#この書き出しいかがですか
以下、ひとつずつ。
「雨の気配が世界を覆い尽くしていた」
「雨の気配が世界を覆い尽くしていた」 #この書き出しいかがですか 取り敢えず、感情の羅列シリーズ『雨によって掻き乱される思考の結晶』から。
2012-02-25 02:43:51雨の気配が世界を覆い尽くしていた。酸の雨が街をジリジリと焼いていく。しかし、雨宿りがてら、酒場を訪れる客も多い。案の定、何時もの面子に加えて、新顔も見える。線の細い客が入ってきた。防酸コートを脱ぐと、金髪のロングヘアーが、ある種酒場とは不似合い雰囲気を醸し出す。 #twnovel
2012-02-25 02:55:58@tatsuya_chi ありがとうです(*´ω`*) TL流れてなくてびっくりしました(∀`*ゞ)テヘッ 取得漏れだったみたいです(´・ω・`)
2012-02-25 03:00:50雨の気配が世界を覆い尽くしていた。絡みつくような空気が自分を取り込んで消化しはじめる。ぶくり、ぶくり。溺れる空気のなかで泳ぐ僕の吐息。遠鳴りのように響いている音はもう僕の意識に登らない。ざあ、ざあ。雨のざわめきが世界を埋め尽くしていく。雨に濡れた世界が色を変えた。
2012-02-25 05:31:27雨の気配が世界を覆い尽くしている。雑踏。行き交う人々の中を、彼は傘も差さずに走り抜ける。どこかで待ち人がいた。世界の片隅で、誰かが泣いていた。それは雨となり雫となって、今世界に降り注ぐ。彼女は彼を待っていた。もう長いこと。彼は永遠に雑踏を走る。彼はもう、この世にはいないのだから。
2012-02-25 09:01:58雨の気配が世界を覆い尽くしていた。窓を叩く雫の音に目が覚める。どんな夢を見てたっけ…。雨の音に少しずつ遠のく甘い温もり。掴みたい。も一度触れたい。もうちょっとだけ、寝ようかな。また逢えるかな…逢えるといいな。ゆっくり、目を閉じる。部屋に漂う雨の匂い。空が奏でる音色に、落ちていく。
2012-02-25 09:17:56雨の気配が世界を覆い尽くしていた。音もせず土の匂いだけ溢れて。すべての聴覚を解放し、ぼんやりと喧騒の街を思い浮かべる。賑やかなサイレンと公衆のざわめきと。さっきまで見ていた夢を耳奥に残したまま、現実は静寂のうちに流れていく。ただ苔むした匂いが雨のぬくもりを伝えていた。
2012-02-25 13:07:07「木漏れ日の音が聞こえてきました」
木漏れ日の音が聞こえてきました。海鳴りのように葉がざわめいています。手の中に落ちてくる音たちがゆっくりと光を唄い始めました。紡ぐのはきっと貴方の唇。そっと瞳を閉じて、そっと貴方の演奏を待ちましょう。風が頬を撫でていく気配と共に、ぽつり、ぽつり、貴方の葉が芽吹いてきました。
2012-02-25 03:06:04木漏れ日の音が聞こえてきました。君の教えてくれたその音は風の囁きにも似て、でもどこか暖かな子守歌のようで。きっと遠い昔の寝物語を呼び覚ます、夢の音なのかもしれません。新しい季節は始まるけれど、それは君の夢へ続く果てしない物語のほんの一節。この音を聞きながら今日も君の夢を浮かべます
2012-02-25 03:17:15木漏れ日の音が聞こえてきました。新緑が芽吹いて、中庭にも爽やかな風。白いベンチで夏の足音を感じつつ日向ぼっこ。この時期、お外で木漏れ日を浴びながら、午後のティータイムを楽しむのが、私の休日の日課です。寮からお姉様方もいらっしゃいました。憧れの愁姉様も…。 #twnovel #GL
2012-02-25 03:22:41「アポトーシスが始まった」