モーリーさんの日本ドラッグ問題への現在の見解。
ドラッグをやって別世界が見える事は、事実だと思う。しかも大なり小なり、死のリスクも伴う形で。自分と向き合うことだから、厳かな儀式かな?やっぱり。友達がやるから自分もやってみた、といった気軽さは推奨したいものではない。
2010-06-04 06:49:39直接関係ないかもしれないけど、ジミヘンのようなすごいギタリストがいたとして、「おれもギターなら弾けるよ。貸して」と素人の誰かがステージに上った場合を想像してほしい。むごいでしょ?ぼうの中では「ドラッグは新しい世界を提供してくれる」という考え方はその次元に映っています。
2010-06-04 06:51:05ジミヘンの変死がドラッグによるものではなく、彼がアメリカの若者の意識を覚醒させることを危惧したアメリカの当局が仕組んだ暗殺だった、とする「伝説」が80年代のアメリカで根強くあった。でも、やっぱりヘロインのオーバー・ドースによるものだったんだと思うよ。
2010-06-04 06:52:52そしてジミヘンはLSDやヘロインで体感した世界を(きっと)表現に活用していたけど、まず最初に自分の音をすでに持っていた。薬を入れなければまったく違う方向で、彼のバッズは開花していただろう。
2010-06-04 06:54:00で、その後ジミヘンの伝説に沿ってハードドラッグを入れてギターをかき鳴らし、フィードバックさせた若者がどれほど後を絶たなかったのだろうか?その99.9パーセントは駄作しかもたらしていない、との厳しい判定。
2010-06-04 06:54:52これからアナログ・シンセ音ぶりぶりの楽曲をレコーディング開始するんだけど、「おれの音をドラッグ入れて聞くとすごいぞ!」的なアジテーションも片方でしたら、おもしろいと思う。けど、本当に薬を入れて踊ってくれている人が大勢いたら、自分が一番最初に飽きちゃうと思うんだよね。
2010-06-04 06:56:32自分が影響を受けたジョン・ケイジもおそらく私生活は狂っていただろうし、シンセの始祖たるシュトックハウゼンは生涯すごく狂った発言や放言を繰り返していた。でもそのパフォーマンスや伝説がなくても、電子音のおもしろさは残るものなのだ。ということを長年かけて知った。
2010-06-04 06:57:57最終的な結論として、今の日本の元気の無さを「大麻で解決できる」とは思えない。また「みんながLSDをやればカタストロフィーが起きて覚醒する」とも思えない。地道な積み重ねでしか日本がにぎわうことはないだろう。でも、その可能性はあるとも思っている。期待しているんだ、自分にもみんなにも。
2010-06-04 06:59:40