredtn_1et

馬頭観音は、魔障や煩悩を馬の口のように喰らい尽くして衆生を救済するというところからその名前があるらしい。

2012-04-16 19:35:56
アルム=バンド @Bredtn_1et

馬頭観音菩薩が正式な名前だが、忿怒の形相であることから馬頭明王、大力持明王、噉食金剛(たんじきこんごう)といった別名もある。

2012-04-16 19:36:01
アルム=バンド @Bredtn_1et

六観音、八大明王の一角に数えられるが、一方で観音菩薩の中でもかなり珍しい姿である。

2012-04-16 19:36:06
アルム=バンド @Bredtn_1et

六道では畜趣道に配されることやその名前からか、牛馬の守護神として庶民の間では信仰され、道端に石像が祀られることもある。

2012-04-16 19:36:11
アルム=バンド @Bredtn_1et

道端に祀られることなどから塞の神・道祖神といった信仰とも習合しておりその辺りはかなり面倒(汗)。

2012-04-16 19:36:26
アルム=バンド @Bredtn_1et

その辺りは本当に軽く軽くざっくり端的だけど『東方風神録』射命丸文考察補・塞の神雑考を参照(汗)。参考になるかどうかは分からないけど、一郎リンクは用意しておく。> http://t.co/HY9WpYL9 Ewig Leere - 射命丸 文補考

2012-04-16 19:36:48

※馬頭星雲について(軽く触れるだけ)

アルム=バンド @Bredtn_1et

一方、馬頭星雲はオリオン座にある暗黒星雲。百聞は一見にしかずというわけで画像を見るのが早いけど、本当に馬の頭の形をしている。> http://t.co/R02hNrsr 馬頭星雲 - Wikipedia

2012-04-16 19:37:28
アルム=バンド @Bredtn_1et

「馬頭」という言葉繋がりというだけで、特に本編には絡んでこないので解説は今のWikipediaの項に全投げでw

2012-04-16 19:37:31

※袖引き小僧について

※文献を基にした概説メモ

アルム=バンド @Bredtn_1et

もういっちょ。『ほうかご百物語』2巻より「袖引き小僧」。

2012-07-06 08:13:14
アルム=バンド @Bredtn_1et

参考文献は[1]『妖怪事典』(村上 健司著、毎日新聞社、2000)、[2]「妖怪談義(妖怪名彙)」『定本 柳田國男集 第四巻』(柳田 國男著、筑摩書房、S.38)、

2012-07-06 08:13:54
アルム=バンド @Bredtn_1et

[3]『改訂 綜合日本民俗語彙 第二巻』(民俗學研究所編、株式会社平凡社、1970)、[4]「全国妖怪語辞典」『日本民俗文化資料集成 8 妖怪』(谷川 健一編纂、三一書房、1988)。

2012-07-06 08:13:57
アルム=バンド @Bredtn_1et

『川越地方郷土研究』一巻四号で報告された怪異。埼玉県比企郡川島町中山上廓に伝わるもので、夕方に道を歩いていると袖を引かれる。しかし驚いて振り向いても誰もいない。歩き出すとまた引かれる[1][2][3][4]、というもの。

2012-07-06 08:14:14
アルム=バンド @Bredtn_1et

それ以外に何かをした、という記述は見当たらないので以上。

2012-07-06 08:14:18
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