今の子は海外児童文学を『本当に』読まなくなってるの?
(3) この実在するんだかしないんだか知れたもんじゃない「業界関係者」のコメントを持ってくる手法は東スポwebとかゲンダイネットの線を狙ったんだろうけど、だとしたら伝説の「マドンナ痔だった?」級のネタに到達するには3世紀くらいかかりそうなヌルさだな。
2012-02-28 12:25:44今、RTした記事、杉江さん( @from41tohomania )も呆れてるけど、ひどいですね。ここまでくると「捏造」の域。
2012-02-28 12:27:19(4) 実在か非実在かわかんない〈あるマンガ編集者〉の発言。〈本好きの女の子はみんなかつて『若草物語』とか『赤毛のアン』とかを読んでから、後に日本文学に移行しましたよね。それは、日本文学はやはり男性を描いたものがほとんどで、女性を描くものがあまりなかったからだと思うんです〉。え?
2012-02-28 12:27:51(5) だったら〈日本文学に移行〉しないんじゃないの? そのあとに〈そのかわりに海外児童文学を受け継いだのが、『少女マンガ』だった〉とあるから、日本文学じゃなくて少女漫画に移行した、というのなら筋は通る。実態がどうかは知りませんがちょっと整理が必要ですね。
2012-02-28 12:29:22(6) それとも「日本文学は男の話ばっかだったから、先に海外児童文学を通過する必要があった」ということなんだろうか。だったらそう書けばよろしい。談話や口頭コメントをイントネーションが伝わらない文字媒体に再現するときに一字一句起こしちゃダメでしょ。
2012-02-28 12:31:45(7) 〈日本文学はやはり男性を描いたものがほとんどで、女性を描くものがあまりなかった〔…〕海外児童文学を受け継いだのが、『少女マンガ』だった〉。これは斎藤美奈子が〈L文学〉と言い出したときの物言いのコピーですね。
2012-02-28 12:34:23@toyozakishatyou @chinoboshka たしかにそうかも。ランキングなんて別にそのときだけのことだからどうでもいいんですが、こういう書き方の記事でもライターはつとまると思われるのが本当に嫌です。
2012-02-28 12:36:26(8) ああいう「真面目な学級委員長の『正義&ゆうもあ感覚』」は斎藤美奈子さんのいちばん真似しやすい(そしていちばんダサい、つまりいちばん真似しちゃいけない)部分なんですよ田幸和歌子さん。
2012-02-28 12:37:30@from41tohomania あんまり首肯できない記事ですねコレ。彼我のライフスタイルの差が開き始める中高生が読者となる市場で、海外YAがラノベに負けてる、というのならともかく。
2012-02-28 14:26:46@from41tohomania 子どものほうが海外だろうが国産だろうが気にしない、というのが僕の実感。保育園でふつうに『エルマーとりゅう』の劇をやってましたよ?
2012-02-28 14:26:57@from41tohomania つうか海外児童文学を書店で見かけない?ほんとに?嘘だあ。おれが子どもと一緒に児童書コーナーに行ってた時分は普通にあったよ?町場の本屋さんでも定番のはあるし、それ以外のは昔から大書店にしかなかったよ?
2012-02-28 14:29:39@Schunag 結論はどうでもいいんですけどね、事実かもしれないしそうじゃないかもしれない。でもそこにいく道筋が乱暴ですよ。結論ありきで都合よく「証言」とやらを貼り雑ぜたようにも見える。誠実な語り方じゃないです。
2012-02-28 14:44:08@Schunag 「自分はこうだった」「うちはこうだった」という事例の実感しかないからデータで示してもらわないとダメだと思うんですよ。都心部に近いところに住んでいる自分のほうがむしろ例外なのかもしれない、と自分を疑ってみる程度の知恵は私にだってあります。
2012-02-28 14:47:53@Schunag 子供のほうが分け隔てせずにコンテンツを受け入れるのではないか、という実感は私にもあります。嗜好というのは後天的についてくるものだから、受容の仕方でいくらでも代わってくるでしょうし。説得力のあるケースを一つでも示してあれば、また印象も代わるのでしょうが。
2012-02-28 14:50:50@YONEMARU_HD その印象については一部頷くところもあるんですが、でもそれは自分のブログかSNSでやってもらえないかな、と私は思います。あたふたを拡散するのはあまり感心できたことではないんじゃないかなあ。
2012-02-28 14:54:20@from41tohomania 同意です。論理の筋道がどうも見えない、というかマッチポンプな気配もあります。「マジックツリーハウス」などもありますから、数字をみれば、もっと面白い結果が見えるかもしれない。図書館や図書室の蔵書も児童書については大きな変数です。
2012-02-28 14:54:23@Schunag 自分の例でいうと、児童書を「買った」例ってそんなに多くないと思うんですよ。ほとんどが図書館での借り出しだったし。そのへんの変化も含めて、数字を出して検討したいですね。
2012-02-28 14:56:43@from41tohomania あ、ちなみに「ほんとに?」という一連の詰問口調は貴兄に向けたものではないので悪しからず。為念。
2012-02-28 14:57:04例のコネタをようやく読む。「書店で海外児童文学を見かけない」→「子どもが海外児童文学を読まなくなった」→「海外への憧れが薄くなったから」 という論が展開されていたが国内の児童文学を含めるとどうなるのだろう。そもそも児童文学を読む子どもなんてむかしからそんなにいたのか?
2012-02-28 14:58:07一応書いておくけど、私は子供が「海外」「児童文学」を読む「必要がある」なんてことはまったく思っていなくて、読書は娯楽なんだから、人様の楽しみを横からあれこれ言うなんて野暮の骨頂だと思っています。
2012-02-28 15:01:14たまたま自分にはそういうものを読めば楽しいだろうと思う年頃の子供がいたから、マンツーマンで薦めてみたりはしました。それだって我が子に拒絶されればそれまでだった。本の薦め屋としての意地をかけて、真剣勝負で子供と対峙したつもりです。
2012-02-28 15:03:11同じように、他にもたくさんいる子供たちに「これを読んだらおもしろいよ」とは言いたいし、その子の周りにいる大人たちに「これを薦めてみてくださいよ、喜ばれるから」とは言うと思うんだけど、「これを読まないとダメ」なんて偉そうなことは口にできるわけがない。
2012-02-28 15:04:41そういう権威主義的な押しつけとはまったく別のアプローチで、書店も版元も、児童書にかかわる人たちはがんばっているんだと思うんです。これは書店の児童書棚を見ているだけの門外漢の印象だが、そんなに外れてはいないと思う。「おもしろいよ」と伝えるためにみなさんがどれだけ努力しているか。
2012-02-28 15:07:03それを考えると、あまり無責任なことは言いたくないし、言っているのを見ると興ざめな思いがする、ということです。楽しいところがどこにもないんだもの。
2012-02-28 15:08:54