#この書き出しいかがですか
アポトーシスが始まった。 削り取られていく僕の欠片たち。 さようなら、さようなら。 もう出逢うことはないでしょう。 このお別れは最初から僕と君の間に横たわっていた。 ねぇ、さようなら、さようなら。 僕らの時間は過ぎ去ったのだね。 アポトーシスは僕と君とのさようならの合図。
2012-02-25 03:36:01@synnblue アポトーシスという単語自体がなんだか切ないものですからね(´・ω・`) でも、結構好きな言葉です。ネクローシスよりは夢があるというかなんというか。
2012-02-25 03:41:05@synnblue @s_shuho そう、アポトーシスは細胞死でも、積極的な組織形成にも関わるので、「お前の死は無駄にはしない」的な。
2012-02-25 03:52:19アポトーシスが始まった。我々は成否に関わらずあらゆる記録記憶痕跡を消去して解散する。もう二度と生成されることのない、我々の細胞。ミッションは未達に終わったが、また新たな組織に命令が下るだろう。我々のミッションは終わった。だが闘争は永遠に終わらない。 #twnovel
2012-02-25 03:44:56#twnovel アポトーシスが始まった。大好きだった先輩。もう彼女がいたなんて。友達も一緒に泣いてくれた。初恋は実らない。誰もが通る通過儀礼。ホントの恋の始まりと共に消えていく淡い恋心。
2012-02-25 13:47:56#twnovel アポトーシスが始まった。一つ一つ、朽ちていく。その死は個には悲劇でも、全体には必要なこと。人が住んでいたこの星で、一人一人、倒れていく。やがて彼らは地に環り、次に生まれる知的生命体に場所をあけ、養分となる。新しいステージに行くために、地球には必要な悲劇。
2012-02-25 14:34:28「美しかった世界は当の昔に消え果てた」
美しかった世界は当の昔に消え果てた。楽園からの追放。それは学園からの退学を意味していた。「いいえ、貴女にそんな目は合わせなくてよ」愁姉様は毅然と言ってくださった。「この身の単位に変えても貴女を守ってみせるわ」私はお姉様がスールでよかったと本当に思った。 #twnovel #GL
2012-02-25 04:35:19美しかった世界は当の昔に消え果てた。僕等が見ているのは精巧に作られた硝子細工(ニセモノ)で、照らされてはキラキラと輝き、僕等を欺き続ける。此ノ硝子細工ノ世界、僕等はその上で踊り続ける踊り子。くるくると舞い続け、いつしか歩き方など忘れてしまった。本当に美しいものは何処に行った?
2012-02-25 17:00:47美しかった世界は当の昔に消え果てた。後に残る陰影は無機質な思い出を淡々と映し出すフィルムのように僕らを飲み込み。あらゆる感情を失った街は、ゼンマイ仕掛けのからくり人形のように時を刻み営んでく。懐かしい?それ何?無限に続くデータ集積と吐き出される解析テープの渦。温もりは排熱に換わり
2012-02-26 00:08:13「吾輩は激怒した」
吾輩は激怒した。かの邪智暴虐の人を除かねばならぬと決意した。吾輩は自らの名前がわからぬ。吾輩は捨て猫である。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。薄暗いじめじめした所でニャーニャーと泣いて兄弟と遊んでいた。けれども邪悪に対しては、猫一倍に敏感であった。 #twnovel
2012-02-25 14:06:40「親指を舐め、味を確かめた」
親指を舐め、味を確かめた。血の味がする。カウンターと見せかけ、相手の拳を狙ったその一撃は、若干逸れたものの、奴の小指の骨ぐらいは逝っただろう。ここからが勝負。畳み掛けるように奴の左腕を極めて、寝技に持ち込む。鈍い音がして奴の肩関節が外れた。漸く勝利を確信する。 #twnovel
2012-02-25 15:13:06親指を舐め、味を確かめた。錆びついた味。この身体を巡る、鉄錆の味だ。どれくらいの時を、この身体で過ごしたのだろう。まだ、時間は残っている。「いつか朽ちるなら」まだ錆びているだけと言えるのだろうか。オイルを足したら、すこしは滑らかになるか? ガソリンの匂いが鼻を突いた。 #書き出し
2012-02-26 00:05:46「楽しそうなタグ(*´・ω・。)」
(まさか過ぎてお題として付け足してませんでしたΣ(・口・*))