館もののラストにおける館の炎上について
- K_misa_maguro
- 16240
- 18
- 2
- 0
@necrano_mican むしろ今の世の中、崩壊した館に疎遠だった血族が集まり、衝突しながらも館の再建と一族の再生を誓いあうヒューマンドラマの方が受けがいいような気がしますが、ポーは消毒されるのは嫌だと逃げ出しそうですね。
2012-02-11 14:55:04京極堂シリーズでラストに館炎上といったら別にありますから、一作目でやってどうするのだろうと当時は思ったものです >『姑獲鳥の夏』映画
2012-02-11 15:00:12@K_misa_maguro あれは実相寺が監督した「怪奇大作戦」のエピソード「呪いの壺」にある寺炎上のセルフパロディだと思うんだけど・・・>「姑獲鳥の夏」
2012-02-11 15:04:35綾辻作品はラスト炎上も崩壊もあるな。あと思い付くのは皆川博子、篠田真由美。篠田作品では炎上場面はなくて、「そういえばあの建物、火事で焼けてなくなったんだよ」みたいな回想があったから、少し性格が違うかも。
2012-02-11 15:07:02@sanaguti 「呪いの壺」の炎上シーンって、話題になったものなんですね。そう言われると、監督は意識していたのかなという気もしてきました。
2012-02-11 15:20:21先程の蜜柑さんのツイート内容にも関わるのですが、ゴシック小説や館ミステリでは、そこに住む一族や家族の崩壊・滅亡、特定の人物がもつ歪んだ(しかし危ういところで本人は歪みに気付いていない)認識の崩壊、あるいは犯行計画の崩壊といったものが描かれていると思うのです。
2012-02-11 15:45:51言い替えれば、そういった作品は世間から隔絶した所で成立している概念や、歪みを持ちつつ危うい所で均衡を保っている秩序の崩壊を描いている。そこで、既に崩壊を描いているにも関わらず、建物の物理的な崩壊をも合わせて描くのはなぜなのか?
2012-02-11 15:51:29館もので家族崩壊を起こしていても、館自体は無傷という作品もあるので、そういった作品と館自体も合わせて崩壊する作品の違いは何なのか、と。
2012-02-11 15:53:56ミステリ・ゴシック小説における館の崩壊、炎上に関するTLが面白い。津原泰水作品とかの「作品舞台」の崩壊・暗転は徹底的で白眉です。都市小説の類は、そういった方法が割と見受けられる印象があります。
2012-02-11 15:54:01蜜柑さんが書いてらした「様式美」ってのは確かにあるだろうな、と思います。本格のコードであり、よくあるガジェットの扱い方だから、とか。でもそれ以上の意味があるとすれば何なのか。
2012-02-11 15:59:30