ご先祖様を辿ると、最初に個我の意識が発生したやつまで溯れるよね。そいつは他のまだ意識が発生してない奴にとってはすごい異色な奴だった筈。そつのいったことやったこと全部記録して、大学とかそういうとこでずっと学問として保存継承しておくべきだったと思うんよ。
2012-02-02 13:00:59それが継承されてないから、今あらためて「意識とはなにか」とかをあれこれ研究しててさ、まーそれでもわかんなくなってる訳じゃん。最初に意識をもったおじいさん(おばあさん)のお話を残しておけば、こんな回り道は必要なかった訳。
2012-02-02 13:03:13とりあえず次に意識が発生する種族のために、石かなんかに「変なこといってる奴のいうことやること全てを記録しておけ」と刻んでおこうと思ったんだけど、そいつらがそれを読めるようになる頃にはもうだいぶ意識の発生のことなんかわかんなくなってる頃だったりして、神のジレンマってこんな感じかな
2012-02-02 13:05:17変なこといってる奴、じゃなくて親、その親、ご先祖さんのいったことを忘れるな、記録しとけ、だな。それで原理的には意識の発生直後の記録を保存継承できる筈。ちょっとこの事考えてたら持て余してきたので「石に刻んでおくべき情報」を公募しようかな
2012-02-02 13:08:34あわせると「ご先祖様、とりわけ異色のご先祖様の言動を記録しとけ」だな。つまりおれがいいたいことはそういうことだ。それをなんかこう、説得力のある句にして石盤に刻んでさ。わざわざ石盤に刻んである、て時点で、それを見つけた奴は「よっぽどのことが書かれてる筈」て思うでそ。
2012-02-02 13:12:22もっと考えると、大学とかそういうのに期待するんじゃなくて、自分が石に刻んでしまえばいいんだよ。自分が考えたこと、体験したことをね。そんでそのへんに埋めとくつーか、適当にほおっておけばいい。それでいいんだ。わかった。
2012-02-02 13:13:59あとは石に刻まれたことを専門的に収集研究する石刻大学の設立だな。その辺の石に刻まれている内容を研究する部門と、石への刻み術を研究する部門とセットで。
2012-02-02 13:18:20その大学の門庭にある石碑に「石に刻め」と刻まれている。それはおれが刻んだ石を、大学の創設者が見つけてそこに置いたんだ。
2012-02-02 13:19:38逆に考えると、我々にとって重要なことは大抵、どこかにその答えが刻まれた石碑が存在する可能性が高い、ってことだ。
2012-02-02 13:21:58現代人の意識は空間的にも時間的にも孤立している。ソシュールの用語でいうと共時的にも通時的にも孤立している、て訳。インターネットのようなメディアが共時的な孤立を溶かし、進化のスパイラルとして再び集合意識的なものを指向するとしても、通時的な断絶はどうするか。
2012-02-02 13:40:01あなたもわたしも「わたしたち」という意識を持てたとして、ご先祖様も未来人も「わたしたち」という意識を持てるかどうか。時間憲法が生まれる素地はそこにある。
2012-02-02 13:40:59共時的な断絶を溶かすメディアテクノロジーがあるなら、通時的な断絶を溶かすメディアテクノロジーもあるはずだ。石盤なんてのはその試みね。前者のインターネット(的なもの)に対応する後者の技術、そのイメージがアカシックレコードだ。古代人にとって今のネット環境が神秘的に思えるように
2012-02-02 13:47:38アカシックレコードという概念、技術のイメージが、現代人にとって神秘的な、形而上的なものに思えるのは自然なことだ。しかし、それは既に技術としてイメージ、予感されている。
2012-02-02 13:48:56