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ルナ談義【2/15】

ルナチャイルド恋愛SS
ゲーム
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てんくう @yukkuri63
月光が照らす夜道を二人で歩いていた。二人の距離はつかずはなれず、だけどそれでもその二人の手は握られていた。両者とも無言で、どことなく気まずい雰囲気が流れていた。「・・・ルナ?」そう呼びかけたが、返事はない。淡々と夜道を歩いていく。 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
恐らく自分がルナに気に障ることを言ったかしてしまったのだろう。俺は己のおろかさに嘆いていた。凶悪なのが自分が何をしでかしたのかをわかってない事だ。無自覚で自己中心的、そんな俺が今のこの状況を招いてしまったのだろう。ルナに引っ張られるように手を繋ぎながら夜道を歩く。 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
突然、夜道から開いた場所に出た。そこは月がよく見え、幻想郷の一帯を見渡せそうな丘のようだった。「ここは...」「...ここに連れて来たかったの」「...?」今までずっと喋らなかったルナがその重い口を開いた。「ルナ」「...何?」「ごめん!」 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
一瞬ルナは何がなんだかわからない、という顔をしていた。俺は原因はなんだかまだわかってないけど謝らないよりはマシだ、と思ってルナに謝った。「どうしたの?」「それは...ルナが、さっきからずっと喋ってくれないし、怒ってるみたいだったから...」 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
「? 怒ってなんかいないわよ?」「えっ?」「喋らなかったのは、てんくうをここに連れてきたくて...一心不乱に歩いてた...って言ったら言い訳になってしまうかしら...?」そうだったのか...じゃあ俺のただの思い込み...?「こちらこそごめんなさい。」 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
「? 怒ってなんかいないわよ?」「えっ?だって...」「てんくうをここに連れてきたくて...一心不乱に歩いてた...って言ったら言い訳になる...?」そう...なのか?それだけここに俺を連れてきたかったのか...? #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
「こちらこそごめんなさい、そんなつもりはなかったの...」ルナは俯いてしまった。ルナは俺と一緒にここに来たかったのだろう。なのに俺ときたら...「いいや、ルナは謝らなくていいんだよ、俺の勘違いだったんだから。」「...うん」完全にやってしまった。何してるんだ俺は。 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
また気まずい雰囲気が流れる。どうすればいいのか暗中模索していたら、ふと、空に何かが見えた。「あっ・・・」流れ星が見えた。しかも一つではない、二つ三つ...そう、これは-----「流星群よ。今日はその日だからてんくうと一緒に見たかったの」 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
生まれてはじめてみる流星群だった。こんなにも綺麗だったとは...「どう?綺麗でしょう?」ルナが自慢げに言ってきた。恐らくこの日のために調べてくれたのだろう。「ルナ...」「なぁに?」「ありがとね。初めて見たよ...」「ふふっどういたしまして。」 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
そっと、ルナの肩に手を持っていって自分のほうに寄せる。ルナも少し驚いてはいたが、赤面して顔をうつむかせながら頭を俺の肩にコテン、とくっつけてきた。「てんくう...//」「ん?どうしたの?」「私ね、今すごく幸せ...」 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
目と目が合った。夜空の明るさもあいまって、ルナの顔がよく見えた。すごく今心臓が押さえきれないくらいにドキドキしている。多分ルナもそうだろう。ルナのその透き通った目に吸い込まれるように、唇を重ねた。 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
「んっ..」永遠に感じられるようなキスだった。ずっとこうしていたい。そう思ったとき唇が離れ、再度目が合った。「...っ///」ルナは真っ赤になってまた俯いてしまった。「愛してるよ、ルナ」「...うん//」そこからは互いに何も言わず、肩を寄せ合って流星群を見ていた。 #一人ルナ談義
てんくう @yukkuri63
「まったく、あんなにべっとりしちゃって見てるこっちが恥ずかしいってのっ」「いいじゃない、私はルナが嬉しそうで何よりだわ♪」さっき来た道を戻りながら、彼女らは喋っていた。「しかし...スターもよくやるわね...あいつらを探し出して私の能力で姿消して覗き見しようだなんて」
てんくう @yukkuri63
「ルナがこっそり家を抜け出すのが見えたからもしかして、と思って」「まったく、ルナばっかりあの人間とお熱くやってるなんて...」「あら、うらやましいの?」「そっ、そんなわけないでしょっ!そもそも妖精と人g」「はいはい。はぁ...こういうときにルナがいてくれないと困るわ...」
てんくう @yukkuri63
「ねぇ、サニー」「何よ」「あなたも...ああいう妖精をよく想ってくれる人間がいてほしい?」「何言ってるのよ、私たちはいつでも三人でやってきたじゃない」「でも今、ルナはあの人間に"ぞっこん"だけど?」「うっ...」「ねぇ、どうなの?」
てんくう @yukkuri63
「そ、そりゃぁ...いて欲しいって思わないことも...ないわよ?//」「...ふふっ」「なっ、何よ!//」「いや、サニーは素直じゃないなぁって」「もうっ」「あら、機嫌損ねちゃった?」「ふんっ、...ふぁ~ぁ、へんな時間に起こされたから眠たいわ...ねぇ、早く家に帰って寝よ!」
てんくう @yukkuri63
「そうね。私も眠たくなってきちゃった」「んじゃ、家までひとっ飛びよー!」と言って、輝ける日の光と呼ばれる妖精は自分の家へと飛んでいった。「...私たちは妖精であり、自然だから。でも、彼は人間。そう長くは...ううん、今はこの出来事を素直に祝ってあげなくちゃね」
てんくう @yukkuri63
そう言って、降り注ぐ星の光の名を持つ妖精も自らの家へと帰っていった。
てんくう @yukkuri63
番外編「一方その頃」終わり
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