(2012-02-19)ニクラス・ルーマン『社会構造とゼマンティク1』合評会準備中(その1)
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特徴としては①主体・客体の関係しか扱わない ②主体は機能システムの文脈に基づいて自己の方向付けを行う ③客体の存在も自然から切り離され、システムとの関係で構成される。
2012-02-09 04:22:25第7節は、6節の最後から続いて、機能分化社会におけるゼマンティクの話。階層分化社会ではゼマンティクは具体的な知識であり、世界は知識の総体(余白は宗教が補う)であったが、機能分化社会ではゼマンティクが「形式的に抽象化」されるという。
2012-02-09 04:30:25@tukinoha2 「一般に、進化においては 相互依存性と独立性が併存し・相互連関する。思想進化の場合、その連関を担うものは「意味」の領域にある。」──くらいのことかと。
2012-02-09 04:28:00「一般に、進化においては 何か の〈相互依存性/独立性〉の併存・相互連関が生じる。 思想進化の場合、その 何か は「意味」の領域にある。」──と書いたほうがわかりやすいか。
2012-02-09 04:31:40第7節で二項図式化の話が出てくるのだけど、まず前提として①機能分化社会において、意味はどの機能システムに関係しているかを明示しなければならない。②知識の正しさは客体そのものには求められない。
2012-02-09 04:47:54よって、知識が自分の正しさを証明するためには、対象となる客体ではなく「自分が偽でない条件」を考えなければならない。二項図式化は、この「自分が偽でない条件」を科学的な問いとして作ることを可能にする。
2012-02-09 04:50:35二項図式化の条件として、①システムの要素を客体それ自体に求めることができない(=客体は自然的存在ではなく構成的なものである)。②何がシステム要素であるかを決定することを迫る、問題設定の存在。この2点を挙げることができそうだ。
2012-02-09 04:57:44第8・9節では進化論の話にもどって、知識に関する演繹的なメタ知識をつくるよりも、後付けの進化論の方が、理論としての要求水準が低いのでこちらを採用します、という話になるのだが・・・
2012-02-09 05:01:31