CMY6ゲーム
美術はすきな方だった。今でも所謂漫画絵だが描くことを娯楽としている。下手の横好きのごとく進歩は見られないながら、黒と白とで描くデッサンが特別すきだったと記憶していた。だからだろうか。派手な印象を受けるマゼンタは嫌煙しがちで、こんなにも意識したことなどなかったのだ。
2012-01-19 14:12:51空を奪った雨粒が 星の下で泣き出して 涙の枯れた土の根を 癒す様など構わずに。 電波に乗った送信が 傘の下で鳴き出して 喉の渇いた舌の根と 今か今かと震えてる。 ここにいないあなたを掴む。 我儘だなんて言われたら 擦った目尻がひりひりと 再び痛む。 その色、マゼンタ。 #CMY6
2012-01-19 16:03:53滑り堕ちる夢から目が覚め、カーテンを引けば雨粒が手を取り合って窓の桟を走る。発車する音を追いかけ、濡れた標識が止まれと告げて立ち尽くす為のバス停と共に私は1枚の絵となる。出し抜けに私が抱きつくと雨が降り始めた時の顔をするあなたの、忘れた傘ひとつ。 その色、イエロー。 #CMY6
2012-01-19 18:41:29青から緑、でどこまでが青かしらと思う。けれど緑から黄色、黄色から朱色に変わるまでに「黄色」って、ほんの一瞬だと思わない?黄色と呼ばれる色ってとても狭い範囲のような気がする。
2012-01-19 19:01:30言ったもの勝ち。「きっとあなたと私は運命の赤い糸で結ばれていたのよ。」こういってしまえば何もかもが「運命」で方がつく。便利。それとも偶然=運命なのかしら。それとも数あった偶然を必然だったのだと考え運命といったのかしら。どちらでもいいのだけれどね。ところで、赤い糸についてどう思う
2012-01-19 19:23:09たまに、ポエムとかを考える時、一番最後、に、持って行きたいフレーズが、先に浮かんじゃって。その合間を埋めるみたいに、途中を構成していくのは、楽しいし、やっぱり、難しい
2012-01-19 22:25:23思い出したのはあの夢の記憶、この目に写した空 「翼があれば飛べたのかな」 ゆれる世界、身をゆだね、泳いで こんなに願っていても、飛ぶことは出来ない 恋い焦がれたのはあの夢の記憶、手に届きそうな空、その色、シアン。 #CMY6
2012-01-19 22:27:06紫の蕾、白く綻んで 投げられたのは、鮮やかな檸檬。 「爆弾になる寸前の物さ」 そう呟いた、貴方の姿が 記憶の底に沈んでしまいそう。 口の中に広がる酸味、微かに握り潰した苦味。 その色、イエロー。 #CMY6
2012-01-19 23:24:08咄嗟に外して鞄に投げた指輪。 小さなブラックホールが 意義を飲み込んだ。 歩き過ぎてバックルの取れたミュール。 点字ブロックを裸足で踏み付けて歩く。 もう二度と夏なんか来なければ良い。 明日に引きずり込まれて まだここに居たかったと歪む夕日。 その色、イエロー。 #CMY6
2012-01-19 23:51:35