【Verdunの近代史講座】近代国家はじまったな【二章】

Verdun_843　モンティセロの丘で @Verdun_nkysjan

【第二回】始まるぞー。 #Verdunの近代史講座

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【TONDEN QUEST~試される大地と北海道の夜明け~】(DQのOP音楽と共に) #Verdunの近代史講座

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【一章 旅立ちの朝】江戸時代前期、松前藩のあった松前半島の一部を除き、江戸時代の北海道はアイヌの人々が守る、彼らの土地だった。だが中期後期頃になるとアイヌ人と松前藩の戦いは激化し、また対露政策のために幕府による沿岸警備が行われた。 #Verdunの近代史講座

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【開拓使の歴史】明治初期になると北方開拓のために開拓使が置かれ、彼らは樺太、北海道を開拓、守備する役目についた。 #Verdunの近代史講座

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【二章　屯田兵の役目】屯田兵は開拓者であり軍隊でもあった。当初は東北の貧窮士族を始めとした人々が、石狩に住み始め、そこから東へ、東へと動き始めた。後には平民も加わり、屯田兵は北海道の開拓政策を推し進めた。 #Verdunの近代史講座

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【三章　開拓使達の奮闘】彼らを動かしていたのは北海道開拓使であり、彼らは潤沢な資金を以て十年間の大計画を行なって北海道を開拓し、工業、農業、水産業、鉱業を始め、多くの事業に取り組み、十年計画を終えて開拓使は廃止となった。だが・・・ #Verdunの近代史講座

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【最終章　試される政治】当時の開拓使黒田清隆は露西亜南下への対抗策として大規模な開発を行ったが、彼らの計画も終わりに近づいた。彼は思った。「この事業は国から民へ引き継がれるものだ」と。ある事件が起きる　そして　政争が始まる これはまた　別の話 #Verdunの近代史講座

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【第一話 自由民権、襲来】板垣退助は明治六年の政変で、征韓論を推すも下野した。彼は批判する。政治権力が天皇にも人民にもなく、ただ官僚のみにあると。そして、この窮地を救う道は「民撰議院」を設立することで、国民の手に政治を取り戻されなければならない、と。 #Verdunの近代史講座

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【見知らぬ、建白書】板垣退助は民撰議院設立建白書を提出、全ての人間は生まれながら自由・平等で幸福を追求する権利が在ると説いて 、広く国民の意見を聞くための議会を開くべきだと主張する。しかし、国家や知識人は時期尚早と批判する。戦いが、始まる。 #Verdunの近代史講座

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【知らない、同志】民撰議院の設立に燃える板垣退助。彼の考えは未だ誰にも解って貰えない。だが、それを伝えられれば・・・彼はそう思い、高知において立志社、大阪において愛国社を作り、政府に敗けた元士族たちや、彼を支持する民権思想家と共に活動し始めた。 #Verdunの近代史講座

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【彼、逃げ出した後】士族の反乱下、大久保利通は板垣退助を説得させ、彼を参議に復帰させる。そして、人々は着実に彼の登場を待ち望んでいた。武力の西郷隆盛が敗れた士族たちにとって、頼りは板垣退助だった。彼はもう一度、自由民権運動に戻ってくる。 #Verdunの近代史講座

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【国会、心のむこうに】再興した愛国社の運動は確実に支持を得ていく。そして、国会開設を望む人々の動きは、既に愛国社の枠を超えていた。｢国会期成同盟｣・・・名前を変えた自由民権運動結社の目は、困窮する農民と、地租改正に悩む豪農達に向けられていた。 #Verdunの近代史講座

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【決戦、言論弾圧条例】政府は時期尚早過ぎる自由民権に恐れを為す。彼らはそれを封じ込める為に、為政者の批判を止めさせようとした。讒謗律、新聞紙条例、集会禁止条例。身動きが取れなくなる事を恐れる自由民権主義者達、彼らを助けたのは、豪農達の草の根運動だった。 #Verdunの近代史講座

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【人の作りしけんぽう】国会開設運動と共に憲法作成の運動も活発化する。植木枝盛、青木周蔵、宇加地新八・・・彼らは、フランス人権宣言を参考にした自由で平等な憲法案であった。しかし、それは結局何の参考にもされず、結局彼らの理想は露と消えた。 #Verdunの近代史講座

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【重信、失脚】プロイセン流の憲法を唱える伊藤博文、イギリス流の憲法を唱える大隈重信。彼らの論争は対立へと激化する。そんな時、黒田清隆が友人の豪商、五代友厚に開拓使の利権を払い下げたのが民間にバレた裏には、大隈の陰が在るとの噂が。そして対立は政変となる。 #Verdunの近代史講座

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【政党、心、重ねて】国会は大隈の罷免が政府への批判に繋がるのを恐れ、国会の成立を十年の後に定める。政党政治の実行が決定された事により、板垣退助は革新改革流の自由党を、大隈重信は保守改革流の立憲改進党を設立し、国会の成立に備えた。 #Verdunの近代史講座

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【マッド・ダイバー】活発化する自由民権運動に対し政府の運動への弾圧は高まりを見せる。双方の争いは、泥仕合となって繰り返すばかりであった。政府や財閥との癒着を見せる板垣に、自由党員達は批判し、内部分裂を始める。、泥の中でもがく人々は、分裂を見せ始める。 #Verdunの近代史講座

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【激化する闇の中で】激化する運動、過激化する抗議行動。自由党員は脆くも分裂し始める。政府寄りの党の姿勢に憤慨し、経済安定化への裏で困窮する農民たちは、暴走を始める。｢-群馬事件-｣は農民たちの暴走から始まったが、活発化する前に鎮圧・収束した。 #Verdunの近代史講座

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【県令の価値は】福島県令三島通庸は、会津から山形、新潟、栃木へ繋ぐ道を急ピッチで完成させようとしていた。働かせる農民たちの困窮も知らないまま。耐えかねた県会議長は暴走を始め、反対運動を展開し始める。｢福島事件｣は、その様な形で行われた。 #Verdunの近代史講座

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【政府、侵入】過激な党員たちは完全に自由党から離れていた。政府はその隙間に付けこむようにして弾圧を開始する。自由民権運動の弊害は、農村などにおける草の根活動による管理の不徹底性にあった。 #Verdunの近代史講座

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【板垣、魂の座】岐阜での公開演説を終えた直後、板垣退助は｢将来の賊!｣と言って駆け寄る暴漢に襲われた。その時、彼は叫んだ。｢板垣死すとも自由は死せず。｣彼の其の叫びに込められたのは、自由民権運動の本質ではなかったか。この直後に、自由党は一度解散する。 #Verdunの近代史講座

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【解散と沈黙】板垣退助は一命を取り留めたものの、1884年、自由党の運動は白紙とし、同年末には立憲改進党も大隈重信が離党して事態は沈静化される。その後、政府はプロイセン流の憲法を見習うべきだとの意見が伊藤博文より出され、憲法の作成に乗り出す。 #Verdunの近代史講座

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【国会に至る建白、そして】時の外務大臣井上馨が条約改正のための会議を諸外国の使節団と改正会議を行い、その提案には関税の引き上げや外国人判事の任用など譲歩を示した。それは内部からも非難轟々の物であり、民権派は国辱的だと批判する。これは後に項を譲る。 #Verdunの近代史講座

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【同盟の適格者】三大事件建白書は①言論の自由の確立②地租軽減による民心の安定③外交の回復（対等な立場による条約改正実現）を訴える。自由民権運動は高まりを見せ、自由党復活の声も上がる。しかし板垣退助は乗り気ではなかった。 #Verdunの近代史講座

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【総理の選択を】事件は少し遡って国会以前の内閣について。総理大臣は公卿の三条と伯爵の伊藤に候補が絞られ、宮中会議での決定となった。其の決め手は｢赤電報(英語電報)が読めること｣であった。これは公卿出の三条に貧農出の伊藤が勝つ為に井上馨外務卿が言った事。 #Verdunの近代史講座