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北の渡り鳥が南のお花にちょっかいかけたよ
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@yotsuyu 「……ああ、はい。わかっている。俺は貴女に、」……とてもひどいことをした。最後まで言えず、言葉を呑み込む
2012-01-23 22:14:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yotsuyu 「信用してくれとは言わん」手を床について、軽く頭を下げる。「だが、……俺は冗談で女性に、その」はっきりと言葉にならないなど、情けない。軽く頭を振る。赤い雫が、頬を伝う。「貴女を、愛している。嘘など吐くものか」
2012-01-23 22:28:40![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yotsuyu 呆然と見送りかけ、「……っ、待ってくれ、いや、待ってください」立ち上がり、思わず肩をつかむ。 #pyx
2012-01-23 22:36:51![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@fookokisei 「まずはその傷をどうにかしたらいかが」 「水にぬぐうものの場所はわかりますでしょ」 いくらとっさだったからといって、怪我をさせるつもりはなかった。でもその言葉を口にする余裕すら見つからない。「盗まれるようなものもありません、どうぞそのままに」
2012-01-23 22:53:35![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yotsuyu 「傷、…ああ、いや、この程度」大したことはない、抛っておいても大丈夫だろう、と判断する。自分のことなど、どうでも良い。「お待ちください」「俺は、貴女に謝らなければならないことをした」僅かに力を込め、腕を引く。「だが、……はっきりと言って頂かねばわからない」
2012-01-23 23:00:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yotsuyu 「ああ、それはもちろん」「待ってくれ。……俺を、お嫌いであるならはっきり言ってくれ。このまま貴女を行かせてしまっては、俺は」……きっと、後悔する
2012-01-23 23:05:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@fookokisei 「察しが悪い方ですこと」 振り返らずに腕を振りほどき、扉をしめる。不意に手にしたままの木箱に目がいく。「――ああ、もう!」 #pyx 会話は長いのでとぅぎゃった割愛/ステータスぐるぐるで街→無意識でお城方面に歩いてそう。ときどき壁にぶつかる
2012-01-23 23:19:13![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yotsuyu 引き止めようとした手は空を切り、目の前で閉まった扉を呆然と眺める。……ああ、これは、完全に。「――嫌われてしまったのだろうな、…俺は」情けなさにその場に座り込み、自嘲を含んだ笑みを零した。 #pyx 一晩くらい居座って、動けるようになったら別邸の方に帰ります
2012-01-23 23:25:36合間でメイド長様が素敵な設定をくださいました
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@null 「あら、新しい髪飾り。とってもお似合いです。贈り物ですか?」 髪に光るのは日差しを浴びる『融けない氷の華』。 確か北の国の旧い風習では、『時を超えて変わらない思い』を表すものだったような…。ユーリ様は、私の問いには答えず、はにかむように、にっこりされました。 #pyx
2012-01-22 23:26:12再戦
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@yotsuyu 二晩かけて書きあげた手紙を携え、彼女の元を再び尋ねる。あの若造に言われたことを気にしたわけではないが、当初より随分と短くなってしまった。「……これで、伝わるだろうか」ポツリと漏らす。たった一枚、いつもより随分と短い手紙。 #pyx
2012-01-28 23:51:23![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@yotsuyu 数回、店の戸を叩く。「……ユーリ殿、いらっしゃるか」扉越しに声をかける。「貴女へ、手紙を書いてきたのです。顔も見たくないと言われるのであれば、このままこれだけ置いて帰りましょう」 #pyx
2012-01-28 23:51:28