モーリーさんの日本ドラッグ問題への現在の見解。

「ダメ絶対原理主義者」と「ドラッグでハッピー原理主義者」に二分化される事を懸念するところから始まる。大麻、覚せい剤、等のハードでもソフトでもドラッグに興味ある方は一読あれ。とりわけ真っ白な学生には一助になるでしょう。
大麻 レイブ 覚せい剤 コカイン 医療大麻 ドラッグ ヘロイン
20
Morley in English @ikebukuro
「医療大麻」の健全な枠組みで隔離して大麻の合法化を限定的に実現する、という戦略がアメリカでは成功。と同時にレイブなどで「どんな薬も使い放題」という状態を継続させ、「規制がないよりあった方がまし」とロビー活動を展開する方向性もあったのかもね。デモにかわる示威行動だったのか?
Morley in English @ikebukuro
個人的に大麻問題に切り込むのが遅かった理由として、レイブカルチャーの報告を受けていたこともありました。要は日本国内でもMDMAやマッシュルーム、そしてシャブやり「放題」(当事者の声)な状況がすでに出現している、との噂。そうした中で「医療大麻」を言うのはどんなものかな、と。
Morley in English @ikebukuro
ただ、必要悪の観点から、このまま歪んだ大麻取締法が維持され、むしろ政治的な采配で拡大解釈され、ドラッグを歌詞にできなくなったり、ネットでの発言すらプロバイダーから削除されるという方向に流れると危険だと思い、「麻」をテーマとして扱うことに踏み切りました。2年ぐらい前のこと。
Morley in English @ikebukuro
個人の経験値から判断すると、やはり「だめ。ゼッタイ」から数歩引き返したところが落としどころでした。アメリカではあらゆるドラッグがやり放題で、大麻で「止まった」人は一人も知らないので。そして大麻が入手しやすいために大麻をヘビー・ユースしている知り合いは、はっきり言うと「だめなやつ」
Morley in English @ikebukuro
「おれたちは体制に不満を持っている。自分たちでどんどんとあらゆるドラッグを広めて、無法地帯を作り、体制を打倒したい」とはっきり言ってくれる、ある種の「アナーキスト」たちがいたら、仲良しになれるような気がする。
Morley in English @ikebukuro
いや、そんなにおもしろくないです。素朴な書き込みですのでサラっと。RT @Echinaceagarten: @eureka1175 RT @ikebukuro:モーリーさんおもしろいよ。見てみて
Morley in English @ikebukuro
だけど本当はドラッグ・ディーラーが収入源なのに「医療目的だし、日本の伝統だ」みたいなカモフラージュを言っている人がいたとすると、その人のトリッキーなゲームの片棒を担ぐのは、やだ。だって誠実なアプローチじゃないんだもん。
Morley in English @ikebukuro
そういう人には「一般人の見ていないところでキメキメに入れるのが好き」と正直に言ってもらえるとうれしい。「あんた、世界のどこに行っても違法だよ」で済みますから。「苦しんでいる人が…」みたいな『人間の盾』は使ってほしくないなあ。
Morley in English @ikebukuro
で、まあ、そういう初動の遅さもあったのですが、いろいろと研究したり話を聞いて回ったりするうちに、大麻問題には多様な側面があることがわかりました。アメリカで直接見聞きした範囲も広いようで実は狭かったというのが今の印象です。
Morley in English @ikebukuro
日本の国内でレイブがあったとして(あまり行っていないので推測で語りますが)ドラッグ・ユースは「わかる人にはわかる」形で進められる。一方、ゴアやイビザのレイブでは「これでもか!」というぐらいに堂々と吸引、ぱっくんちょ、インジェクトだったりする。日本の若者は当然戸惑うわな。
Morley in English @ikebukuro
それで、海外と日本のパーティーを行ったり来たりする内に「日本で習ったことは全部、うそ、海外のレイブで学んだことが真実」といった若気の至りも作動して、「ドラッグ理想主義」みたいなフェーズをくぐることになるのかもね。でもそうだとしたら、リテラシーはいぜん低いままだと思うんですよ。
Morley in English @ikebukuro
そしてそうは言うものの、周りでみんなが屈託無く幻覚剤や大麻、ちょっぴしのハード・ドラッグをやっている環境と日本の抑圧的な環境を冷静に比較検討しうる人の数が、極端に少ない。したがって情報そのものが少ない。だからこそ、「だめ、ゼッタイ」にも「ドラッグは全部いい」にも振り切れやすくなる
Morley in English @ikebukuro
どうしたもんなんでしょうかね?大麻が多少規制緩和をして、理不尽な撲滅キャンペーンやメディア・芸能界の潔癖でウソっぽい振る舞いが変わってくれると、非常にうれしい。でもLSDが「インスタント・禅」なんだと中高生に広がるのは、やだな。
Morley in English @ikebukuro
「おれはワルだ。だからシャブもあぶる。ぶりぶりよ!」と豪語→仲間とやる→つかまる奴は「へまをやった」で解決→一人、また一人と仲間が死ぬ→人生を勉強する ぐらいが一番いいバランスだろうか?
Morley in English @ikebukuro
20歳ほどで一回覚醒剤やヘロインに中毒、その後「更正した」と表立って言っていても、やっぱり情緒不安定だったり、何かをやる上でのフォーカスに欠けている、そして本人はそれを認めないという事例を知っているだけに、ドラッグの性善説を信じられない。
Morley in English @ikebukuro
まとめると、こういう感じです。リスクを知っていて、あえて自分の体を試験場にしてあらゆる幻覚剤・ハードドラッグを入れて遊んでみる、発狂して帰ってくるという冒険をする、という行為には一目置いている。だけどそれは『個』として追求するもの。社会に保証された権利ではないだろう。
Morley in English @ikebukuro
医療に限定せずに大麻を考えると、やはりサイケデリックの部類に近い位置にあるので、個人が自己管理能力を持った上で服用すべきだと思う。社会が個人使用を罰することには疑問を持つ。だがハイであり続けることを権利のように振りかざされると、うざい。ここらへんが現在の心情です。
Morley in English @ikebukuro
「ゆとり世代」というメタファーは不正確なので、いつもは敬遠しているけど、あえて使ってみると、悪い大人やヤング・アダルト達が情報に免疫を持たず、思考ツールを持たない若い世代に対して「大麻は悪くない」を建前にして、結局ドラッグ一般をすすめて思考操作するというリスクを先々感じている。
Morley in English @ikebukuro
言わば情報操作による「踏み石理論」。医療大麻の人道的な取り組み、日本社会への批判、エコロジー、ニューエイジ思想をカクテルにして、無批判でスポンジのように(いや、タオルのように)吸収してくれる相手を自分の都合のいいように誘導する感じ。
Morley in English @ikebukuro
そうなるとダメな大人がダメな若者を生み出して、カモにしているだけ、という闇市経済のサイクルが繰り返されるのみ。大麻+エコ+大企業への嫌悪+大人社会への異議まではいいんだけど、ここに「受け身」が加わった途端、おばかな人の原理主義へとひた走るフォーミュラになっちゃう。
Morley in English @ikebukuro
やっぱり大麻問題に関しては、肯定と否定の多様な議論を参照しないと、やばい。しかも意見は2つではなく無数にある。それなりのリスクが大麻にはつきまとうものなんだよ。「すべての病気がこれで治る。隠蔽しているのは製薬会社だ」というわけでは、けしてない。
Morley in English @ikebukuro
石油資本と製薬会社と政府とその背後にあるアメリカが陰謀を働いて日本人の心を眠らせ、それと戦うために大麻のパワーで日本人が目覚める…というのは、どうにも都合が良すぎると思うんだよね。「ぶっ飛ぶのが好き。違法ならこっそりやり続ける。でも合法な方がいい」これが正直な議論かも。
Morley in English @ikebukuro
つまり、公にディベートが許されないトピックだからこそ、あらゆるカルト的な思考や我田引水の論者がそこに飛び込んで、一種の「思考詐欺」を働けるフリー・ゾーンが出現しているような気がする。反対に堂々と議論できるようになれば、基本リテラシーは上がるから、思考のぼったくりをしにくくなる。
Morley in English @ikebukuro
90年代後半にレイブに造詣の深い人物から「モーリーさん、みんなあんたに日本のティモシー・リアリーになってほしがっているんだよ。おれの周りがそう言ってる!」みたいなことを言われたことがあって、最大限に拒絶したことも。気持ちはわかるけどね。
Morley in English @ikebukuro
ただ、テレンス・マッケンナと連続インタビューをしてシャーマンと植物の関係性、近代文明への反省を語らったということと、モーリーが新たなジャパン・サイケデリック世代のエヴァンジェリストという等号は、短絡している。やっぱりパッパラパーな人が発想することだよ、それは。
残りを読む(8)

コメント

@Friday666 2010年6月4日
誰かは知らないけど、こういうある程度、経験を積んだ人の発言には重みがあるなあ #taima
岸岡邦雄 @kspowerposition 2010年6月5日
http://i-morley.com/blog/のモーリーさん。博学すぎます。この人のポッドキャスト聞いたら、世界の見方が変わりますよ。たまに毒舌ですが!?
wooweewoo @wooweewoo 2010年11月5日
imorleyさんの強みは大麻その他が身近にあって、それについて話をする環境をよく知ってることなんだろうな。で、おなじ環境にいてもぜんぜん違うところにいく人もいるだろうけど、この思考の粘り強さとか慎重さとかに共感。たんに経験の多い少ないじゃない。