2010/5/29 漫画紹介感想 雷星伝ジュピターO.A.
雷星伝ジュピターO,A. 原作:和智正喜・作画:なかざき冬で今は亡きマガジンGREATで連載されていた作品。マガジンZとの合併時の動乱を潜り抜け、現在はマガジンイーノで連載中。イーノ自体をあまり見かけないけども。ソードゲイルはなくなったみたいなので不幸中の幸いか。
2010-05-29 04:53:47特撮大好きの特オタ高校生 雪照透の最近のお気に入りは深夜に放送している雷星伝ジュピター。ドラマの内容は余り大したことはないのだが、バトルシーンの臨場感がただ事じゃなく、深夜番組だというのにこの予算はどこから出てくるんだろうな迫力の虜になっていた。
2010-05-29 04:56:06そんなある日、普段は見かけない駄菓子屋の店先にあったガシャポンを回してみたら、出てきたのは自分が今はまっているジュピターのフィギュア。こりゃラッキーと喜んでいたのもつかの間、怪物に襲われ圧倒今にピンチに陥ったとき、彼はジュピターへと変身する。
2010-05-29 04:58:17わけの分からないまま、ジュピターとして戦い、辛くも勝利することが出来た透。あれは一体なんだったんだろうと首をひねりながら、その直後に放送されたジュピターを見て彼はやっと気がつく。今放送しているこれは、自分が戦った相手なんじゃないか。
2010-05-29 05:00:14ということは今画面に映っているジュピターは自分。画面加工はされているが間違いない。ジュピターのバトルが迫力ある理由がわかった。実際に力を使って戦っているからだ。ジュピターになれたことに単純に喜ぶ透だったが、彼が戦う前の週にジュピターが殺されていたことにまだ気がついていなかった。
2010-05-29 05:02:34そして、そこから彼の生き残りを掛けた戦いの日々が始まる。彼はジュピターとして生き残っていけるのか。何故こんなことが起こってしまったのか。そしてこんなことが放送されている意図は? 全て戦いに勝ち抜くことで証明されていくのだ。 という導入で始まる作品です。
2010-05-29 05:04:14当初から特撮番組であることを重要視されている作品なので、ライダーとかが好きな人には結構面白く読めるんじゃないかなと。かなりその辺を意識した話運びの仕方をしている気がしています。一人で戦って、そのうち敵か味方かな人物が現れて行って謎が解かれていく過程が特撮的に感じます。
2010-05-29 05:08:13雪照透:主人公。特オタ高校生で物事を楽観的に捉える節がある。ジュピターになった当初はなった喜びだけが先行していて、実際に戦うこととかこれは遊びじゃないんだという現実を知るにしたがって当初の楽しんでの部分はなくなってヒーローらしくなっていく。
2010-05-29 05:11:21元々ただの特オタで特別運動をしていたわけでもなく、また力を受け継いだ時点でジュピターの能力が記述されたブックレットを手に入れてなかったため、ジュピターとしての戦闘能力は決して高くない。そこを毎回特オタならではな知恵を振り絞って敵に立ち向かっていく。
2010-05-29 05:13:04ジュン:透の同級生で多分当初はヒロインだったんだろうなぁな少女。危ないところにジュピター(透)に救って貰ったことがきっかけでジュピターの追っかけみたいな存在になる。
2010-05-29 05:14:15流瀬亜紀:当初はインターネット配信番組麗水姫マーキュリーのヒロインの人間体として登場し、友好的ではなかったけども敵ではないという状態で登場。当然の如く仲間になっていくのだが、そこから彼女とマーキュリーの設定ゆえにヒロインポジションになっていく。
2010-05-29 05:16:45と言うかこの人、成績優秀、スポーツ万能な完璧さんの上にジュピターよりも長く戦いを続けているせいで、登場した当初はジュピターに戦い方を教える師匠的な役割を果たしていました。その後、彼女自身の謎が解明されていくに従って、一緒に戦う背中を預けられる仲間と助けるべきお姫様を兼用するように
2010-05-29 05:20:05夏日幾紗:ヴァルカンのカプセルの持ち主でゲーム会社の社長兼プログラマー登場は結構後になって、敵か味方かヴァルカン登場みたいな感じで出てきます。この頃になると何のために戦っているのかというのが大分明らかになってきているので、謎の行動をとる人物として描かれます。
2010-05-29 05:24:06三沢:透の良く行くホビーショップの店長。ジュピターの謎を追う。岡江マルオ:三沢の元同僚で喋りが立つためオタクコメンテーターとしてテレビに出る。彼もジュピターの謎を追う。こっちのほうが物語に関わってきます。
2010-05-29 05:26:39この面白さは前述の謎を解明していく過程と、戦いに対して完全な力押しではなく、相手の力を分析した上でどうすれば勝てるのかと言う戦い方をすることが多いため、戦いの緊張感が良く伝わってくることかな。この辺はジュピターが未熟なヒーローだからと言う点も大きい。
2010-05-29 05:33:06未熟で未知だからこそ先輩も驚くような戦術を考えることが出来る。意表をついた戦い方も出来る。そんなヒーロー者の王道を貫いているところが面白いところなんじゃないかと。
2010-05-29 05:33:47現在のところ7巻まで発売されていて、そろそろ敵幹部交代か見たいな特撮だとよくある展開に突入しそうなしなさそうなところまできています。区切り的には今から読むのは悪くないんじゃないかなぁと思わなくも
2010-05-29 05:35:57あぁそう言えばこれ書いてなかった。ジュピターを倒した敵の能力を回収することで、自分の能力として使うことが出来る設定があります。だから前に苦しめられた技が自分を救うといった集める楽しみみたいなのも見せてくれますよ
2010-05-29 05:37:31