アノマロカリスという動物をご存じかな。カンブリア期の生態系の頂点に君臨したとされるこの”奇妙なエビ”という名のついた生き物は、系統樹のどの枝にも属さない。
2010-05-28 11:03:23動物であるということは確かなようだが、アノマロカリス網アノマロカリス科アノマロカリス属、それ以前の系統は現在発見されている化石からは特定できないという。つまりどこから進化し、分岐したのか、またどのような生き物の祖先なのかがわからないということ。
2010-05-28 11:05:35それとよく似た種類であるネクトカリスという同じカンブリア期に生息していた古代生物の新しい化石から、ネクトカリスの生態をある程度特定した。http://www.jiji.com/news/kiji_photos/20100526at48t.jpg
2010-05-28 11:07:05ちなみにこちらがアノマロカリス。もちろんCG技術でだいたいこんな感じというのを予測したに過ぎない http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2e/Anomalocarid.jpg
2010-05-28 11:08:45生物の進化についての学問で、最大の常識であり謎でもあるのは”種の進化と絶滅は同時に起こる”ということ。ある種が進化するとそれ以前の種は必ず絶滅する。
2010-05-28 11:10:49しかしカンブリア期は多種多様な生物が同時に、大量に出現したことで”カンブリア期の大爆発”などと呼ばれ、ネクトカリスやアノマロカリスのようなどこから来てどこへ行ったのか予測がつかない生物の化石が多く見つかっている時期でもある。
2010-05-28 11:13:18ネクトカリスは分類学的には今のタコやイカの最も古い祖先と考えられているが、生物は何のきっかけで進化するのか。ダーウィンを始めとして現在まで提唱され続けている”自然選択説”では説明のつかない場合も多々あるように思える。
2010-05-28 11:16:40日本のニュースは気分が落ちるようなことばかり一面にしたがる傾向があるので僕はここでは夢の話しかしません^^ 科学の進化は日進月歩、世界に沢山の優秀な研究者がいる限りいろいろきっと大丈夫なんとかなると断言しよう!
2010-05-28 11:20:47