
【基本編】クリスタ講師がまとめるCMYK対策(随時更新)
-
BUHII_dayo
- 164777
- 293
- 6
- 10
デジタル情報を発信してくださる皆様へ、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます!
◎疑問・質問は当まとめコメントや、まとめ主へどうぞ。
……………………
2016.09.15 公開 2018.05.28 更新(★部分)
●大前提
●要点まとめ
●RGBとCMYKとキャリブレーション
1:色の種類を理解しよう
2:同じ数値でも色は違う
3:キャリブレーションしよう★
●CMYKプレビュー
●CMYKに存在する色のみで作業する
●カラー変換設定(ICCプロファイルとレンダリングインテント)
●RGB入稿
●その他
●公式対応中
●参考リンク
↓その他のまとめ


■■■■■■■■■■■■■■■
概要

東京都府中市の印刷会社📖#緑陽社 の公式アカウント。同人誌印刷のオトクな情報、最新フェアを発信します。アンソロ割、総集編割、最大40%OFF🌈RGB入稿、各種特殊装丁に対応!お見積から丁寧にサポートします。お問合せはHPフォームよりお願いします。▶グッズ部門 @ryokuyou_goods▶#緑陽社で作ってみた

<お知らせ 2/2> タイトル:『入稿データのつくりかた』 サイズ:B5 発売:8/27 価格:2,500円+税 “印刷所に入稿する為のガイド本”なので 入稿に慣れていらっしゃる方でも膝を打つ内容多数、 来週8/27発売ですのでこの機会に是非ご購入ください! books.mdn.co.jp/books/32183030…
2018-08-24 18:25:51
<お知らせ 1/2> 8/27発売の書籍「入稿データのつくりかた」(著:井上のきあ様)に、取材協力させていただきました! 「制作したデータを“印刷所に入稿する”こと」についてのマニュアル本となり、印刷物・同人誌をつくる上で役立つ知識や具体的なデータ作成方法が非常にわかりやすく書かれています! pic.twitter.com/BphVu7nJan
2018-08-24 18:25:08

■■■■■■■■■■■■■■■
要点まとめ
1、「色温度」「輝度」などモニターの設定を確認し、キャリブレーションしよう
2、色にはRGBとCMYKがあり、印刷では再現できない色があると知ろう
3、RGBデータを正確に印刷したいときは、自分でCMYKに変換する前に印刷所に相談しよう
4、CMYKデータが必要なときは「相対的な色域を維持」「知覚的」の両方を試そう
5、より正確な色の管理をしたいならphotshopを使おう
■■■■■■■■■■■■■■■
RGBとCMYKとキャリブレーション
1、色の種類を理解しよう
色の表現のしかたには2種類あります。
RGBとCMYKです。
●RGB
光の三原色(R:レッド、G:グリーン、B:ブルー)の3色を使って色を表現する。
TV、モニターなど液晶で使われる。
●CMYK
4色のインク(C:シアン(青)、M:マゼンタ(ピンク)、Y:イエロー(黄)、K:ブラック(黒))を使って色を表現する。
プリンター、コピー機、出版など印刷で使われる。
RGBのほうが表現できる色の範囲(色域)が広く、CMYKのほうが狭いです。
代表的なのは「いかにもデジタル!」みたいな蛍光色の緑や紫など。
いわゆる「彩度の高い色」などはインクで再現しにくく、RGBをCMYKに変換したとき、CMYKに存在しない色はくすみます。

かわみなみ(かわみ,かわ,どこで区切っても続けてもOK)。今現在「まんが王国」様とその他で配信中。そろそろ再開したい漫画描き。お仕事の件はelix.j.elin◆http://gmail.c●mへ(要◆→@へ変更)。羊毛フェルト、楽しい。怠惰ゆえフォローやリプライは主に公式・情報系と、リアルで交流がある人にしています。

CMYKのKをKuroだと思っている人も多い。KはキープレートのK。key plateは輪郭線などを黒で出す時の印刷板のこと。それで印刷関係の人は「スミ」と呼ぶよ。CMYの3色を混ぜたぼやけた黒でなく、ハッキリ出すためにもう一色黒を置くやり方。漫画雑誌で3色印刷も割と多いよ。
2017-02-11 01:43:48※このまとめではわかりやすいようK=黒としています。

2、同じ数値でも色は違う
色にはレシピがあります。
RGBでもCMYKでも、元となる3色か4色を「混ぜて」いろいろな色を表現していて、混ぜ具合は数値で表せます。
たとえば「パステル調の紫」だったら、
R:225、G:118、B:216
C:12、M:32、Y:0、K:0
といった感じです。
しかし、「同じ数値」でも「出力するデバイス」や「方法」や「アプリ」ごとに色は変わります。
たとえば、「自分で撮ったデジカメの写真」も、
・家のプリンターで印刷したとき
・コンビニのコピー機で印刷したとき
・デジカメの画面で見たとき
・スマホに転送して見たとき
など、表現方法によって色が変わります。
元は同じ「1枚の画像」なのに、これでは困りますよね。
そこで、「制作時の環境外でも色が変わらないよう管理する」必要が出てきます。
その「色の管理」を「カラーマッチング(カラーマネジメント)」と言います。
カラマネには2つの方法があります。
「ICCプロファイル設定」と「キャリブレーション」です。
3、キャリブレーションしよう
世の中にはたくさんのモニターが販売されています。
メーカーごとに自社のモニターが一番美しく見えるように競争をしているため、モニターごとに色の表示はバラバラです。
また、モニターを使い続けていくと、経時変化によって知らないうちに色味が変わってしまいます。
データにプロファイルが埋め込まれていても、モニターがプロファイルどおりの色を表現できないと、あまり意味がありません。
そこで、プロファイルどおりの色を表示できるよう、「モニターの表示を基準に合わせる」ことと、「知らないうちに変わってしまった色味を補正する必要」が出てきます。
これらの補正を「キャリブレーション」といいます。
※「キャリブレーションされていないモニター」だと、見え方が大きく異なる可能性があります。

風景とか描いてます。■Mail→natsu.illust@gmail.com ■pixiv→pixiv.me/hottopeppa3390 ■webshop→vvstore.jp/feature/detail…

ちゃんとしたディスプレイで自分の絵見せてもらったら全然違くて愕然とした… 一番すごかったのがこれ。色味にめちゃくちゃこだわったのに… 好みは分かれると思うけど、僕が描いてたのはこんなに黄色い絵じゃなかったんです… pic.twitter.com/iTG4Whlu7G
2016-08-23 00:53:21