日本のかたち

浅野真・作の【日本のかたち】全16ツイート
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浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち1】日本はどういう国かについて僕なりの意見を披露すると、米の国だということです。世界には大きく分けて麦の国、とうもろこしの国、いもの国、そして米の国があります。米が他の穀物と違うのは連作ができるということです。他は連作ができないか不向きです。

2012-01-23 09:09:02
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち2】麦の国は、連作ができませんから広大な土地を必要とします。自ずと土地を広げることが物理的に必要になってきます。一方、日本は開墾は必要でしたが食べていくための土地があればその土地を守っておればよかったわけです。土地を守っておればよいということは土着民を生み出します。

2012-01-23 10:07:10
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち3】日本人が土地に対する愛着が深いのは米の国だからといえるのです。次は日本の宗教です。日本には仏教、キリスト教、神道など様々な宗教が存在しています。国民の大多数は、特定の宗教に属していないといわれますが、日本の宗教の特徴は、先祖を祭るということです。

2012-01-23 10:11:11
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち4】この考え方はインドの仏教にはありません。先日も宗教学の大学の先生とお話をしましたが、神道の影響が大きいとのことです。神道そのものは、祝詞しかありません。教義らしいものは・・・先祖を祭るということ位です。

2012-01-23 10:14:05
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち5】この神道は、6世紀にもたらされる仏教、後に伝わる儒教、キリスト教とも殆ど摩擦を起しませんでした。本当に不思議なことです。どちらかというと日本流にアレンジしてしまうのです。このたくましさは、日本人の大きな特徴です。

2012-01-23 10:16:45
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち6】少し話しを変えてみます。西洋哲学には大きな断層があります。ドイツ・フランスに代表される大陸系哲学と英米を中心とした分析哲学です。分析哲学は記号論理学という学問から始まりました。両者を分けたのは、認識論という学問です。

2012-01-23 11:32:31
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち7】分かり易く言うと人間に知覚できないものは、存在しない、または、そもそも意味のないものとするのが分析哲学の立場です。この分析哲学は数学や科学に発達していきました。一方、大陸系の哲学は、知覚しえないものまで哲学の対象にしていたのだといえます。

2012-01-23 11:34:48
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち8】大陸系哲学はインド哲学と共通点が多いとされていることは・・・ご参考までに。僕はずっとこの断層を埋める哲学はないものかと考えていました。構造主義というのは、真理や事実を相対的にするような気がして興味が持てず、結局はよくわからず哲学を諦めてサラリーマンになりました。

2012-01-23 11:40:48
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち9】40歳位になって平野貞夫先生から政治について指導を受けたときに、「共生」という言葉を教えて頂きました。共生という言葉そのものは厳密にいうと仏教にはないのですが、考え方のベースは存在しているのだと偉い学者さんが仰っていることも知りました。

2012-01-23 11:44:44
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち10】共生という言葉は、symbiosisあるいはCommensalの訳で、辞書的には複数種の生物が相互関係を持ちながら同所的に生活する現象のことです。元の用字は共棲であるとする説もありますが、明治21年に三好学という研究者が論文で用いていることが分かっています。

2012-01-23 11:49:54
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち11】生物学における共生は、Wikipediaによると共生は種間関係の中でも特殊なものと考えられていた。これは、ヨーロッパではトマス・ホッブズの「万人の万人に対する闘争」という有名なフレーズが端的に示している。

2012-01-23 12:24:58
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち12】社会的自然状態は「競争」と捉えることが一般的であったことが影響している。生物の教科書では、影響しあう2種の生物の種間関係を捕食-被食関係、競争関係、共生関係、寄生関係の4つのパターンに分類している。しかし主流は捕食被食関係と競争関係だと書いてあるのだ。

2012-01-23 12:29:27
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち13】つまり共生や寄生は例外的なものとして重視するべきではないとされているのであった。しかし、研究が進むにつれて共生が普遍的な現象であり、生態系を形成する基本的で重要な種間関係の一つであることが認識されてきているのだ。

2012-01-23 12:31:52
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち14】かつては共生と寄生は別の現象とみなされたが、関係する生物相互のバランスによって双方が利益を得る状態(相利共生)から片方が利益を得てもう片方が被害を受ける状態(寄生)まで連続して移行しうる例が多く検出され、互いにはっきりと分離できないことがわかってきた。

2012-01-23 12:33:30
浅野 真 @makochan1969

【日本のかたち15】そのため現在では、共生という種間関係は相利共生や寄生といった関係をすべて含む上位概念として捉えられている。僕は、この共生の考え方は生物学だけに留まらせてはいけないと考えている。

2012-01-23 12:40:29
チーム 「川田」 @kawada16

RT @makochan1969: 【日本のかたち16】政治、経済、国際社会などすみずみにまでこの考え方を軸にもう一度さまざまなものやしくみ(万物)を見つめ直し、再構築していくことが物凄く重要なのだということを超メガトン級に強調したいと思うのです。(タイトルと全く関係ない終わり方をするのは僕の癖です。)

2012-01-23 14:51:15